日々雑談~5864~

 エア・ギアにギャンブルフィッシュに刃牙と、とにかく10年ぐらい前のオバマ大統領就任時ってオバマの出番多かったよねーという話題を目にし、なんとなくアメコミにおけるオバマの話を思い出してみることに。しかし時系列的な問題とはいえ、「オバマ政権下でデッドプールはアベンジャーズになり、トランプ政権下でクビになった」と書くと、一気に両者の正気度のバランスが変わってくるね。You’re fired!

 たぶん、日本で簡単に読めるオバマコミックの一つがこれ。常時出ずっぱりではなく、シメの大事なところで使う。一方で、使う時は思いっきり使う。スパイダーマンのオバマ共演回同様の、普通にオバマ大統領を使った場合の基本をしっかりと抑えている感じです。蛮勇バラクやスチームペンリンはまあなんというか……規格外だ!

 その一方で、キャラの濃さでは負けないものの、何故かコミックでの出番が少ないと言えばトランプ大統領。どんだけ少ないかと言うと、英語で調べても、日本の漫画が引っかかってくるほど。

 モードックにされたマーベルに、名前は書かれていないものの、トランプ大統領そのものの顔をした大統領がジョーカーやダークサイドに祀り上げられているDC。なんというか、たぶんもし本格的にやった場合、おそらく悪意が勝ってたと思うんですよね。悪意や敵意が行き過ぎると、それはパロディではなく悪口になるわけで。おそらくこの危うさが、ブレーキになってしまったんじゃないかと。ウケりゃあ遠慮なくやってると思うんで、おそらく危うさを抱えつつも吹っ切れるほどの数字は出なかったんじゃないですかね。
 もしかしたら、当事者であったアメリカより少し離れている日本の漫画のほうが、上手くトランプ大統領を戯画化出来る素養はあったのかもしれないな……。