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日々雑談〜1581〜

 本日より、iTunesのアプリとしてMarvel Global Comicsの配信が始まりました。内容としては、フランス語やドイツ語や中国語のような非英語圏の言語に合わせて電子書籍を配信するよ!というアプリです。何がとんでもないことかと言いますと……。
 日本語も、対象言語です。
 つまり、iPadやiPhoneのようなiTunesに対応した機種があれば、あっさりさっくりと、日本語化されたアメコミを読むことが出来ます。支払いはコンビニで売ってるiTuneカードでも買ってくればOK。く、黒船が来たぞー!
 肝心のラインナップですが、まだ始まったばかりなので、少数です。しかしながら、格ゲーを通しサノスの名を知らしめたインフィニティガントレット、現在メインキャラとなっているレッドハルク生誕のハルク誌、そしてついこの間、大好きアピールをしまくったばかりのFear Itselfも! まさしく、かゆいところに手が届くラインナップ。アベンジャーズが多すぎてどうしょうもない→リストラして再編しよう回(アベンジャーズ:1998年 四巻)も載ってるよ! リストラ回、記念誌に90年代代表で収録されるぐらいにオモロイよ!
 なお、具体的な内容ですが、日本語自体はエキサイトよりちょっといいかなーぐらいです。あくまで、最低限訳しただけの代物。Marvelよりアメコミが直で日本語配信され、現行の邦訳本の必要性が薄れるのでは……とも心配していましたが、逆に今では、その必要性を深く感じています。英語を訳し、内容を把握した上で、コミックスのフキダシや展開に合わせた日本をチョイスしていく。ハッキリ言ってしまえば、手間が桁違いです。他にも資料や事典のような気遣いもついてくるので、読み物としての練度でしたら、現行の邦訳の方が遥かに高いです。
 だからと言ってMarvel Global Comicsがダメなのかと聞かれれば、それにはハッキリとNOを。電子書籍で買える手軽さ、おそらく現行邦訳誌では手が回らないであろうラインナップ、そして1話200円という安さ。おそらく、1シリーズのメインストーリーを全部Marvel Global Comicsで買った場合、現行の邦訳の半額近くになるでしょう。ただし、さっきも言った通り、クオリティは値段相応です。
 極端な表現ですが、レストランとファストフード店は共存できますからね。用途に合わせて、両方を使い分けていけばいい。個人的には、同じ作品を訳したものがあったとしたら、多少高めでも現行邦訳本をオススメします。ですがMarvel Global Comicsにも、自分が重視する気軽さへの可能性が沢山内包されております。

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