日々雑談~6730~

 ルートとしては、スペースイシュタルでスペースダンディを思い出す→ダンディ……ダンディ……ダンディとヨンドゥってなんとなくゴロが似てるよね→スペース☆ヨンドゥ誕生、だと思う。自分の無意識が招いたアレだから、自分自身でなんで浮かんできたのかがよくわからんのですよ!

 最近、MCUの映画に際しての原作アレンジの踏み込みは大きくなってるけど、そのきっかけの一つとなったのがガーディアンズ・オブ・ギャラクシーでありヨンドゥだと思う。肌の色とトサカ以外、共通するデザインすら薄いもの。ちなみに元祖ヨンドゥの武器である弓矢ですが、音に反応する金属を矢に使うことで軌道の変更を可能にしています。この技能を元にしたのが、MCUヨンドゥの口笛アクションですね。MCUヨンドゥは弓矢が似合うビジュアルじゃないし、そもそもコミックスまんまだと能力的に同じアーチャーのホークアイの上位置……いやー、ホークアイとかぶるしね!

 ボカされたり設定の変更もあるんだろうけど、そこも含めて「並行世界の未来人」だからできるポジションよね。もう正史が元祖ヨンドゥのいる未来になる可能性はほぼ0だけど、今の正史にも「ヨンドゥの先祖となる可能性があった一族」はいます。どうもガーディアンズ・オブ・ギャラクシー関係は、時間軸と世界線が同時に入り混じってて、どうにもややこしくなっちまう。

 そういう意味だと、「アベンジャーズ創設メンバー」なハンク・ピムはもともと改変が難しいのです。なにせ、ハンク・ピムに手を加えようとすると、アベンジャーズやピム粒子関係者といった世界観の根っこの部分にまで手を出す必要が出てくるわけで。ヨンドゥみたいに、MCU仕様な新ハンク・ピム登場は難しいわ。外見と年齢だけを揃えるにしても、ピムを過去に飛ばして順調に老いてもらう、エンドゲームのキャプテン・アメリカルートぐらいのことをせんとな……。

追跡、アントマン!~後編~

ふじい(以下F)「今となっては2年前に始まったこの企画、追跡、アントマン!~前編~では歴代三人のアントマンを通して、まずアントマンとは何かということを取り上げ、追跡、アントマン!~中編~では初代アントマンであり難しい経歴を持つハンク・ピムについて語ったわけだが」

サイレン(以下S)「始めた頃は、エドガー・ライトが監督に決まったよ! って段階だったんだよな。まさかその後、降板するとは……」

F「結果自体は残念なことになったものの、完成した映画アントマンにもエドガー・ライトが考えだしたアイディアが、結構残っていたらしいぜ? まあ、というわけで後編なんだが……もう、終わりでよくない?」

S「諦めるなよ! 頑張れよ!」

F「だってさー、実は後編の構想としては、映画アベンジャーズ:エイジ・オブ・ウルトロンの紹介も込みで、アントマン=ハンク・ピムに連なるキャラクターであるウルトロンを取り上げよう! と思ってたんだけど」

S「ああ。ウルトロンの紹介、別の機会にやっちゃったのか……」

F「ディスク・ウォーズ:アベンジャーズなコラムの37回でな……エイジ・オブ・ウルトロン上映後、真面目に書いたテキストもあるし、この時一緒に取り上げようとしたジョカスタも、コラムの41回で紹介しちまったし」

結婚おめでとうございます

F「延ばし延ばしにしていた俺が悪いんだけど、これもう初期構想通りの後編はいらんかなあって」

S「しれっとジョカスタが可哀想すぎる画像を挟み込むなよ!? しかし、お前、自分で自分の首を絞めるどころか、一から首つり台を作っている感じだな」

F「首つり台からうたってあげるか!? 首つり台から笑ってみせるか!? 映画アントマンの感想も書いてしまったから、この方向性もアウトだ。でも幸い、当時はまだ無かったアントマンの邦訳ってもんが刊行されたからね」

S「えーと、アントマン誕生物語を再構築したアントマン:シーズンワン。スコット・ラングを主人公とした近年開始の新シリーズのアントマン:セカンド・チャンスマン。映画の前日譚や補足となるアントマン:プレリュードの三冊か」

アントマン・シーズンワン表紙

アントマン:セカンド・チャンスマン表紙

アントマン:プレリュード表紙

F「関連書籍としては映画のアート集となるアート・オブ・アントマンもあるけど、これはコミックスとは毛色が違うだろ。しかしアントマンの話題で取り上げているからとの贔屓目抜きで、この三冊のアントマンコミックスはレベル高いぞ。俺好みだ」

S「シーズンワンは、ハンク・ピムを主人公として誕生秘話を再編。アントマンだけでなく、ジャイアントマンやゴライアスのような後に繋がるネタをふんだんに盛り込み済み。アントマン:セカンド・チャンスマンは、正史で死んでいたスコット・ラングが、パッとしない自分自身と向き合いつつ第二の機会を模索する物語。アイアンマンやタスクマスターを筆頭に、色々なキャラが物語を彩る。プレリュードは映画における冷戦時代のアントマン、ハンク・ピムのエピソード。アベンジャーズが居ない時代、間隙のヒーローとなった男の活躍を描く……確かにお前、むっちゃ好きそうだわ」

F「ピリッと小ネタが効いた入門作、ボンクラが前に進もうとする物語、本編を厚くする前日譚やミニエピソード。みんな、大好物でごぜえますよ。それに、どの本にも詳細な解説が付いていたりするからね。そして本日、映画アントマンもソフト化されて発売……さあ、買うかレンタルにGOだ!」

映画アントマン パッケージ

S「あー、もう出たのか。気軽に楽しめる映画だから、多くの人に見てほしいな」

F「仕方ないこととはいえ、本家アベンジャーズも含めて連作しているヒーローは、どんどん前作や世界観に関する知識を求められる流れになるからね。まあ、アベンジャーズ系の映画は、かなりココに気を使って作られてはいるけど……そんな中、投じられた新たな一石、アントマン。新進気鋭の小さなビジュアル体験に、若き父親と老いた父親が失いかけていた物を取り戻すストーリー。もうちょっとしたら、アメコミ映画における地上波放送の鉄板な、アイアンマンに替わる存在になるかもしれん」

S「キャプテン・アメリカ:シビル・ウォーへの出演や、次回作アントマン2となるアントマン&ワスプの製作決定と、アントマン自体の見通しも明るいな!」

F「まさか、アントマンやスコット・ラングがここまでの存在になるとは。コミックスはともかく、現実では間違いなくセカンド・チャンスをゲットしてるぜ……」

日々雑談~2044~

 そうか……もう日付的にはクリスマスイブなのか。今年は仕事や冬コミ作業や体調不良で、こ
こに至るまでの自覚がホント無かったなあ。冬コミ、参加日である三日目まで一週間か……。
 去年のこの時期、何してたんだろうと思ってサイトを調べてみたら、ちょうどディスク・ウォーズ:アベンジャーズのウルトロン回感想を書いていた模様。なおこの時取り上げたキャラは、ニック・フューリーでした。もうアレから一年経ってたのか……ハンク・ピムはファンどころか本国の公式も結構アレな扱いをした結果、クズとかDVとかそういうイメージが先行していましたが、ディスク・ウォーズと映画アントマンでの描き方や登場の仕方で、だいぶその辺払拭されたのではないでしょうか。双方のピムは、気難しく完璧でもなく弱点もあるものの、正義の味方足りえる素質を持っていることからは逸脱してなかったですからね。
 あと、当時書かなかった小ネタとしては……ディスク・ウォーズのハンク・ピムのCVは増谷康紀さんで、ウルトロンのCVは山崎たくみさん。この二人をちょっとキン肉マンフィルターに通してみると、ガゼルマン(CV増谷さん)とセイウチン(CV山崎さん)に。……超人とロボットを二人の超人に変換してみただけなのに、微妙に牧歌的になるのはなんでだろうか。
 それとクリスマス当日には間に合いませんでしたが、去年はクリスマスSSとして「やさしいサンタさん」をアップしてますね。そりゃ“やさしい”と書いてあるんだから、ほのぼのSSじゃないですかね! たぶん! きっと!
 今年のクリスマスは、何かできるかなあ……ひとまず、目の前にあるものを、順繰りに片付けていかないと。なんにせよ、去年から今年、五体満足で新しい方向性に踏み出しつつ一年を過ごせたのは、まずありがたいことです。

ウルトロンについて本気出して考えてみた

 アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロンのキーワードとなれば、まず出てくるのは“ウルトロン“。アベンジャーズ最大の敵の一人であり、ヒーローが生み出してしまった災厄。だいたいこんな感じですが、果たしてウルトロンという敵は、それだけしか無い存在なのか。答えはNO。
 ウルトロンとは何か。映画を観て改めて考えてみたので、ここに書いてみます。ウルトロンのざっとしたスペックやキャラ付けに関しては、まずコチラを参照に。
 映画におけるウルトロンとトニー・スタークの話にも触れているので、此処から先は映画のネタバレが若干入っております。

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日々雑談~1864~

Marvel’s Ant-Man UK trailer 1 OFFICIAL

 驚き桃の木山椒の木、一気に時を渡りきり、ついに出た出たやっと出た! 地球のアイドル、アントマン! 試作映像で見せていた自由自在の縮小アクションを、更に高めたような映像の数々。ホント、監督降板の時はどうなるかと思ってましたからね!
 それにしても、映画アントマンのイエロージャケット。ハンク・ピムのイエロージャケットより、全体的なラインは三代目アントマンのエリック・オグレディに似ているね。背中のアームランチャーなんか特に。

イエロージャケット

アントマン3(エリック・オグレディ)

 ヒーローサイドはアントマンとなるスコット・ラングにハンク・ピム。ヴィランサイドではスコット・ラングの敵であったダーレン・クロスが三代目アントマンに似たイエロージャケットと称されるスーツを着る。原作アントマンの要素、目白押しですな。なんつーか、ヒーローとしては問題点のあった三代目アントマンや、精神分裂の結果生まれたイエロージャケットがヴィラン側というのが深く……いやまあ、三代目もイエロージャケットも、そこまで全力全開でひどくはないし、良いところもあるけどさ!
 しかし映像は文句なしに凄いけど、このある種ワンオフなアクション、上手くアベンジャーズに合流できるのかしら……。