日々雑談~2412~

 待って、この暑さでゆだった脳みそじゃ正常な判断が出来ないから。ホント、待って。

 こんなギブアップ宣言を出してしまうくらいに、いきなりのラッシュが続いた今年後半戦の一日目。プリキュアとDies iraeはまだわかっていたんだけど、鬼太郎は読めなかった……まさか、無いのが当たり前と思っていた“第一話より前の目玉おやじ”を持ってくるとは。鬼太郎は、鬼太郎が生まれて重病の父親が目玉のみになるところが話の始点だから、これより前の話はもとより無かったと言うか……。たぶん、水木先生もスルーと言うか、あまり必要性がなかったので考えてなかったポイントだと思う。盲点って、こういうことを言うんだなあ。何気に、常連組の枕返しのエピソードを、今までにない切り口でやってみせたってのもスゴいわ。

 暑さに負けず、俺も色々積み上げなければ。今日ほど、シリーズやエピソードの日進月歩を感じた日も、そうそう無いわ。
 

東方大魔境 血戦 幻想郷~3~

所変わって外の世界。
「ううむ、たしかこの辺りのハズじゃったか」
カラスに乗って目的地へと向う、目玉の親父。しかしどうにもスピードが出ない。よろよろと飛んでいる。
「コレ、もっとスピードを出さんか」
カーとカラスは応えるが、一向にスピードの出る気配は無かった。全ての能力が、ただのカラスより上の化けガラスであるが、
自分より一回り小さいゲタを背負ってでは、いくらなんでもスピードが出ない。
「くぅ、こんな時に限って一反木綿が里帰りしておるとは」
鬼太郎親子の足兼飛行手段となってくれる、布妖怪一反木綿は地元の九州に帰省していた。しかも敬老会の旅行で子泣き爺と砂かけババアも不在、ぬりかべは葡萄を食べに行ったまま行方知れず、ネコ娘はバイトで遠出と、普段頼りにする仲間の妖怪は皆運悪く不在であった。
「お、あそこじゃ。あそこに降りてくれ」
山間の一角にある寂れた神社を見つけると、親父はそこへと降り立つ。寂れに相応しく、神社には一切人の気配が無かった。
「ふむ、間違いない。この博麗神社こそが幻想郷への入り口じゃ」
幻想郷と現世の境目に存在する博麗神社。外の世界から見るとただの無人の寂れた神社にしか見えない。しかし、見るべきものが見れば、ここが幻への入り口であることが分かるのだ。
「おおーい、誰かおらんかぁ」
親父が叫んでも、やはりなんの気配も無かった。しかし、社の扉が声に応えるかのごとくゆっくりと開く。そしてその緩慢さが擬態だったかのように、強烈な吸い込みを見せた。
「ひゃぁぁぁぁ」
「カー!」
社はカラスごと目玉の親父を飲み込むと、素早くパタンと扉を閉めた。後に残るのはただ静寂、吸い込みの際に散らされた一枚の葉がゆっくりと参道に落ちた。

 

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