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アーカイブ: 2010/09

特別編 完全読解 タスクマスター

 前に書いた簡易版はこちらです。


 タスクマスター(TaskMaster)で画像を検索すると、二種類出てくる。

従来版

UDON版

 別人というわけではなく、同一人物。上のが1980年デビュー以来の格好、下の格好は近年リファインされた格好である。話によって、格好はコロコロ変わる。骸骨顔もタイツもあくまで衣装だからね! なお、下の衣装をデザインしたのはカプコン関連のイラストで日本でも名の知れたクリエーターチーム、UDONである。


 能力は相手の体術の完全コピー。見ただけで習得、実際目にしなくても、TVやビデオを見るだけで習得可能。行き過ぎた映像記憶能力。写真をそのまま記憶するような、実在の映像記憶能力者と同じようなことも出来る。能力を利用して、様々なヒーローやヴィランの技術を完コピ。ブラックナイトの剣技にキャプテン・アメリカのシールド技能にデアデビルの棒術と、一人技のデパート状態。なお、技を覚え研究することにより、敵の弱点を見ぬくことも出来る。
 この能力は生まれつきな為、学生時代はTVスターや一流スポーツ選手を真似して一躍学園のヒーローに。新体操部の生徒の動きを即座に真似して度肝を抜いたりも。同級生としては、鍛えた成果をそのまま持って行かれるのだから、たまったもんじゃない。
 装備は多彩。どんな武器でも使いこなす。一応乗り物として、未来的な空飛ぶバイクを所持している。老人達にリンチにあった時、脱出用の乗り物として大活躍してくれた。リンチに関しては、後述で。


 上記能力をさらに発展させたのが、育成技能。自分の持っている技術を、あますことなく他人に伝えることができる。キャプテン・アメリカが政府に離反した時、代わりのキャプテン・アメリカを作るプロジェクトに招聘されたことも。結果、キャプテン・アメリカと遜色劣らないUSエージェントというヒーローを作ることに成功した。Marvel VS STREET FIGHTERの黒いキャプテン・アメリカと言えば、思い出す人もいるのでは。
 このUSエージェント、本物のキャップに比べて粗野、そして不遇。USAにちなんだ名前なのに、カナダや中国へよく飛ばされる。本人もカナダのヒーローチームに入った時は、しまらない話だとボヤいていた。現在は片手片足を失い、車椅子姿で刑務所に収容されている。どんだけだよ。


 先天的な能力者だが、ミュータントの類ではなく普通の人間。だがその能力はミュータントに全く劣っていない。事実、社会的価値がミュータント>>人間な世界観であるハウス・オブ・Mの世界では、ミュータントのフリをしていた。結局最後は戦闘に敗北してバレたものの、皆タスクマスターがミュータントであることを疑っていなかった。
 マーベル世界でも屈指のテクニシャンと認識されているようで、公式設定でもファンの評価でも戦闘技術だけは激高。他の能力値低すぎ!という意見もあるだろうが、あくまで生身の人間なので。戦闘技術だけで、ミュータントのふりを貫き通せたというのを評価していただければ何より。
 実はデアデビルやスパイダーマンにキャプテン・アメリカのような技巧派ヒーローでさえ、戦闘技術のMAX値には到達していない。まあ、既にこの三人の技は、タスクマスターに盗まれているのだが。同じ戦闘技術MAXの女忍者エレクトラもタスクマスターに技を持って行かれてしまった。この男、限界を突破している疑いがある。
 なお、某赤タイツも戦闘技術がMAXだったり。と言うより、コイツは逆に能力値が凄まじすぎる。


 人間関係は意外に多彩。傭兵仲間のコンストリクターやデッドプールとは長い付き合いがあり、キャプテン・アメリカやスパイダーマンは好敵手。
 一番縁が深いのは、職業秘書のサンディだろう。なにせ一時期は、プレゼントを贈り合い、骸骨マスクの秘密も明かすという、恋人同士としか言いようのない関係だった。今は少し距離を置いているが、二人の縁は深い。

タスクマスター&サンディ

 サンディに紹介され、エージェントXが社長を務めるAgencyXに入り浸っていたこともある。かつてはデッドプールやボブもよく入り浸っていた、中々にカオスな会社である。まあ、エージェントXすなわちデッドプールの模造品みたいな物なので、しょうがない。

みんななかよし!



 以下、オリジンと最近のエピソードについて。最初の頃のエピソードは資料がない為、多少はしょり気味。

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日々雑談〜590〜

 ちょっと待て。管理者の知識欲が止まらないせいで、タスクマスターの情報量がエラいことになっている。この情報を沢山載せるとなると、対談形式は止めて、当然新しい記事としてアップして……。情報収集は管理者に任せて、俺はチームアップの作業に邁進しよう。
 明日中に何とか出来ればいいんだけど、いかんせんタスキーが予想外の大仕事に……。


 ちょっとだけ、タスクマスターの歴史を先行公開。 

 高校卒業後、進路に悩む。
「ヒーローになるかなー。あ、でも、ヴィランの方が儲けが良さそうだな」 
 こうして彼は、悪役になった。

「よく考えて見れば、ヒーローと戦うのは危険な仕事だな。儲けた金を元手に、もっと安全な仕事を探してみるか。そうだ! コーチ業なんかどうだろうか」
 鬼コーチ、タスクマスター誕生の瞬間である。

「む? 10億ドルの賞金首だと? こいつは見逃せないな! 何々、名前はタスクマスターって、俺!?」
 最近、色々知りすぎたせいで、様々な組織の連名で計10億ドルの賞金がかけられることに。デッドプールやコンストリクターと言った、傭兵仲間に知られぬことを願っている。あいつら、絶対笑顔で殺しにかかってくる。


 デッドプールに比べればマシだけど、タスクマスターも相当にアレな人だと思うの。

日々雑談〜589〜

 蒼天航路で夏侯淵が死んだ時の四天王の慟哭と、老いた曹操が見せた激憤。あの、たまらないまでの遣る瀬無さ。今日聞いた、アイマスファンの慟哭はそんな遣る瀬無さとダブった。
 という訳で、WEB拍手返信です。


>変な電波いっぱい送っておきます。空白の一年間をぜひ!

 仮面ライダージョーカーとして戦う翔太郎。連戦で傷つく翔太郎が見つけたのは、必要以上に痛めつけられたメモリ犯罪者。“Wの後継者”を名乗る何者かにより行われる、苛烈な私刑。翔太郎は仮面ライダーの名を汚す相手に、一人立ち向かう!
 というところまで考えました。もう少し頑張れば、なんとかなりそうです。


>ミック様>3人がかりであったとして、スカルの場合:Wルナトリガーの弾幕とアクセルトライアルで追い詰めればなんとか歴戦の銃撃かシンバルキックが当たるんじゃ…。エターナルが味方の場合:ゾーンでの回避に専念するも追いつかれ、胸をぶち抜かれた瞬間にスミロドンの腕を体で固定し「俺ごとやれ、仮面ライダー!」→「これが、死か…」一応撃破可能?

 エターナルさんの死に様が感動的すぎるぜ! スカルの場合、単体でもミック様をなんとかできそうな気がするのは何故だろうか。スペックを凌駕する、鳴海壮吉という男への安心感。元祖ハードボイルドは伊達じゃない。


>>ダ・ブル ダブル ダッブルー♪ オーメダルの組み合わせはサイクロン!ジョーカー!エクストリーム!の3枚ですね。

 Wにおける三つがけの変身は、サイクロンジョーカーエクストリームだけなのでそれがベストかも。最も、二つがけがたんまりのWも、二つがけの時点で珍しかったり。来年のライダーは、まさか四つがけ?


>照井の耐性は精神系に対するモノらしいから(恐らく)脳(肉体)に影響を与えるライアーやパペティアは除外しても良い気がする。ユートピアの攻撃は攻撃を受けたと錯覚させる? 錯覚でも火傷は負うしそれなら照井の復帰が早かった理由も一応付くかな・・・? 精神と脳の関係がいまいち不鮮明なので何とも言えませんが。 耐性有るのにダメージ受けたのは許容量オーバーかな(ユートピアが他人から吸い取った精神エネルギーを使っているならキャパはテラー以上だろうし)

 照井さんに関しては、「頑丈だから」が一番楽な解釈のような気がしてきた……。生身でもエンジンブレードをなんとか実戦で使えるようになったし、照井さんの肉体的なポテンシャルはずば抜けてる。そりゃシュラウドも、中々諦めきれんわな。


>オーズの感想、ぜひやってください。龍騎・電王・シンケンの靖子にゃんが脚本ですし、他のスタッフを見てもいい物になる予感がしますよ。

 W乾燥に比べ規模は縮小しましたが、オーズ感想も、やれるとこまでやってみることにしました。今のところ、結構好感触なので、このペースならば続けられそう。まだキャラがあんま立ってないせいで、冒頭の小ネタが難しいけど。まあ、序盤悩んだのは、ディケイドもWも一緒か。


>仮面ライダーオーズ、主人公の初登場が全裸にパンツのみだった件について、斬鬼さんと霧彦さんに意見を伺いたいです。

霧彦「パンツ一丁なんてありえないですよね」
斬鬼「まったくだ」

 何も間違ったことは言っていないのに、この二人が口にすると真逆の意味として捉えるしかない。パンツを履くことでさえ惰弱、そう言ってるようにしか聞こえない。男は黙って一本勝負!


>レス不要のチェッカーがついたんですね。

 時たま、私信らしき物や、返信不要と書いてあるのもあったので。WEB拍手の新機能ということで、使わせていただきました。


>拍手御礼マーベル編、デッドプールの台詞だけ「」に色がついてて見にくいです…

いいえ、彼はビルです。

運命の出会い

 このサイトと違い、お礼画面では色文字が使えるということで、原作を再現(デッドプールのフキダシは常に黄色)してみたのですが……。見難いんじゃ、ダメかなあ。ちょっと色々いじってみます。

日々雑談〜588〜

『仮面ライダー×仮面ライダー オーズ&ダブル feat.スカル MOVIE大戦CORE(コア)』

 スゲエ! あまりに破天荒なストーリーと、久々の井上敏樹。オーズ編、絶対に上手くまとまらねえ! 正直、ネガの世界レベルの物を劇場で見せつけられたら、涙出ると思う。逆の意味で。名誉挽回を期待するしかねえな、うん。
 WはどこまでもWだ。なんだかんだで、この状況まで持ち込んだ所長はスゲえ。


 そうか、三連休なのか。あんまりカレンダーと関係ない近況だから、今の今まで気付かなかった。それならば、何か用意したいところではあるが……。デッドプール チームアップ!の月姫編完結と、タスクマスターの紹介記事改稿が、リアルな落としどころか。
 タスクマスターの恋愛フラグや細かな状況まで調査してくれた管理者には恐れ入る。多分もう、管理者の方が詳しいぐらいに。いったい、タスクマスターの何がそこまで管理者を惹きつけたのか。
 ……まあ俺も、なんでデッドプールのことを、ここまで調べてきたんだろうな。何がそこまで、俺を惹きつけたのか。

日々雑談〜587〜

「そういや、今日からガンバライド新弾かー」
「そうか。俺がギャレンを手に入れる日が来たってことだな!」
 いやー流石に無理だろ。いくら隠れギャレンファンの力があっても、一週間でギャレンのモデリング完成は無理だわ。管理者は無理難題をおっしゃる。
 まあ、昨日懸念した爆死レベルが、予想通りにいたんですけどね! バカヤロウ、テメエらのせいで、子供がじっくり遊べねえじゃねえか。あと管理者、俺は腹芸が出来ないと悩んでたけど、ああいう連中は顔に出して見下して、一向に構わんだろ。どうせ厚顔だ。


 マブカプ3の新規参戦は、カプコンがトロン・ボーンでMarvelがX−23か!



 うーむ、ある意味予想外だ。ぶっちゃけ、彼女ウルヴァリンのクローンなので、ウルヴァリンと動きとか被りそうだし。ウルヴァリン、デッドプール、X−23、ウェポンX計画の関係者が続々と集まっております。そういやキャプテン・アメリカ(ウェポン機砲癲一応関係者か。多いな、関係者!
 そういえば、ちょっと前のリークで、X−23と共に名前が載ってたのはシーハルクとタスクマスターだったな。もしもの時のために、タスクマスターの紹介記事、加筆しておくか……?

日々雑談〜586〜

 そうか、明日からガンバライド001弾か。とりあえず、子供をガン無視して連コインしてる大人は、商売目的だろうがコレクターだろうが、爆発すればいいのに。新弾が出る度に、そういう連中を目撃するんだよなあ……。


 現在、サークルの今後について管理者と相談中。存続とかそういうのではなく、今後どんな方針で行こうかみたいな話。今日は長く話していたせいで、こんな時間に……。半分くらい、スパイダーマンやギャレンの話をしていたような気がするけど、それはさて置き。
 そういや静岡の1/1ガンダム。あれ撮影するの、どんな天気の時がいいんだろうか? 管理者は普通に晴れ押しなんだけど、俺は雨が降っている時の方が、風情があっていいと思う。なんにせよ、わからんなあ。お台場の記憶だけじゃ判別できんよ。

日々雑談〜585〜

 冷静に考えりゃ、月姫はもう古典の部類に入りかねないゲームであることに気がついた。リメイクより何より、まず月箱の再販を……。
 やり始めたものはしょうがない。たとえ感想がなくても、行けるところまで行ってやらあ!


 そういや、ガンバライドで「ガンバライドに出て欲しいライダー」のアンケートやってたんだよな。クウガのアルティメットやアギトのシャイニングに龍騎のサバイブに響鬼さんの装甲響鬼と、出てない最強形態辺りが選ばれるんじゃないですかーってなんじゃこりゃぁぁぁぁ!
 超クライマックスフォームは分かる。むしろ電王優遇の中で、ここまで出てなかったのが不思議なくらい。多分予定調和的なオチでコイツが採用されるんだろうなーと思ってた。
 そんな俺の安易な予想を打ち砕いたのは、仮面ライダーギャレン……! 新生シリーズの記念アンケートで5年前のライダーがTOPってワケわかんねえ。わざわざ、旬の超クライマックスと並べるんだから、よっぽど票が集まったんだろうなあ。
 管理者の「隠れキリシタンのごとく、隠れギャレンファンは至る所に存在している」という話がマジだったとしか思えない。つまりこの流れ、島原の乱みたいなもんか。


 ……俺、キックホッパー応援してたんだけどなあ。矢車枠でザビーと争って、ホッパー枠&地獄兄弟枠でパンチホッパーと争って、票を分けちゃったんだろうなあ。まあいいや、橘さんが出たら名護さんとでも組ませよう。
 橘&名護コンビの衝撃。それは、ガンバライドの筐体が突如爆散しても、何らおかしくないぐらいのインパクト!

仮面ライダーOOO(オーズ) 2話 感想

〜オーズ視聴中〜

モモタロス「ほぉ〜コイツが新しいライダーか」

キンタロス「中々、力強いのお。あんなデカいのと単身戦うとは」

リュウタロス「たかーとらーばったー! たとばー!」

ウラタロス「おや? あのアンクって怪人、人に取り憑いたよ。まるでボクら、イマジンみたいだね」

モモタロス「ああん? ちげーだろ。緊急手段で瀕死の人間に取り憑くのは、イマジンって言うよりウルトラマ(ガシィ!

〜しばらくお待ち下さい〜

ウラタロス「……なんにせよ、いつかオーズと共演できるといいね」

キンタロス「おう! 超電王シリーズもある分、可能性は高いでえ」

リュウタロス「あれ? 黒服さんに連れていかれたモモちゃんの代わりに人形が置いてあるー。代理? これって代理?」

ソフビモモタロス「……」(当然無言)


 一回、イマジン四人でのネタというのもやってみたくて。
 それにしても、いきなり刑事さんに取り憑いたアンクって、マジでイマジンみたいッスよね!(必死に) 現時点、しょうがねえなと言いつつ、なんだかんだでコインへの執着以外はマシなアンク。アンクが取り憑いてなかったら刑事さんは死んでただろうし、今のところ結果オーライ。あと、アイスキャンディーによる、ヤミーとグリードに関しての説明は分かりやすかったです。才気走るだけのキャラじゃあ、ああいう分かりやすさは無理。やっぱこの人、妙に人間臭いな。


 なるほど、カンドロイドはワンオフではなく常に多で運用する設定なのか。自動販売機からバイクへと変形するライドベンダーね、ベースマシンがホンダのシャドウなのはいいなあ。憧れるぜ。隊員への支給用バイクに、アメリカンが適しているのかはさて置いて。アメリカンって、色々扱い難いんスよ……。
 俺のバイク趣味はさて置いて。ストーリーには嘗てのライダーの匂いを感じさせる部分が多いものの、アイテムに関してのオーズは間違いなく独創的。ライドベンダーもカンドロイドも、コインという主題を活かそうと努力した形跡だよな。なにせ自動販売機にはコインが付きものだ。剣にメダルを入れるメダジャリバーも面白い。必殺技がある意味有料なのも。


 ひょっとして、パンツを主題としたオーズのこと。To LOVEるや赤松作品の感想レベルで、パンツという単語が乱舞する感想になるのでは!?と心配していたものの、第二話でパンツはなりを潜めたというオチ。だが俺は信じている、今後またパンツ乱舞となることを! そらのおとしものー!
 少し真面目に解説すると、オーズに置いてのパンツは“持たざる者にとっての最低限の持ち物”ってことなのかなと。自らの命でさえ交渉の材料にする者にとっての、最後の拠り所。でもこの解釈だと、どう考えてもパワーアップ時にパンツ脱ぎ捨てるとしか思えない。なんだ、結局感想はパンツ乱舞じゃないか。


 パンツ人間の映司に、グリードなアンクに、兄がいきなりパンクになったことをスルーできる器量の比奈。喜ぶのもわかるけど、ちったあツッコめよ!
 この三人が集うラストシーンを見て思ったことは! この番組、早急に汎用ツッコミキャラが必要だわ。現状、ボケしかいねえ。

日々雑談〜584〜

「前編ってことは後編もあるのか。後編はどんな感じだ?」
「さあ? あんま考えてねえや」
「え?」
「ん?」
 管理者、あのやり取りは半分冗談だ。そして半分本気だ。後編、どうしよう……。
 という訳で、デッドプール チームアップ! 月姫編開始。今の時代にあえて月姫! メルブラではなく、あえて月姫とかワケ分からん。いや、書いたの俺だけどさ。
 一応、月姫なんでメルブラのキャラは出ません。アポカリプス対G秋葉とか死ぬほど書きたいけど、それは色々マズイだろと。元ネタ対悪ふざけじゃねえか。


 東方編とFate編は、同人誌のネタが浮かばない時の保険に……いや、待て待て。

デッドプール チームアップ! 月姫 前編

 デッドプールは頭を抱えていた。
「チクショウ、なんてこった。金がねえ。財布がスッカラカン……いっそ綿でも無理に詰めて、熊のぬいぐるみでも作るか。これぞ名付けてデッドのプーさん。このプーさんを切っ掛けにして、キャラクタービジネスに挑戦。やがて夢のデッドプールランド建設。大丈夫、あの会社だって最初は一匹のネズミから始まったんだ。熊から始まったってなんらおかしくない。ポルナレフランドには負けないぜ!」
 椅子から立ち上がるデッドプール。希望に燃える様を一瞬だけ見せてから、
「ダメだな。ダメ。今のマーベルの手綱を握っているのは、ネズ公だった。あのミッキーなんチャラが、デッドのプーさんを許すわけがねえ」
 再び席について、頭を抱えた。つい先日、マーベルコミックスはウォルト・ディズニー・カンパニーに買収された。いくら最強無敵のデッドプールでも、あのネズミには逆らえない。
「ギター買ったのが間違いだったなあ」
 デッドプールの足元に、ネックの折れたエレキギターが転がっていた。
「今の部員が卒業するって聞いたから、ギターの後釜として、軽音楽部に入部しようと思ったのに。まったくまいった、高校生じゃなきゃダメというのは盲点だった。ひょっとして、キーボードならばもっと早く乗っ取れたのか……?」
 タクワンをボリボリと齧り、とんでもねえことを言い出すデッドプール。そもそも、高校生でなければ部活に入部できないというのは、盲点でもなんでもない。
「まあアレだ。オレは高校生じゃない、だから大人だ。大人は、稼ぎの手段をきちんと持っているのさ」
 デッドプールは使い込まれた手帳を取り出し、ぱらぱらとめくる。手帳に書かれているのは、数多の仕事だ。合法非合法問わず、金になる代わりに、危険な仕事ばかりが載っている。一流の傭兵だからこそ、受けられる依頼ばかりだ。
 ところで、手帳の宛名のところに“タスクマスター”と書いてあるのは何故だろうか。
「借りたの! タスキーから借りたの! まったく、人を疑っちゃいけないって、親から習わなかったのか。無断で借りただけで、盗人扱いされちゃあ、たまんないぜ」
 ぶつくさ文句を言いながら、デッドプールはページを捲る。すると、ちょうどいい仕事が目に止まった。
「こいつぁスゲエ。三食昼寝付きの警備員で、この値段かよ! 吸血鬼、もしくはカレー好きで無ければ、誰でも応募可能。当然オレは、吸血鬼じゃないし、別にアニメでパスタ食っても苦情は来ない。早速応募してみよう」
 上機嫌のデッドプールは、ためらうこと無く電話を手にした。
 しかし、忘れてはならない。この手帳に、オイシイ仕事はあっても、安全な仕事はないことを。報酬が高い=危険度も高いということなのだ。無慈悲なほど正確に比例している。
「おいおい、マジかよ。薬の被験体になれば、さらにボーナスアップだって? 天職過ぎて怖いぜ。期間限定なのが惜しい惜しい。えーと、連絡先はトオノさんちのコハクさんね」
 危険度の高さや、怪しさを気にするのは周回遅れの心配だ。ベテランの傭兵に取って、それは当たり前のこと。デッドプールは平気の平左で電話をかけた。


 ぞわっと、強烈な悪寒が体を襲う。わざわざ、左右をキョロキョロと確認してしまうぐらいの。
「なんだ、今の……?」
「どうしたの、志貴? 風邪? 志貴なのに?」
 一緒に歩いていたアルクェイドが、彼女なりの心配をする。
「人をバカ扱いしないでくれ……」
「えへへ、いつもの仕返しー」
「全く、お前ってやつは」
 可愛らしいあーぱー吸血鬼の頭をひょいっと小突く。おかげで悪寒を忘れ去ることができた。なぜこう、吸血鬼なのに、時たまアルクェイドは暖かいのか。
 ただまあ、志貴がここで悪寒をひしひしと感じて、何らかの対策を取っていれば、後の悲劇を回避することが出来たのだろうが。悪寒の元は、現在上機嫌で遠野家へと向かっていた。

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