日々雑談~6645~

 正義の日本人レスラーVS悪の外国人レスラー=地元の英雄VS余所者の構図は、各地区にプロモーターがいた頃のアメリカンプロレスの構図であり、力道山がほぼ直輸入した構図でもあります。アメリカで地位を築いた自分ごとアメリカンプロレスをそのまま持ってきたジャイアント馬場に、タイガー・ジェット・シンとの一騎打ちで一気に名を挙げたアントニオ猪木と、後継者たちもその構図は受け継いだものの、WWE(当時はWWF)の全米進出による情勢や時代や需要の変化により、徐々に団体やイデオロギーや日本人同士の戦いに変化していくわけです。

 まあ、キン肉マンの旧シリーズが正義VS悪の構図でいたのは、タイガーマスクを始めとする梶原一騎作品の影響が大きいのでしょうが。例えばタイガーマスクを読むと、試合のギミックに冷たい世間に話しの細かな点と、ああキン肉マンめっちゃ影響受けてるなあ!というのがひと目で分かります。タイガーマスクの続編として放映されたのはタイガーマスクWだけど、梶原一騎の作風を受け継いでいるのはキン肉マンだと思う。正確に言うと、作風を受け継ぎつつ新たな地平に立っているのが今のキン肉マンですね。

 プロレスの進化こそ、キン肉マンの進化の原動力ですわ。

日々雑談~6644~

 ザ・ボーイズの配信を心から望む一方、もしダメでもしょうがないか……とも思ってましたー! アリガトー!
『ヒーローと書いてクソと読む世界』
『アメコミマニアがむしろキレる作品』
『アメリカ版ゴブリンスレイヤー』
 ぱっとこう思いついた異名だけで、コイツはヤベえとなる作風もそうなのですが、問題はまあ、作中に出てくるヒーローたちのビジュアルとかね……。

 あーうん! アレだよね! アレ! あの人達だよね!とわかってしまう、このビジュアルよ。ファンタスティコ自体はちょい役なのですが、出番がだいたい「オメエ、ゴム人間と透明人間をそう使うか!」とツッコミたくなるような下ネタとセット。いや、ちょっと覚悟しねえと、ここにも書けねえよ! 今回は書きませんよ!?

 まあ、ザ・ボーイズはこんな感じでビジュアルで大笑いできるような作品なのですが、その一方、同性愛や児童虐待といった社会問題に独自の視点で触れてる作品でもあるのよね。ドラマの放映前には何かしらの記事を書く気でいるけど、匙加減が難しいぜホント……。

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