日々雑談~1729~

 デッドプールスペシャル回とも言える、ディスクウォーズ:アベンジャーズなコラム~その27~。久々の腰を据えてのデッドプール紹介、七転八倒気味でしたが、なんとかご期待に応えられているようでしたら、幸いです。本文中で匂わせた子供編、あと実は一つ、ディスクウォーズのスタッフの方々も「えー!?」とツッコまざるを得ないネタが。この辺もおいおい紹介していきたいですね。……先週水曜に、いきなり判明してもなあ!?

 とりあえずええ、昨日のディスクウォーズを見逃してしまった、録画失敗してしまった、スーパースターデッドプールの登場に今気づいた、そんな時には公式配信INニコニコ動画で。来週水曜、日付変わるまでは下記リンクで見れます。そして今回の話、コメント機能やタグ追加機能との良シナジー、つまりニコニコ動画とめっちゃ相性いいわ!

ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ 第27話「禁断のヒーロー登場?」

 そしてお気づきでしょうが、閲覧数を始めとしてコメント数やマイリスト登録数がえらいことになっています。公開から一両日で閲覧数以外トップよ? なにこれ凄い。既に閲覧数も、無料でずっと公開されている第一話に次いでの2位です。一話とは2倍差とはいえ、まだ無料期間あるからなー。ひっくり返す可能性も十分にあり。たぶん、今までに広がった人気や風聞に、スーパーしゃべくりタイムに躍動感のある動きと、TVアニメとの相性バカ高いんだろうなあ。1クールのレギュラーより、一回の伝説。
 ……今週そもそも、ディスクウォーズじゃなくてビーストウォーズだったんじゃね?

ディスクウォーズ:アベンジャーズなコラム~その27~

「日本よ、これがデッドプールだ!」
「地獄からの使者! デッドプール!」
 ちょっと待って! このネタ、超触れにくい! あと、総集編で出来た労力全部ぶち込んだのか、デッドプールの尻が良作画でイラっとくる!
 というわけで、ディスクウォーズ:アベンジャーズ第27話。待ってたぜ!なデッドプール回!

 ……感想を書くことに、何の意味があるんだろうか(哲学化 何も付け加えることが無いぐらいに、超直球。バッターが2~3人病院送りになったんじゃないの?なビーンボールを織り交ぜての豪速球プール。きっとTVの前の子供達も、魂ロワイヤルのCM「デッドプール参戦!」→「誰!?」の無限地獄から開放されたんじゃないかと思います。最高レアリティのカードがアニメにまだ出てない変な赤タイツって、スタッフは大馬鹿野郎ですよ!(花束を手に
 真面目に考察すると、この中盤でのデッドプール参戦はベストタイミングじゃないかと。実際、コミックスでも人気キャラなので、結構ゲスト出演の機会があるのですが、性質上、ちょっとアクが強すぎる面がありまして。全力全開のデッドプールをやるのであれば、デッドプールを主人公にしてしまうか、作品世界をしっかりと固めた上での招聘がベスト。ディスクウォーズは、後者ですね。
 人気があるからと言って序盤に呼んでしまうと、作品自体が振り回されるか、チーム物以上の空気が読めるおとなしいデッドプールになってしまうので。常時やりたい放題にも見えますが、X-Forceやサンダーボルツに参加している時は「ここはウルヴァリンの見せ場だよな」「頑張れパニッシャー!」と、結構空気読むんですよ? というわけで、このタイミングはベストと。地固めや未見の人への優しさをしっかりと考えていたディスクウォーズだからこそ、今回危険球をバンバンやれたんだと思います。会場の熱、Twitterを見る限り、観客の温まり方は今までで最高レベルでした。アイアンフィストのディスク持ってっちゃったし、きっと忘れた頃にまた会える! ……なんか、次はアイアンフィストと一緒にパワーマン(ルーク・ケイジ)のディスクも持っている気がするなあ。
 今日解説するのは……今日は……休みでもいいんじゃないですかね、もう。だってデッドプールについて書くって言っても、

はじめてのデッドプール~日本版~

Deadpool Annual#2紹介+おまけ

 もうこんな感じで、サイトの至る所にデッドプール関係の記事はありますしねえ。なので、改めて書く必要は無いんじゃないかと! 今日久々に出たコットンマウスの話は書いてないですけど、サーペント・ソサエティについては以前書いてますしねえ。今更、コットンマウスだけというのも。というわけで、今日は余程のことがない限りお休みで! 偶にはこういうのも有りということでどうかここは一つ。

 

デッドプール

映画化するといいね

 本名、ウェイド・ウィルソン。彼は一流の傭兵だったが、ある日癌を発症。命の危機に瀕したウェイドは、最後の手段として秘密計画ウェポンXに……この辺りは、正直何度も書くと鬱になるし、ググれ。だいたいさ、マーベルだってちゃんと設定しないないっつーか、バットマンのジョーカー、あのピエロのオリジンレベルの扱いよ? 話の都合で上から下へ。こだわりは首輪とチェーン! それはそれとして、癌は治らなかったものの、ウルヴァリン並みの超回復力ヒーリングファクターや、ウルヴァリン以上の戦闘能力、ウルヴァリンより遥かに高い背を持っていたウェイドはマスクとコスチュームを身にまとい、デッドプールを名乗ることになりました。おしまい。
 え? 短い? 続きはWEBで……ああ、ここWEBか! 毎週ディスクウォーズに登場!ならいいんだけど、子安たるZAZELもアベンジャーズのリーダーたる俺ちゃんも忙しいからねー。日本で今売ってるコミックスとなると、デッドプール:マーク・ウィズ・ア・マウスデッドプール/パニシャー・キルズ・マーベルユニバースデッドプール:スーサイド・キングスの三冊があるね。この本を買えば、輝くステージでいつでも会える! シビルウォーのケーブル&デッドプールもあるけど、アレ限定生産でプレミアついてるので一先ずパス。あとWiiとPS3で出ているマーベル アルティメット アライアンスにも出てるね。俺ちゃ……デッドプール初の日本語化は、ひょっとしたらこのゲームでの出演かな!? 初期プレイアブルキャラなので、スイッチ付けたらすぐ会える! 玄関開けたら2分でデップー! 「英語がわからなくてもヒドい」と評判な、PS3&360で発売なDeadpoolも買ってみてもいいんじゃないかな。OK、OK、プレイ感覚はデビル・メイ・クライやベヨネッタ方面に振り切った感じだから。デッドプールさん自らのチュートリアルもあるから、言葉とかマジ些細よ?
 うーん。最近の友達付き合いとか結婚とか紹介したいんだけど、流石にちょっと気恥ずかしいし言い難いから、一旦スタジオにカメラ返そう。ああ大丈夫、こんなこともあろうかと、クローゼットの奥にしまってある、ホットトイズのウィップラッシュを確保しておいたから、もうめんどいとか嫌とかは言わないつーか言わせねえよ!? じゃあ、ちょっとチェンジ・ウィー・キャン!
 あとさー、今さら言うのもなんだけど、黄色って、目ぇ疲れるよね。

 

 急遽気が変わったので、デッドプールの近況報告を。変わったんだってば。
 最近動物と合体してゴライオンになって必殺くまパンチ!じゃ読んでる人も困るので、もうちっと対象を真面目に絞って。

ゴライオンプール

 マーベルは数年前リスタートシリーズ(設定が0になったわけではなく、あくまで仕切りなおし)のMarvel NOW!シリーズを開始。デッドプールもここで仕切り直しとなり、一時期喪失していたヒーリングファクターも元通りに。ぶっちゃけ、仕切り前の最終回で死んだが「次回から新シリーズなので、そのへん大丈夫だから!」とのライターのコメントどおり、ナウでは普通に生きてたし普通にデッドプールのままだった。
 ナウで与えられた初仕事は、SHIELDからの任務。ゾンビ化して蘇ったアメリカ歴代大統領の抹殺。まっとうなヒーローが行うと大問題(実際、キャプテン・アメリカが倒した時はスキャンダルになってしまった)な仕事を与えられたデッドプールは、大統領をゾンビ化させた“ネクロマンサー”マイケルやSHIELDエージェントのエミリー・プレストン、幽霊として事態の収集に来たベンジャミン・フランクリンと知り合う。

マイケル

エミリー・プレストン

ベンジャミン・フランクリン

 過ちに気づいたマイケルやエミリーと共に、デッドプールはゾンビ大統領軍団を撃破しアメリカを救う。しかし、その途中エミリーが殺害されてしまった。マイケルによるとっさの魔術で、エミリーの意識だけは生存。だがその意識は、デッドプールの脳内に収納されてしまった。

脳内エミリー

 その後、エミリーの意識はデッドプールの脳内から、ニック・フューリーがよく使う機械の身体ライフ・デコイに移植。サイボーグおばちゃんとして、家族の元に帰ることが出来た。エミリーはデッドプールの善き面を知ることにより、家族まるごとデッドプールの友人となる。ロボコップ(デッドプール談)となっただけあって、そこらの吸血鬼は素手でくびり殺せるし、銃火器持ちの戦闘員を相手にしても、そうそうは負けない。マイケルも一度死亡したが、利害の一致したメフィストの力で蘇った結果、魔力は増大した。ついでにフランクリンは、ゾンビ騒動終了後も現界。お姉ちゃんの尻を追いかけたりしながら、結構好き勝手に生きている。

メカエミリー

デッドプール&マイケル&フランクリン

 そんなデッドプールの運命を大きく変えたもの、それはドラキュラからの依頼。ドラキュラはデッドプールに、エジプトより自身の花嫁を連れてくるよう依頼。エジプトに渡ったデッドプールは、夢魔の女王シクラーと対面。シクラーは吸精の力を持っていたが、デッドプールはいくら吸い取ってもピンピンとしていた。自分と付き合える男に興味を持つシクラー、デッドプールもシクラーの美しさにどぎまぎし始める。シクラーを狙う吸血鬼ハンターブレイド、シクラーの存在に興味を持ったヒドラとモードック率いるAIM、訝しむドラキュラより派遣されたウェアウルフ……戦いと旅を重ねる中、二人はお互いに惹かれ合っていく。

ひかれあう二人

 そもそも、シクラーの美しさと血統の良さに惹かれているだけのドラキュラの求愛なんぞシクラーにとってどうでも良い話。二人はドラキュラの本拠地であるニューヨークに乗り込み、ドラキュラ率いる西洋妖怪軍団に戦いを挑む。戦局は明らかにデッドプール不利であったが、囚われていたシクラー支持の妖怪が開放され五分に。更に、シクラーとデッドプールを認めたブレイド、ドラキュラの洗脳が解けたウェアウルフ、途中合流したものの怪我して動物病院に入れられたボブ、ついこの間数コマ出ただけのモブな神父と道中出会った人々の援軍。そしてデッドプールのSOSによりやって来たのは、サンダーボルツ(レッドハルク、パニッシャー、エレクトラ、ゴーストライダー)一同に加え、先のマイケルやフランクリン。援軍による猛攻の前に、次々と倒れるドラキュラ一派。それでもドラキュラは王たる余裕を崩さなかったが、シクラーの発言により、仰天する。

「私、デッドプールと結婚したのよ」

ドラキュラ「え!? マジ!?」

 NTR!?と激昂するドラキュラは、ゴーゴンの首を使いシクラーを石化。駆けつけてきたデッドプールも追い詰めるが、デッドプールの捨て身の奇策により敗北。命からがら逃げ出すが、重症を負った上に権力の大半を喪失。ドラキュラにとって、デッドプールは最大の怨敵となった。つい最近も、スパイダーマン抹殺兵器スパイダースレイヤーをデッドプールスレイヤーに改造し、襲撃を仕掛けてきた。科学と魔術が交錯する時!

デッドプールスレイヤー降臨

 ドラキュラの権力はシクラーに移り、デッドプールとシクラーは正式な結婚式を挙げる。式には、アベンジャーズが参加。結婚式は平和地帯なこともあってか、ウルヴァリン派とサイクロップス派に分かれていたX-MENの両メンバーも平和的に式に参加した。もちろん、エミリーやマイケルにフランクリンやボブ、デッドプールの友人一同も参加。ケーブルももちろん登場。今ケーブル、指名手配犯だった気がするけど。平和地帯!

結婚おめでとうございます

 善悪さだからぬ傭兵も参加したせいで、パニッシャーが乱入して大乱闘なんてことにもなったが、ハルクとシングやヘラクレスといったヒーロー勢も暴れていたのでまあとんとん。多分一番賢かったのは、素顔でこっそり参加していたタスクマスター。平和地帯? 何の話ですか?
「え? 実は10回ぐらいもう結婚してるよ?」と言ったデッドプールの発言や、結婚記念号の表紙がギネス入り等のサプライズも大量にあったが割愛※。
※この辺り丸っと邦訳される気もするのでちとボカさせて頂きます。VSドラキュラ一派も、結構その辺、処理してます。大丈夫、アンケートとか送ればきっとその内どうにかなる。

 遂に結婚し、妻を持ったデッドプール。だが彼は、まだ知らない。自分には、既に娘が居たことを――。

 以上、駆け足で紹介した、デッドプールの最近の友達&結婚周りの話です。娘の話、新たに判明したデッドプールの生物学的特徴はまた今度に。新しい友人が増えたのもそうですが、キャプテン・アメリカやウルヴァリンと言った知り合いも、とある任務をデッドプールと共にこなしたことにより、現在はかなり親しい間柄に。世間的な評判が、一昔前の「良くわからない厄介な奴」から「良くわからないけど悪い奴じゃ無い」に変わった感じですかね。とりあえず、独り身のホークアイが拗ねるぐらいには、今のデッドプールは妻を始めとした家族や友人に恵まれております。

 

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日々雑談~1726~

 明日おそらく、SSを一本アップできるかと思います。色々と最終回記念とか、久々に書きたい物とかが入り混じった結果……なんだろう、コレ。

 今日はこの時間までデッドプール:スーサイド・キングスを何度も読み返す感じで。原書は持ってるし何度も読んでるけど、やはり日本語訳された物は格別な味が。むしろ、何度も読んでいるからこそ、楽しいのかも。

デッドプール:スーサイド・キングス

 用語解説がマーベル作中用語ではなく、アメリカポップカルチャー史に出てくる単語の解説が多いあたり、ホントどうでもいいことをべらべらとこの野郎なのが伝わると思います。今回の話、スパイダーマンもデッドプール寄りのおしゃべりスピーカー野郎なので、基本うるせえこの野郎尽くし。「もういい。お前たちとは別行動だ」そりゃ耳の良いデアデビルは困るよな!w
 またその内書くとは思いますが、一先ず驚いたのは帯。好き放題通り越して野ざらし状態な短篇集「デッドプール:デッド・ヘッド・リデンプション」の邦訳決定(来年1月発売)もそうだけど、デッドプール:マーク・ウィズ・ア・マウスが5刷ってオイ。普通にロングセラーになってて、ビックリだよ!

  

日々雑談~1724~

 いよいよ、デッドプール:スーサイド・キングスが発売ですね。X-MEN:ZEROでの顔見世、マブカプ3参戦、主役の実写映画製作決定、そして来週のディスクウォーズ登場。こんな形で日本にばらまかれた点の一つが、このスーサイド・キングス。点はおそらく、そろそろ線となるでしょう。ニコニコのディスクウォーズ配信、タグも市場も予告部分のコメント濃度もえらいことになってるもんな! 出るの来週なのに!
 それはそれとして、ある意味スーサイド・キングスよりも、デッドプールよりも自分にとって思い入れがあるかもしれない作品が、同時発売のバットマン:ノーマンズ・ランド1だったりします。実はノーマンズ・ランドの紹介記事が、当サイトで初めて本格的に取り上げられたアメコミ系の記事。今もそうなんですけど、ウチの方針って「面白いなコレ!」とか「ちょっとコレについて語りたいな」と移り気かつ自由なスタイル。その話のこのノーマンズ・ランドの記事を書いた日から、話のバリエーションにアメコミが入ったわけですね。この数日後、変な赤タイツに出会った結果、なんというか面白い事になるわけですが。
 ちなみに件のノーマンズ・ランド紹介記事がコチラ。ネタバレ気味なので、閲覧には注意を。
 2010年の記事なので、だいたい四年前ですね。自分で自分を分析して見るに、旬のネタの使い方や説明の足りなさから感じる未熟さ、この頃からあまり変わっていない方針。そして何より……当時の俺、おそらく「良い作品だけど邦訳出ないよなあ」という諦めが強いです。紹介することで良い方向に転がってくれないかなーというのも感じるけど、その一方無理だな!とも考えている。その証拠は、紹介記事の割に結構容赦なくネタバレをしている辺りかと。現状に当てはめてみると弱気ですが、当時を思い返して見るに、自然とこうなってしまう材料はあったのですよ……。
 しかし四年たった今では、無理!?と思っていたことが現実に。当時そう思わざるを得なかった材料の大半も払拭済みと、ジャンル“アメコミ”はだいぶ様変わりしました。映画、邦訳、アニメ、ドラマ! 点が繋がり線としての形を作ったのは、デッドプールだけではないのです。

ディスクウォーズ:アベンジャーズなコラム~その26~

アイアンマン「総集編で出番のなかったビッグ3を連れてきたぞ」

アキラ「三銃士……じゃなくてビッグ3!?」

アイアンマン「サーペントソサエティのキングコブラ」

キングコブラ「序盤じゃレギュラー扱いだったのによお」

アイアンマン「X-MEN創設者、プロフェッサーX」

プロフェッサーX「私は君たちと直接会っていないし、映像記録に残るような出方をしていない以上、仕方ないな」

アイアンマン「以上だ」

サイクロップスさん

 ディスクウォーズ:アベンジャーズ第26話は総集編!
 いやほら、サイクさんX-MENとして名前呼ばれなかったけど、ちょっと出てたしね! アキラの言い方だと、ウルヴァリンが名実ともにトップっぽかったけど! 当サイトは、不屈のミュータントの長、サイクロップスを応援しています。いや、マジで。

 というわけで、今週は今までの戦いを振り返る総集編。回顧するだけではなく、ディスクウォーズのルールである属性についても解説。少年達は、自分の担当以外の属性ディスクはスマッシュできない。知らないと、解説や該当シーンを観ていないとわからないルールです。
思い出や名シーンだけでなく、そこに解説やルールを加える事で、ここから作品を観始めてもOKなのが良い総集編。前者だけだと単なる回顧録ですし、後者のみだとそもそも面白い話に仕立てにくいですしね……。あとおそらく、最も肝心な部分であろうガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー関連のデーターを盗まれなかったことは、ヒーローにとっての利点、今後の伏線になるかと。対戦データーってそもそも、ヴィラン側にもある物ですしねえ。
 そして、TwitterやついっぷるのHOTワードを占拠したのは、アイアンマンでもモードックでもなく「デッドプール」や「デップー」。というわけで、来週はデッドプール回でございます。待ちに待ってた出番が来たぜ! 降臨、満を持して! 予告の時点で「本当に大丈夫か?」言われてるけど、それはコッチのセリフよ!?
公式サイトの予告に載っている「デッドプールに恨みを持つヴィラン達までもが押しかけて来て
」って、一体誰が押しかけてくるというんだ。既にディスクウォーズに出ているヴィランにも、結構な数デッドプールに恨みを抱いているヴィランが居ますしなあ。

タイガーシャーク「蜂の巣にされたわぁ!」

モードック「飛行チェアを盗られて、上空から突き落とされた!」

バロン・ジモ「シチズンⅤ、大破轟沈!」

ドクター・オクトパス「ウェブシューターを奪われて、アイツそのままスパイダーマン気取りで街を跳び回って……いやいや、私ではなく、スパイダーマンがね、愚痴ってたんだ」

クロスボーンズ「ああん? 気球に括りつけられて空飛ばされて、海に落ちて漂流してカモメ食って、そのあとリベンジマッチ挑んだら、ブリーフ一丁にされた上にボコられて、パンツ一丁で連行されたわ! どうだ、俺には勝てねえだろ!?」

ダイヤモンドバック「女傭兵一同で囲んだら、下半身の物全部脱ぎ捨てて、ブランブランさせながら挑発されたことあるんだけど」

一同「「「「優勝!!」」」」

 思い出せる範囲でだけど、ホント、ロクでもないことしかしてねえな、アイツ……。これでいて、タスクマスターや(ヒーローだけど)グレイト・レイクス・アベンジャーズが乗り込んでくる可能性もあり。しっかし、実写映画化決定からディスクウォーズ参戦に邦訳発売。この連続コンボのような流れ、まず間違いなくデッドプールは何か“持って”いますな。タイミングが良すぎるわー。
 今日の紹介は、せっかくの総集編での新撮出演。ずっと裏方としてアベンジャーズを支えてきた、あの人。最も今世間で欲されている情報は赤タイツだろうけど、それは流石に来週ね!?

ペッパー・ポッツ

ペッパー・ポッツ

 本名、ヴァージニア・ポッツ。愛称であるペッパーの由来は、そばかすや赤毛より連想されるものが胡椒だから。ディスクウォーズのペッパーにそばかすは無いが、原作でもあったり無かったりなので、細けえことはいいんだよ!精神でここは一つ。
 元々はスターク・インダストリーの一社員だったが、巨額損失一歩手前だった会計上のミスに気付き、社長であるトニー・スタークに報告。ペッパーの優秀さを認めたトニーは、彼女を個人秘書に昇格させる。同じく、トニーを交通事故から救った元ボクサーのハロルド・ホーガン(ハッピー・ホーガン)も、トニーのお抱え運転手に。トニー、ペッパー、ホーガン、後にアイアンマンを公私共に支える事となる関係性は、ここより始まった。
 トニーは最初、自分がアイアンマンであることを隠していた(名目上アイアンマンは、トニーの私的ボディーガード)が、やがて信頼できる友人となっていたペッパーとホーガンの二人には真実を告白。二人は、陰日向にアイアンマンとトニー・スタークを支えることとなる。ペッパーは最も身近な人間としてトニーのフォローに周り、ホーガンも時にはトニーの代役としてアイアンマンスーツを纏うことになる。
 しかし、ペッパーにとってのトニーは友人でも有り上司でも有り、想い人でもあった。だがトニーは友人より一歩踏み込む事はせず、やがてペッパーはホーガンと結婚する。一度の離婚を経て、ペッパーとホーガンは再婚。関係性や苗字に変化があっても、三人の中には変わらぬ絆があり続けた。

ペッパー&ホーガン

 だがしかし、ヴィランであるスパイマスターがトニーを狙い、人質としてホーガンを誘拐、続けてペッパーも狙う。だがホーガンは、ペッパーを守るため捨て身の奮起。結果、ほぼ相撃ちの形となり、負った傷が元でホーガンは死亡してしまう。
 未亡人となったペッパーだが、その後トニーの最も信頼できる部下として、ヒーローチーム“オーダー”の司令官に就任。情報参謀役であるヘラ(オーダーのモチーフはギリシャの神々)として、活動した。
 やがてペッパーはアイアンマンの戦いに巻き込まれ、重態に。心臓の近くには榴散弾が。トニーは彼女を生かすため、自らと同じ手術をペッパーに施す。サイボーグとなっての復活後、国政に携わっていたトニーの権力が失墜し、ペッパーの身にも危険が迫ったその時、彼女はトニーが設計開発していた新たな力を手にする。アイアンマン・マーク1616。ペッパーの為に創られた非武装アーマー“レスキュー”の装着である。

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 ペッパーの意向で武装は内蔵されなかったものの、当然ながらスーツとしては高性能。アイアンマンスーツの基礎である身体能力向上や飛行能力は当然装備。加えて高性能なセンサー類や電磁&磁力フィールドの展開、更には後に外されたものの、トニーの執事ジャーヴィスをモデルにした高性能AI『J.A.R.V.I.S』も装備されていた。レスキューの名の通り、救助活動が主なスーツではあるが、トニー・スタークの職人魂とペッパーを大事にする気持ちが込められた逸品である。信頼できる人間が装備する非戦的なスーツ。平和を望むトニーにとって、ある意味作りたいスーツでもあったのかもしれない。
 このように、コミックス、映画、アニメ、そしてディスクウォーズと、ペッパーの立場は作品によって大きく違う。だがしかし、彼女が暴走しやすいトニー・スタークを押しとどめる、大事な善き人であることは、基本何処の世界でも変わらない。

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