読解 ワールド・ウォー・ハルク~ハルク追放の是非~前編

ふじい(以下F)「ワールド・ウォー・ハルクの邦訳版が発売され、ついにハルク大暴れ!が容易に手に入るようになったワケだ」

サイレン(以下S)「現状、最も海外コミックスを楽しむ上での壁は、やはり言語だからな。邦訳化は、何よりのブースターだ」

F「初めてサイトで取り扱った時は、邦訳化なんて夢物語と思っていたからね。楽しいから日本でも出して欲しい!という夢と、いくらなんでも厳しいよなあという現実。この数年で、夢を信じられる状況になったのは、本当に素晴らしいことです。満ち足りすぎて、成仏するレベル」

S「お前、地縛霊か何かか。そう言えば、凍結中のワールド・ウォー・ハルクの記事に関してなんだが」

F「ああ。アレね。邦訳も出たので、仕切り直しや廃止も考えていたけど、現段階での放棄は、どうにも後味が悪い。なので、現状の路線で続きを作る方針で。でもその前に一度、邦訳出版により情報も広まった現状、先に取り上げておきたいテーマが一つある。シビルウォーのタイイン邦訳企画の一番手、ロード・トゥ・シビルウォーも出たことだし」

S「ありゃあ、シビルウォーの話でありながら、ワールド・ウォー・ハルクの前日譚でもあったからな」

F「ずばりそのテーマは、ワールド・ウォー・ハルクの根幹“ハルク追放は正しかったのか”だ」

S「そ、そこか! いやでもしかし、これは一個人に答えが出せる話とは思えんのだが」

F「わかっている。おそらく答えは出ないが、ひとまず多角的に分析をして、考えてみようじゃないかと。ワールド・ウォー・ハルクの日本デビューにより、多くの人が情報を共有して考えられるだけの環境も整ったし」

S「ふうむ。多角的に」

F「ああ。ここは、視点を変えてテーマを分けて、とにかく思いつく限りの色々な方向から見てみよう。この事件は、どれかひとつの枠に狭めて考えるには、正直大きすぎる」

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日々雑談~1418~

 昨日作ろうとしていた物、今日になっても完成出来ませんでした。思った以上に、大掛かりな話になってしまい。とりあえず近日中の完成を目指します。
 ワールド・ウォー・ハルクの話を再会する前に、一応この話をやっておかねば。

 シビルウォー:アイアンマンを読んでみました。感想としては、おそらく邦訳されるシビルウォータイイン誌の中で、最も重要な本だなと。特に、最初に収録されているRUBICON。シビルウォー最中の、スティーブ・ロジャースとトニー・スタークのありえない会談。賛成派と反対派が、それぞれ何を考えて行動していたのかが分かり、シビルウォーへの理解を多大に深めてくれます。
 まさしく、メインの理解を深めるタイイン誌の面目躍如。例えば、ケーブル&デッドプール辺りは、シビルウォータイインといっても、あんま関係ないですからね。面白いけど。タイインの役割の一つである、物語の補強の見本とも言える作品かと。
 シビルウォーは辛い戦争でした。戦前も戦中も、そしてこの二つよりも長い戦後も。

お知らせ

 現在作業中です。おそらく明日には、形にできるかと。ちょっと今日はそちらに専念していたので、更新の方は休ませてもらいます。すみません。
 そしてコミティアも、不備がない限りは全員当選らしいので、そちらに向けてもなにか考えて行かないと。いやあ、やっぱ何か目標があると、やる気がじわじわ湧いて来ますね。
 ……これで書類不備があったら、笑えねえ。