日々雑談~5829~

 日本での商品販売と海の向こうでの雑誌展開、二つを合わせると、点と点がつながってクモ糸のごとき線が見えてくるような……。やっぱスパイダーバース2か? それとも、東映オールヒーロー映画についにスパイダーマン登場か? 後者の方が難易度高そうだけど、なんつーかここ最近のノリダーすら出す勢いとフットワークの軽さを見るに、権利関係の交渉の際「ウチでも出していいですか?」ぐらいの提案、一回ぐらいはしてそうだよな。難しいけど、夢はある。

 実際、売れてます!といい数字を見せたほうがいいのはわかるんだけど、その結果、世界の数字と、アメリカや中国の数字と、日本の数字がごっちゃになって扱われている気がする。日本だと興行収入がアメイジングスパイダーマン>>MCUスパイダーマンなのを飲み会とかで口にすると、だいたい「え?」って言われるもんな。いや俺も、知った時にはビックリだったけど。

 東映スパイダーマンをきっかけに、頭打ちとも思えるこの状況を打破してくれるといいんだけど。安定しているうちに、思い切った挑戦をしてくれれば……! 

日々雑談~6736~

 映画スパイダーバースのやり遂げたことで一番大きいのは、スパイダーマンはピーター・パーカーであるという固定観念を崩したことだと思うので、やはり続編で追求してほしいのは世界観の拡大。国、中身、特徴、すべてにおいてハイレベルな東映版スパイダーマンへの期待値は、そりゃ高いですな。

 というか、全41話+劇場版って、数多のスパイダーマンの中でもトップクラスの話数だよな……メインのピーター・パーカーは別格として、ベスト10圏内は確実、おそらくベスト5も狙えるのでは?という位置。コミックスのスパイダーバースで出てきたスパイダーマンたちは、かなりの数が短編主人公やオリジナルやこれからのスターと、意外と地盤がしっかりしているキャラが少ないのよね。ここのところは、基本主役作持ちのオールライダーとは違うポイントの一つ。コミックスのスパイダーバースは、全スパイダーマンのオーディションにして新人の顔見せと、細かく分析するとヒーロー総集合とは違った顔が見えてきますぜ。

日々雑談~6684~

 ソフト化したしもういいでしょ。ってことで、ネタバレ全開でスパイダーバースの話題。
 2099は、コミックスでのクロスオーバーだけでなく、ゲーム作品でも牽引してきた一人だからねえ……。Spider-Man: Edge of Time(日本未発売)は、元祖スパイダーマンと2099のW主人公制だったし。
 そりゃあそんな功労者が、晴れ舞台で一歩引いた位置に居たら、寂しいってもんですよ。

 スパイダーバースやマイルス登場以前でピーター・パーカー以外のスパイダーマンと言えば、2099とスパイダーハムが両巨塔なのでは。あくまで、個人的見解だけど。

 今まで前線に立っていた2099がオチに回り、本来オチ寄りのハムが本編に出る。なんつーか、どの角度で見ても、映画スパイダーバースの人選は一癖あって面白いなあ……。

日々雑談~3589~

 スパイダーバースのスパイダーマンたちは、わかばマークのマイルスに怒涛のようにスパイダーマンあるあるをぶつけてたけど、たぶん突き詰めあったら「え?」の連発になるのでは。スパイダーハムはオメエはそれでいいやの代表格だからスルーしておくとしても、ノワールもウェブがカートリッジではなく直接身体から出る仕様だったり、蜘蛛に噛まれた時邪神の声を聞いていたりと、なかなかに天衣無縫。ベンおじさんが殺されたのも、スパイダーマンになるよりずっと前の話だしねえ。ノワールは、だいたいあってるけど、だいたいズレてる。

 だからといって、彼らがスパイダーマンとしておかしい……という話には、当然ならず。スパイダーマン足り得る大事なものはどこにあるのか。それはまさしく、映画スパイダーバースのテーマですね。
しかし、キングピンが亡き家族を平行世界から求めた結果、スパイダーハムの世界から招いてしまったら、はたしてどうなってたのか。ハムの世界だとキングピンじゃなくてキングピッグだし、おそらく家族も豚もしくは別の動物でしょうよ。バッドエンド、ノーマルエンド、いや、シュールや出落ちかな……。

日々雑談~3568~

 スパイダーマン・ノワールのコミックスでのエピソードって、そもそもあんまり無いんだよな……VSゴブリン、VSドクター・オクトパス、若干スパイダーバースがらみなVSミステリオぐらいだろうか。根強い人気はあるんだけど、主人公としての活動は少ないというか。主演作が序章で終わってしまったシンに、やっぱノワールは似ているのかもしれん……。

 ノワールシリーズは、1930年代がベースってことで、富豪で冒険家のアイアンマンに全盛期のギャングたちと競り合うパニッシャーとこの時代ならではの色が濃いんだよな。X-MENやルーク・ケイジを取り巻く社会情勢は、苛烈にして過酷としか言いようがないし。ギャングとフリークスが闊歩するノワール単体でのアニメ化や新エピソードや邦訳も、どうにかならんかなあ。ノワールのヒーローたちには、未知の市場を切り開けるだけの個性があるぜ。