日々雑談~3482~

 どうせ気になるし、早いうちに見ておいたほうがいいなーということで、映画ヴェノムを鑑賞。ちょうど観に行った時間が激戦の時間帯で、あやうくプリキュアやシャークネードに流れるところだった。

 予告どおりにヴェノムのビジュアルは実に素晴らしく、アクション面も上等。エディとシンビオートのやり取りも軽快でよかったのですが、上映時間2時間20分のわりにフラグ立てが上手くいってなかったり、主要キャラの大半が自分の行動で起こる先のことが考えられないタイプだったり、そもそも人物造形にデケえミスがない?という穴もちらほら。穴の空いた器に、だばだばとシンビオートが流れて、なんとかふさがっている感じ。たぶん、ロッテン・トマトとかで批評家の評価が低かったのも、こういうとこだろうな。観客はへうげた器を愛せるけど、批評家はゆがみの理由となっている欠けを客観的に評価する仕事だもの。

 俺はこの形も愛せるけど、それでもきつかったなーという部分を、ネタバレ対策を施した上で以下に。あと、コミックスを知っていることが前提となるエンドロール後のいろいろもちょっと……今のヒーロー映画の客層って、知らない人がメイン層だし。こういうズレたとことを味と見るか、欠けと見るかで、評価は変わるのでしょう。エディとシンビオートのやり取りみたいに、今のヒーロー映画戦国時代でもやっていける個性もあるので、そこはガンガン推していきたいですわ。

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日々雑談~2356~

 趣味や性癖は人それぞれのものであって、友人や夫婦や親子にだって相容れない時はある。その相容れない時、どういう対応をするかが分かれ目なんだろうなあと。わからないものはわからないで、触れずにそっとしておくのも、それはそれこれはこれで割り切ってしまうのも選択肢の一つ。少なくとも無理に理解しようとして、相手の触れられたくない大事なところを傷つけてしまったり、絶縁や排他や差別に繋がるよりは、ずっといいんじゃないかな。

 

 これが、新しい映画のヴェノムかー。とりあえず、比較対象となるスパイダーマン3のヴェノムもペタリと。

 大きな違いは、うるおいでしょうか。スパイダーマン3のヴェノムは大元であるスパイダーマンのスーツに似た質感で、新しいヴェノムは流動体のシンビオートを直接頭からかぶったような質感。スパイダーマンのコピーとしてのヴェノムは3、異星からの生物としてのヴェノムが新ヴェノムといった感じですかね。新ヴェノム、ビジュアルでメシ食えるレベルでカッコイイから、ガンガン押し出していっていいと思う。

 このうるおいの表現に関しては、技術の進化もあるのでしょう。なにせ、スパイダーマン3の公開(2007年)から、11年ほど経っているわけですからね。そりゃあ、映像技術も進歩するってもんですよ…………11年前……だと……?(戦慄