- 2007.04.06 Friday
- 日記
かつて、ウルトラマンと共に戦ってきた防衛チームの何人かの隊長は答えをこう出した。「地球は我々人類の手で護る」「君達は見ていてくれ。あの怪獣は私たちの手で倒す」、ウルトラマンからの自立がその答えだった。しかし、自立は答えではなかった。その先にある共存こそがその答えだったのだ。
ウルトラマンの集大成とも言えるメビウスが最終回を迎えました。強豪怪獣が復活する中、シリーズの最後を〆たのが伝説の宇宙人ことエンペラー星人。かつて一人でウルトラ一族の軍勢と互角以上に渡り合った暗黒皇帝、これを期に宇宙警備隊が設立されたと言う始祖の凶悪宇宙人。設定だけでその名は知られていましたが、ついにメビウスで地球に光臨。その設定に負けない力で地球を蹂躙しました。しかし、メビウスとGUYSクルーが合体し誕生したメビウスフェニックスブレイブの手により光へ昇華、ウルトラマンが何人挑んでも勝てなかったエンペラー星人は独りの若きウルトラマンと人類の手により葬られました。
数十年前の出会いからどれぐらい経ったのか、初代ウルトラマンがハヤタという地球人と合体し地球人の素晴らしさを知った時から、人類の中にある強い力を知ったのかもしれない。ウルトラマンの力では何人集まっても叶わなかった強敵を人類の力を合わせることで倒せた。この答えには意味があると思うんですよ。
昭和に連なった初の平成ウルトラマンであるメビウス。特撮の金字塔ともいえる伝説が問いかけたものに、納得できる答えを出したメビウススタッフには敬意を。80やレオの客演エピソードはそれぞれのシリーズの完結話として見ても素晴らしい物でした。
……しかしゾフィー兄さん、他のウルトラマン達が太陽の異常黒点除去、地球ではエンペラー星人に立ち向かったザ・ムシャーやヒカリが玉砕する中で勝ちが決まってから援護に来るのはスゲエと思った。いやまあ最後のサコミズ隊長との合体にも意味はあるけどさ、それにしてももう少し早く来てくれれば……頭に火ぃ点けられてアタフタするだけか。
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