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日々雑談〜753〜

 今日中には届かないと思っていた、JOKERとラバーズ&マッドメンのWジョーカー邦訳版が夕方着。なにせ発送されたのが、堺のアマゾン倉庫だからな。何時もだったら、千葉の倉庫からなのに。やはりこれも、震災の影響だろうか。
 もし影響があったとしても、現状手元に届いているっていうのは強いわな。流石のアマゾンと言うしかねえわ。


JOKERのあらすじ:アーカムから突如解放されたジョーカー。偶然彼に付き従うことになったチンケなチンピラの目線で描く、狂気と混沌の物語。

 ジョーカーが失った権力を取り戻すお話なので、バットマン殆ど出てきません。むしろペンギンやキラークロックのような、ヴィランが多く出る話。それにしても、最近の邦訳本、トゥーフェイスはジョーカーと絡むたびにヒデえ目にあってるな! アーカム・アサイラムの時はションベン漏らしてたし。
 全編リアル志向の絵柄なので、切実に残酷です。キラークロックが、皮膚の色がちょっと違うだけの、大柄な巨漢にしか見えねえ。恐竜帝国ばりのイメージが強かったので意外。


ラバーズ&マッドメンのあらすじ:「私は何をしたんだ?」「あなたは弱者を守ると誓っておきながら、悪意の塊を世に解き放った。あなたが殺した死者が、さらなる死をもたらしているのです」 ジョーカー生誕秘話の一つ。バットマンの妥協が、月下の幽鬼を生んでしまったのだ――。

 数多くのジョーカーオリジンの一編です。バットマンどころか、本人もあずかり知らぬ過去なので、正史とかそういうのは無しで。あえて言うなら、どのオリジンも本物。
 バットマンになってから10ヶ月後の話なので、ブルースも若いです。自分へのご褒美なんて発言、今のブルースじゃ考えられねえ。バットマンの命の価値観や、不殺主義の意味を理解するに、一番相応しい本かも。ジョーカー生誕にして、バットマンの基礎が出来たエピソードでもあるということで。この二人、やはりコインの表と裏なのか。


 同時発売で同じ主人公の本なのに、それ以外はあんまり共通点が無いというのもスゲエ話だ。ジョーカーとバットマンを除けば、両方の作品に出ているのはハーレイ・クインぐらい。JOKERでは扇情的な情婦として活躍、そしてラバーズでは思いもよらぬ登場の仕方をしてますぜ。

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