日々雑談~1875~

 スポーツノンフィクション1964年のジャイアント馬場を購入。以前読んだ同著者の完本 1976年のアントニオ猪木がえらく面白かったので。
 すげえ雑に時系列を語ると、野球選手→日本プロレス入団→アメリカで活動→全日本プロレス創設。主にメインとなっているのは、序盤からアメリカでの活動。必然的に、昭和野球史や日米プロレス黎明期、アメリカにおけるカルチャー史や日本から見た格闘技史など、様々な分野文化が語られております。今見ると無茶苦茶な事があった時代なので、事実一つとってもエキサイティングすぎて超楽しい。
 一流のアスリートであり、最高のプロレスラーであった男の人生記。ホント、大きな人です……。

 いやーいいですね、今週のキン肉マン。バッファローマン対ガンマンの大型パワー対決。サンシャインとシングマンもこれに該当しますが、あの二人の対決は双方ギミック寄りの一面もあったので。バッファローマンとガンマンは、両方筋骨隆々な人型。さながら、バッファローマンの異名である“超人発電所“の元ネタとなった“人間発電所“ブルーノ・サンマルチノがトップを張っていた頃の、ニューヨーカーが好んだアメリカンプロレスのような風情。シングルマッチでこういう試合、キン肉マンの歴史でもあまり無いカードなんじゃないかな。王位争奪戦のバッファローマンVSマンモスマンは、かなり似ているけど。
 あと、ガンマンはマジで覚えていない傲岸不遜。サンシャインは記憶にあってもそれを留めない都合の良さ。両者の忘却には、結構な違いがあると思います。つーかサンシャイン、人間ジェロニモに負けた後、超人ジェロニモをギタギタにしているので、本人の中じゃある程度精算できているんじゃ無いかと。