- 2011.10.02 Sunday
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あれだけシビルウォーを薦めていて、まず読んだのはキャプテン・アメリカの邦訳本二冊が先ってどういうことさ。
そんな感じでキャプテン・アメリカ:ニューディールとキャプテン・アメリカ:ウィンター・ソルジャーを現在読んでおります。両方共、変なコスチュームを着た愛国者のイメージを覆すには、十分な力作だのう。
キャプテン・アメリカ:ニューディール
「約一年後とはいえ、コレをアメリカで出したってだけでスゲエよ」(管理者:談)
911の直後、彼は瓦礫の山にいた。
七ヶ月後アメリカ郊外の田舎町、センタービルをテロリストが占拠。キャプテン・アメリカはテロとの戦いに身を投じる。自らの戦う理由、アメリカの正義、テロリストの心情。彼が最後に辿り着いたのは、かつて第二次大戦末期、無意味に生命が燃やされた街、ドレスデンだった。
一般市民であるスパイダーマンでもなく、割り切れるトニー・スタークでもなく、怒りで全てを打ち壊せるハルクでもなく、神であるソーでもなく、テロと対峙することになったのは、第二次大戦の一兵卒であるキャプテン・アメリカだった。スーパーヴィラン存在しない話なのに、現れた黒幕をキャップはモンスターと呼んだ。
爽快感は薄いものの、読み応えがある一冊です。正直、この間の「スーパーマンアメリカ市民権を放棄!」という一発ネタより、数倍マシでマトモですよ!? ひたすら本を何度も熟読したい人に、オススメです。
キャプテン・アメリカ:ウィンターソルジャー
宿敵レッドスカルが殺され、彼が手にしていた世界を変える立方体、コズミックキューブが盗まれた。レッドスカルの配下が暴走を始め、世界が急激に変わろうとする中、キャプテン・アメリカは過去にいた。第二次大戦の夢、相棒であったバッキーが死ぬ、現実とは違う夢に。
揺らぐ過去の現実。キャップの名を借りていた者の墓を壊し、バッキーの代理であった者を殺し、キャップを挑発する謎の存在。やがて名が浮上する、伝説の殺し屋ウィンター・ソルジャー。過去を振り切り、捜査を進め現れた真実は、悪夢をも超える、最悪の現実だった。
アメコミの見本のような一冊です。大戦時に名を馳せたヒーローチーム、インベーダーズ(ネイモア、初代ヒューマン・トーチ所属)だけでなく、親友であるアイアンマンや、もう一人のサイドキックことファルコンも登場。アクションに話の重厚さにページの厚みと、初見の方や人に勧めるのに、これほどいい本も早々無いかと。そしておそらく、最も映画キャプテン・アメリカ準拠な本。
頭をキャップ漬けにしたい時期には、ちょうどいい二冊でした。そしてFate/ZEROのアニメを見て型月漬けにもすることで、冬コミに向けてのネタが浮かぶわけですよ。これで、冬コミも保険も全てダメだったら、お笑いだけどな!
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