日々雑談~5593~

WWE「地獄の墓堀人」アンダーテイカーが現役引退

 WWEの重鎮ジ・アンダーテイカーが引退。墓掘り人やバッド・アスを行き来しつつ、出入りの激しいWWEにおいて1990年から今日までの30年間スーパースターとして在籍。アメリカに比べ、日本は団体の枠組みが強いとは言われてるけど、30年間ずっと同じ団体で目を光らすとまでなると、中々居ないわなあ……。いやそもそも、30年間続いている団体を探すだけで大変なんですが! 日本で似たタイプとなると、年齢キャリアにイメージカラーも一緒な蝶野正洋かな。アンダーテイカー、世代的には闘魂三銃士や全日四天王と同じくらいなのよね。亡くなった方や既に引退した方も居るとなると、引退も有り得る話か。

 ブロディと手を合わせて現役となると、藤波辰爾もそうだよなあ。ぱっと思いつくだけでこの二人がいるので、探せばまだ日本にもアメリカにも居る気がする。しかし、団体の重鎮となったアンダーテイカーのデビュー戦が、放浪の大物であったブルーザー・ブロディってのはなかなかおもしろい話。プロレススーパースター列伝だったら、巻き込まれて2~3人再起不能になってるエピソードが作られそう。

日々雑談~5876~

 ナチス系の悪役がしっかりとした地位を築いていたり、ソ連の香りのするキャラに出番があったり、北朝鮮に国土が支配されるホームフロントシリーズが受けたりと、アメリカ人以外と破滅願望や敵対していたアイデンティティへの許容範囲広いよね……勝者の余裕込みなのかもしれんけど。

 嶋田先生のトークはキン肉マンの裏話がてんこ盛りなのですが、個人的におお……と思ったのは、フルメタル・ジャケッツの話で触れられた嶋田先生のタッグチーム論。どうやらゆで先生は、エース同士が組んだブルーザー・ブロディ&スタン・ハンセンではなく、キャリアとキャラクターに違いのあるブルーザー・ブロディ&ジミー・スヌーカの方を好んでいる模様。

 ブロディ&スヌーカーは、以前怪力とトリッキーor技巧派のコンビであるディアボロス(バッファローマン&スプリングマン)や2000万パワーズ(バッファローマン&モンゴルマン)のモデルにも挙げられていたような。まあ俺も、サプライズ性や王道感ではエース同士のタッグだとは思いますが、タッグの妙技を味わえるのはアンバランスだと思っております。普通に強い奴ら同士が組んだら強いに決まってるけど、以外なコンビが1+1を10にも100にもするのがオモシロイのよ。

 しかしそうなると、マシンガンズやヘル・ミッショネルズのようなキン肉マンにおけるタッグチームの代名詞的存在は、エース同士のタッグである以上、微妙に嶋田先生の好みから外れてることになるな。もっとも、ヘル・ミッショネルズや時間超人のような、タッグ専門なチームがあるのも、これまたプロレスの深いところなんだが。やっぱシングルマッチも、そのレスラーを測る上で大事だよなあ。