絶望した！　拳闘に絶望した！！

• 2006.08.03 Thursday
• 日記

素人でもわかる八百長試合、それが今日の試合の感想。それ以上でもそれ以下でもない。
相手選手の買収までは分からないが、判定がおかしいことは素人目にもはっきりと分かった。ダウンを取られ、顔を腫らされても勝てる。ボクシングのストイックさと神聖さは今日死んだ。高い視聴率を得るということは多くの衆目の目にさらされる事、拳闘の死は多くの人に看取られました。
俺はボクシングファンではないけど、格闘技のファンとして見ていて悲しくなった。こうまでしないと日本人は王者になれないのか、こうまでしても神輿をつくりあげたいのか、プライドを売ってまでも関係者はジャンルの隆盛を望むのか……新日本プロレスで行われた曙ＶＳブロック・レズナーのＩＷＧＰ戦、曙のスタミナがプロレスの長丁場に耐えられる筈も無く試合はビックマッチのメインイベントとしてはクソと言い切れる形で終わった。その試合を褒めるファンは当然いないが、なぜか社長以下フロントは名勝負として絶賛していた。その絶賛を聞いた時に真正直に気持ち悪いと思った。メインがクソ試合だったという現実を見ずに選手を賞賛するプロレス関係者、あきらかにおかしい判定だったのにそれを見ずに新チャンピオン誕生を祝福するボクシング関係者、彼らはスターを無理やり作ろうとしている。そんな彼らの思惑は容易に透け、視聴者の目に彼らは気持ち悪い存在として映る。問題は彼らの前にその気持ち悪さを指摘できる鏡が無いことだ。

今日、日本ボクシングは死んだ。真面目にボクシングに取り組んでいる皆さんの無念は相当なものだろう。八百長のイメージが全国のお茶の間に植えつけられたのだから。
長い目で見れば今日がボクシング業界の下り坂の始まりなのかもしれない

ＰＳ
実は亀田選手の必殺技は順逆自在の術かクロノスチェンジなんですよ！　仕掛ける相手が相手選手でなく審判なだけで。

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