プロレス村社会の愚かしさ

 書いてるうちにイマイチになったけど、勿体無いので公開。

 このホームページでよく触れる物の一つにプロレスがある、しかし前身のラ・オンガエシ時代から見ると自分のスタンスは大きく変わっている。
 オンガエシの頃から肉雑炊の序盤までは、毎週雑誌を買ってTV観戦も欠かさない位の純粋なプロレス少年的ファン。それがだんだん摺れてきて、今はプロレスを強いではなく上手いで表現して、一歩退いた位置で見ているヒネたプロレスオタク。前者は業界が扱いやすいファンで、後者は業界が持て余す人間だ。
 このように少年ファンがグレた理由はただ一つ、グダグダすぎる村社会に嫌気が差した、これに尽きる。
 都合の悪いことはタブーとして皆が一斉に目をそらし、そのタブーに触れようとした者は、村八分の後に村から追い出す。いざ余所の街のモンが来ると一斉に口汚く罵るけど、街のモンがお金持ちだと分かると擦り寄る。家系を重視して、幾ら優れた人間でもルーツのあやふやな人間は下として扱う。
 書き出してみると、本当に日本の村社会の悪の側面を肥大化させたような業界だ。そして若者は村を見捨て別の街や関係の無い都会に旅立ち、残るのは自分達を省みられない老人達。きっと村が滅ぶ寸前になっても、彼らは誰が悪い俺は悪くないで揉めると思う。なぜなら、内ゲバで勝手に衰退していったのが、この村の歴史なのだから。

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去年を省みてみる

 去年の事をざっと思い出して、色々書いてみたいと思います。こういうのは年末やったほうがいいんだけど、それはしゃあない。真昼間から酒飲みながらサイト更新が許されるのなんて、元日と今日と明日ぐらいのものさー。

モンハン
 去年一番やったゲームだね、間違いなく。
~MHP2G発売日数日前~
「ふじいさん! モンハンやりましょうよ、P2Gちゃんと用意しておきますんで!」
「はいはい、オーケー・オーケー」
~MHP2G発売日~
「ふじいさん、きちんと用意しておきましたよ。なお店頭分はすでに品切れです」
「え!? アレってマジだったの!?」
 ゲームショップ勤務の友人とのこんなやり取りの後、なし崩し的にモンハンをやる流れに。この友人含め、周りに年季の入ったハンターが多かったので、俺の現身ことヘイヘさんは爆発的に成長する事に、英才教育に近い物を序盤に学べたのが実に大きかった。
 最終的に管理者(ハンター・ギャレン)も足を踏み入れ、肉雑炊圏内でも四人で狩に行ける位の人数が集まるコトに。一応ヘイヘ&ギャレンの小話日記もモンハンSSも連載とは行かないまでも続行中。
最近はギャレンが何も知らない新人ハンターに色々教えたい=自分より下っ端が欲しいみたいだけれども、キミはまだそのレベルに達していないからな。

モンハン~裏~
 アニメ版つよきすと同レベルのバカ二次創作なのに雑誌の看板を背負ってるという不思議な作品、モンスターハンターオラージュ。ウィキペデアでも矛盾点が突っつかれてるって、ある意味希少なんじゃねえのって気もする。
 なんだろうね、原作をリスペクトしないくせに俺設定で原作を踏み台にしようとする創作者を見ると、眉をひそめたくなる。しかも出来上がった作品がクソつまんねえと、吐き気までしてくる。
 狩りの知識は無いけど、正規品ではないスゴイ武器を持っているハンターは、ゲームの世界ではチートハンターと呼ばれます。こんな主人公がウケル!と思っている真島先生はちょっとお仕事のし過ぎじゃないですかね、少年に受ける作品を書くのと子供の妄想を書きなぐるのはまったく違うものですよ?
 最新話では真島オリジナル武器の鞭を持っていたハンターが退場したり、主人公が目的にしていた謎の大会が設定ごと消滅したり、目的の狩猟場がダンジョンwから遺跡風の場所に変わったりと、超展開が盛りだくさん。真島先生、ついにカプコンに文句でも言われたのか。ただ、ライバル悪人→イイ人への流れもプラスすると、打ち切り前の身辺整理の空気にも似ているよなあ、看板作品の筈なのに。

特撮
 超ウルトラ8兄弟の好調に加え、電王の二度の映画化と流れ自体は上向きだった。円谷の買収や名護さんがキバを乗り越えスターダムにというよるなネガディブだったりワケがわからないような流れもあったけどさ。753Tシャツを着てイクササイズってなんだよ!?
 来年の新ライダーのディケイドは平成ライダー総出演と言う事で期待。
 確定に近い噂ではクウガ放映当時にも複線だけはあった『もう一人の』グロンギの王の登場が。信憑性のある噂ではデザイナーさんの所にブレイド放映当時に出番が無かったアンデットのデザイン発注が来たとか。
 今のトコ俺が好みとする、作品のスキマを付いた作品になりそうだな。こうやって、本編では行き届かなかった設定を上手く料理しようとがんばるのが二次創作の醍醐味、原作設定を踏み台としか考えてない連中には分からないだろうけどさ。
 ウルトラマンはえーとほら、大怪獣バトルの新作とか……
 羞恥心&V6効果で世間一般への露出も多かったんだから、ここは間髪入れず新ウルトラマンを用意しておくべきだったよなと思う或る冬の日。

タイプムーン
 新作格闘ゲームが出ても、コンボだのリフレクトガードだのワケわかんねえんだよ! と言うわけで、メルブラの新作も3DのFate格闘ゲームもやっていません。一応メルブラはリーズバイフェでタタリの妄想最後の刺客オシリスの砂まで行ったんだったっけかな? G秋葉は彼女を倒すために作られた存在です(嘘) ちくしょう、なんて遠大な複線だったんだ。
 月姫リメイクや新作と、どうにも今年盛り上がりそうな気がする。でもそれより先に、リメイクより先にベタ移植でいいから月姫をさっさと発売すべきだ。同人レベルの品を企業となった今ではという考え方もあるのかもしれないけど、月箱(月姫&歌月十夜)が中古同人ショップで高騰している現状を見るとそうは言ってられんだろ。オークション価格最低でも1万5千円超えって、元値の10倍じゃん……。
 当サークルの型月本総集編こと『MoonSaltoPress』もお忘れなく。ザ・サムライもあっちでは一応完結してまして、まあスペース的にこちらのほうがどうしても話が大きくなっておりますが。

アイマス
 PSP版が出たら本気出す、って管理者が。
 ゼノグラシアはつよきすやモンハンオラージュと違って、原作を原案にしながらそれなりの物を作ってくれたので、そんなには。ギャラクシーエンジェルなんか原作はひとまず置いての典型的な見本だし。 
 アーケードもだいたい撤去されて、現状XBOXを持っていない俺が言う事は殆ど無いなあ。デッドライジングにアイマスと、一番買いたい新機種ではあるんだけど、あと一押しが欲しい。PS3は侍道3とメタルギア4しかない上に高いので論外。Wiiがなあ、安い上にタツノコVSカプコンやモンハン3がメタクソ欲しいんだよな。最も両方とも裏切りに定評のあるカプコンなので、多機種移植も十分にあり得る。このGCどうすんだよ! バイオハザード用に買ったのに!
 ああ、アイマスの話でしたね。まあ正直特には、ニコニコの方々は日進月歩で進化してるなぐらいで。俺も何回か紹介したけど、見惚れるレベルのMADが随分あったもの。
 真&響か律子&裏切りの星井美希、さてどっちにするかな。

東方
 創始者本人が全てにおいて寛大なのに、型が違うとか設定に即していないとかなんで他のジャンルと比べても煩いんでしょうかね? あっ、これはウチの近所で流行ってる古武道の話ね。
 あいまいとかいい加減とか適当とか、そういう言葉が似合うから非常に二次創作がやり易い。このフリーダムさが同人作家を呼び、今の例大祭の活気が出来たのかね。でもちょっと、大きなイベントにしてはその色々とズンドコで……。
 当サークルでも東方本「東方文々録」を通信販売中。買ってね♪

ハルヒ
 去年の時点でまさか驚愕より先に出す事になるとはと思ってたけど、現状で驚愕より先と言う状況が続いているだなんて。もう待ちきれないから、次の新刊に九曜さん出しちまったよ。ジャンル的に宇宙人の敵対勢力って設定はオイしすぎる。ちなみに天蓋領域は前回の黒幕の一人。
 ハルヒちゃんがギリギリにブームを繋いだ立役者、+キョン娘もね。
 そして次回新刊の「涼宮ハルヒの驚愕」では天蓋領域と組んだ邪将が登場! 買ってね♪(二回目)

 とりあえずこんなトコかな。今年はもうちょっと真面目にやりますんで、肉雑炊をヨロシクお願いします。ほんと、もうちょっと今年は外交に出よう……サークルやってるのに冬コミで挨拶回りしなくても大丈夫なレベルって、正直どーよ? ゲストとか一回ぐらいしてみてえもんだぜ。

ザ・サムライ~超人対黒騎士~

 ※このカテゴリーで公開されていない、これ以前のお話は上のNovelコーナーにHTMLで置いてあります

 土蔵でトレーニングしていた俺の目の前に現れた黒い騎士は、いきなり“セイバー”と名乗った。
「士郎! 無事か!?」
 土蔵の扉を蹴り壊して、自称セイバーであるネプチューンマンが中へ雪崩れ込んでくる。後ろには遠坂の姿もあった。
「来たか贋作。セイバーを名乗るのであれば、せめて剣くらいは持つがいい」
「なんだテメエは。この俺の豪腕こそが剣、貴様こそそのような華奢な身体でサーヴァントを名乗るとは、おこがましい!」
 対峙する二人のサーヴァント。
 セイバーを名乗る物が二人、つまりどちらかがニセモノで、どちらが本物かという争いだ。
 黒騎士は、一見華奢な少女のように見えるが、身体を黒い鎧で固めており、黒一色に赤の染が入った長剣を携えている。
 対するネプチューンマンは、いつもどおりの黒タイツにレッグウォーマーに水牛の鉄鋲付きベストの格好。剣なんか当然持っていません。
 同じクラス名を名乗っていながら、両者は好対照だった。共通点は黒いバイザーとネプチューンマスクと、どちらも仮面を被っている事のみ。
 どちらがセイバーかと聞かれれば……
「ユーウイン」
「おめでとう、あなたがセイバーよ」
「当然だ」
「ちょっと待て二人とも!」
 俺と遠坂の判定に意義を立てるネプチューンマンだが、そう言われましても。どうみてもセイバーはあの黒騎士の方だろ、剣持ってるし。今までの付き合いとか友情とか色々加味してもセイバーの名はあっちの騎士のものだ。
「ええい、御託はいらん。真のセイバーを決めるのは力のみ。来い黒騎士、貴様を倒し、その黒い仮面と一緒にセイバーの称号を剥ぎ取ってくれるわ!」
 思いっきり悪役のセリフだこれー! そもそもタイトルじゃあるまいし勝ったからって称号は貰えんだろ。
 そんなネプチューンマンを見た、黒騎士改めセイバーは黙して剣を構える。
「よかろう、貴様の勇気に免じて許そう。私に勝てばセイバーの名はお前のものだ。叶わぬ事ではあるがな」
「いやいや、負けても勝ってもセイバーはお前だ!」
「そうよ、それとこれとは話が別よ!」
「お前らセイバーが俺じゃなにか問題が有るのか!?」
 うん、問題が有る。だから俺たちは必死でアピールしているんだ。
 言葉はここまでと、セイバーは剣を斜めに構え駆ける。ネプチューンマンも呼応し横に跳んだ。
 土蔵に空いた二つの人間大の穴を見て俺は思った。
 お前ら、せめてどっちかは入り口使えよ……

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イチバンの女らしさ!?

 765プロ事務所のソファーで、真は溜息を吐き実にアンニュイにしていた。
「はふぅ~~……」
「なんというか、実に紛らわしい溜息を。どうしたのよ真、元気ないじゃない」
 近くの席のパソコンで作業をしていた律子が、真の様子を心配し声をかける。目はモニターから離していないし、キーボードを叩いてもいる、まだこの時点で律子はあまり事態を深く考えていなかった。
「いやぁね。なんというか、最近このままアイドルを続けてていーのかなって思い始めて」
「ぶっ!」
 律子は思いっきりモニターにツバを吹いてしまった。いきなり唐突過ぎて深刻な話題は不意打ちに相応しい、律子は真に内心「やるわね」と呟いた。
「あ、ゴメン。ビックリした?」
「ゴメンも何も、ビックリよ。今どうみても菊地真の波が来てるのに、そんな事を言うだなんて。社長が聞いたら、いきなりすぎてひきつけでも起こすんじゃない?」
 765プロには個性様々なアイドル候補生たちがいる。律子もその一人だ、決して事務の契約社員ではない。そんな候補生たちの中で、今一番世間一般に顔が知れて人気が有るのは真である。いちはやくキー局でのレギュラーを手に入れ、新作ドラマのオファーなんかも来ている。そんな彼女が世間話レベルとは言え、引退を示唆するとは。悪徳記者に聞かれでもしたら、週刊誌にあることないこと書かれてしまう。
「いやまあ、波が来てるのはわかるんだけど、微妙にボクが望んでた波とは違うような気がして……」
「傷ついて倒れそうな時には、ファンの気持ちを胸に抱きしめて。アイドルのカンフル剤ことファンレターの到着だー!」
 バンと勢い良くドアが開き、二つの大きなダンボール箱を抱えたプロデューサーが現れた。大きな荷物を抱えて階段を上ってきたせいもあって、息がすごく荒い。
「プロデューサー!? 来てたんですか!?」
「話はドアの向こうで聞かせてもらった、おかげでちょっとひきつけ起こしてヤバかったけどな」
「アンタもかい」
 律子が汚れたモニターを拭きながらツッコミを入れた。
「この場に居るのは律子と真のみか。じゃあ律子、これがお前の分のファンレターだ。そしてこれが真の分だ」
 輪ゴムで束ねられた複数の封筒が律子に手渡される。そして真の分はというと、残りの全てであった。つまりダンボール二箱分。
「これはまた、随分と」
 まず先に律子が驚いた。中を開けてみると手紙でギッシリ、なんとか詰めに詰めて二箱というような物量だ。
「正直郵便局から連絡が来た時は何かと思ったけどな、これじゃあそりゃ連絡もするよ。どうだ真? 嬉しいだろ」
「そりゃあ嬉しいですけど」
 ハハハと明るくプロデューサーは笑うが、真はまだ沈んだままであった。
 やがて真は暗いままでポツリと言った。
「どうせ、男性からのファンレターは来てないんですよね……」

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アイドルマスター ツインズと双恋は(ry

 商標登録はネタバレの宝庫。現にウルトラマンメビウス放映時は円谷プロが定期的に復活怪獣や新怪獣の名前を登録していたので、商標登録が日本一早いネタバレになってました。ヤプール・デスレム・グローザム・メフィラスと暗黒四天王を一気に登録したりしてたんで。凶悪ヤプールと強豪メフィラスに囲まれてる謎の新怪獣or宇宙人のデスレムやグローザムとはなんぞやと、情報を手に入れた連中をやきもきさせてました。
 まあ特撮の話題は暗黒宇宙にでも封印する事にして、本題はバンナムが商標登録した謎のキーワード「アイドルマスター ツインズ(THE IDOLM@STER TWINS)」についてです。

 ツインズ、二人が揃う、つまり夢のアイドルマスタータッグリーグ編の開幕か!
 もう、肉ネタは正直書くのも飽きたよ……。富士山に出来たオーディションマウンテンとか、佐野美心率いる乱入コンビとか、ついに正体を現した第三勢力961プロ首領の響&高貴のヘルミッショネルズとか考えるのさえめんどい。やっぱり、前シリーズの悪魔アイドル編のボスは魔王エンジェルだよなーとか全く考えてないですよ? ヤキニクマングレート登場!?

 正直ここで話を終わらせると正真正銘のおバカさんなので、ちっと真面目に話を戻します。
 あくまで二人一組という点に焦点を合わせて考えますと、アイマスのツインって誰と誰が組んでもあまり違和感が無いんですよね。ランダムに二人選んでもなんとなくしっくりくるような気がする、キャラそれぞれの個性が強いのにそう感じるって言うのは希少なんですよ。普通だったら個性が相殺しあうのに。
 今は結構公式コンビ(やよい&伊織・真&雪歩)みたいな物が出来ているんでそれほどでもないんですが、アイマスの黎明期の同人誌やアンソロを見ると作家さんが各々で自由にコンビを組んでるんですよ。まだアーケードだけの展開で、今より知名度も相当低い時期。ニコニコなんて聞いた記憶も無い時期。そんな当時のアンソロを本棚から引っ張り出してきました。
 各々の作家さんの実力も考慮しなければならないのは、重々承知。しかし実力で無理にカバーすると違和感が生まれるもの、しかしどのコンビも違和感無くしっくりとはまり、自然なお話が出来てました。それにしても律子は司会進行役として便利だ……。

 盆地&山脈とか言われている千早&あずさもネタ抜きで栄えるコンビだと思うし、没個性とか言われてる春香なんかは良く言えばテリーマンで悪く言ってもテリーマンな、パートナー最高峰に相応しいキャラの安定性を感じますし。
 実際、どのタッグでもいけると確信できるぐらいの自由さがアイマス躍進の原動力なんでしょうね。どんな展開にするにしろ、この自由さは尊重して欲しいものです。

PS・ツインズの蓋を開けたら亜美真美主役のゲームという可能性も中々にね。いつの間にか太鼓の達人の『エージェント夜を往く』も真verから亜美verに差し替えられてるし、とかちつくちてー!
 実はあえてアイドルのツインユニットという観点で、あえてツインが似合わないタレントを選ぶとすると亜美だったり。もう既に亜美は真美とのセットで形が出来ているんで、他の人間と組むのが難しい。亜美真美とセットにして組ませると、ツインでありながら楽屋裏ではトリプルというわけのわからん状況になるし。
 つまり、二心同体サタンクロスがタッグトーナメントに出るのは難しいって事だな。結局オチはキン肉マンだよ!