- 2013.04.03 Wednesday
- 日記 > 日々雑談
昨日は、10時ぐらいに寝落ちしてました。管理者にSOSを届ける余裕すら無かった……。睡眠は大事です。一昨日無茶したツケが、こんな形で来るとは。
ディズニーによるゲーム賛歌にして悪役賛歌、シュガー・ラッシュを観て来ました。ゲーム版トイ・ストーリーと呼んでも、差し支えない内容。人間の目の届かないところで、時折人間以上に活き活きと楽しみ苦しみ悩む、ゲームキャラたち。ラルフが長年抱え続けた悪役のジレンマ、悪役よりも更に立場が危ういバグキャラであるヴァネロペのひたむきさ、善人であってもヒーローだからこそ問題の原因が分からなかったフェリックスの無知、思わぬ出会いとトラブルにより先に進むことができたカルホーン軍曹の一歩。どれもが人間よりも、人間臭い。
シナリオも、伏線を散りばめながら、飽きさせないシーンを所々に挿入して大団円へと、非常に優秀な造りです。伏線の一つであるあの単語、作中初めて口にしたキャラがあの人だったせいで、中盤までネタだと思ってましたよ!w
そして当然、多数のゲームキャラとゲームネタのラッシュも。一回じゃわからないどころか、おそらくDVD買ってスローで観て、ようやく分かるようなネタの数々。うん! 俺分かったんで大爆笑だったけど、場内の子供たち困ってたよ! キャラクターのチラつきとか、ロムカセットでない今日び、見るのすら難しいよ!
確かにレトロゲーマー向けのディープなネタは沢山ありましたが、だからといって対象年齢高めというわけではないです。今までの層を逃さず、今までの作品では手の届きにくかった層を新たにゲットする。レトロなネタは分からなくても、上映中至る所で子供の笑いは起きてましたからね。決して子供置いてけぼりではない。
全年齢対象と言っても、全年齢の心に訴えかけるのは難しい。シュガー・ラッシュは、そんな難しさを叶えた作品でした。
以下、ちょっとだけネタバレな発言なので、隠しておきます。たったの、一文ですけど。
黒幕の誰よりも目立ちたいという欲望も、ある意味人間臭さですよね。
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