邪神邂逅-第九話あとがき
ついにこの話の根元となったアンリ=カルロック戦に決着がつきました。
区切りと言う事でとりあえず真面目なプロフィールを
アンリ=カルロック
『病原大公』
『意思を持った生物兵器』
現第五死徒ORTに瞬殺されたと言われてた男。
外見はせいぜい二十台後半だが、実は千年超過クラスの古参死徒の一人でもある。
他の古参死徒に比べて若く見える理由は特性の薬を服用しており、それにより若い外見と老いない力を薄氷のバランスで維持していた。
元々学者系の幅の広い天才だったらしく、中世のレベルが高い魔道や錬金術はもちろんの事、呪術にも南米到達前に軽く手を染めていたらしい。
その中でも医療技術と演奏技術は特に長けており、その多大な知識の上に最強の能力である音波微生物支配は成り立っている。
なお本来は目的により楽器を使い分けていたらしく、ネズミ等の小動物を操る笛や広範囲を目的とした管楽器等も出すことができるとか。
ただ使用しなかったところから実はシエルとの戦闘時には完全なる復活はしていなかったと言う仮説も成り立つ。
最後の隠し玉であった素手での自己流戦闘術は凄まじい錬度を誇り、まさに数千年の結晶と化している。
なお本来の格闘ベースに加えてメキシコでルチャリブレも学んだ様で、ローリングソバット等の跳び技やルチャ式の関節技を多用していた。
性格はややこしく、自分に危害を加えるものには外道の一面を見せているが、恩を受けたものにはそれなりの温情を見せている辺りは結構微妙な性格のようだ。
少しウラネタとしてはアンリの名称の由来でしょう、これは昆虫記の著者であるファーブルの本名アンリ=ファーブルから取りました。
問題としてはまさかFateで同じ通称のアンリ=マユが出てくるとは思わなかったため少々ややこしくなった事。
あと策略をめぐらせ薬物知識に長ける所は、ほうき少女マジカルアンバーにも少々似ています。
ただアンバーはBC兵器を使わないと一応公言しているため、能力がBC兵器並みのアンリとはそこが差といえば差です。
まあ口調はともかくもともとサイケなキャラなので再登場の機会もあるかもしれません(……死んじゃいましたが)