日々雑談~1692~

 榛名改二、レベル77じゃ足りねーのかよぉぉぉぉッ!(挨拶)
 聞いた話だと、レベル80がラインだとか。霧島さんや比叡のラインが75だから、大丈夫だと思っていた。一回出撃したら78になったので、明日演習2セットとちょっとで80にはなるでしょう。まあ、許容範囲。
 そして何故に俺、妹(霧島さん)にさん付けで、姉(比叡)は呼び捨てなんだ。眼鏡か眼鏡の知性か。それともひえーの若々しさのせいか。

 夏コミ新刊、ゴリラゴリラ書きすぎて、アイデンティティクライシス起こしそうだぜ。同じ単語の連続は、内容問わず色々と来る。あんだけツインテールを作中に盛り込んで、アイデンティティクライシスどころかむしろみなぎる勢いな、水沢夢先生はスゲエよ。もはや好きが高じてツインテールがあって当たり前、さながら良い意味で空気の域に達しているのか! 俺も見習おウホ!

>ぶっちゃけ、普通に批判されてませんか?特にデアデビルやスパイダーマンみたいなセレブで無いヒーローは世間的にミュータントと同じくくりのような

 お気持はわかりますが、それを言ってしまうと、そもそもアキラの疑問から始まった今回のテーマが無くなってしまいますので……。批判の存在を無視してるわけでもありません。そして流石に、彼らの受けている批判とミュータントの受けている差別は深刻さが違うかと。批判は人を中々殺せませんが、差別は容易に人を殺します。

なんでマーベルでミュータントって差別されるん?~前編~

「人間は違う誰かを中々認められない。そういう生き物だ。だがアキラ、お前は大人になっても、今のその気持を絶対に忘れるな」

ふじい(以下F)「アベンジャーズのヒーロー達とは違って、X-MENのミュータントは何故差別されるのか。子供の疑問に対しての、アイアンマンの大人としての正しい対応です」

サイレン(以下S)「大人は疑問に対して何らかの答えを出して生きていくしか無いからな。仕方がない、しょうがない。理不尽への常套句だ」

F「おとなになるって、かなしいことなの……」

S「それはやめい」

F「でもこの疑問は、当然のことだよな。なんでアベンジャーズはOKで、X-MENはNOなのか。あくまで私見ですが、もしかしてここのせいじゃないかなーというポイントを挙げてみようかと。もしかしたら今後ディスクウォーズで答えが出るかもしれないし、その答えは自分が出した答えとは違うかもしれない。何より、他の作品で既に出ていることかもしれない。でもおそらく、一度触れておいたほうがいいことだからな……」

S「昔の地上波アニメでも最近の映画でも、触れられなかったり、そもそもアベンジャーズとX-MENが同じ世界に居ない作品も多いからねえ」

F「ディスクウォーズで取り上げられた今が一つのタイミングってことだな」

 

F「ミュータントが何故迫害を受けるのか。コレはある意味もう答えが出ているな」

S「前者は、自分と違う誰かを認められない~からのトニーの言だな」

F「もう少し進むとしたら、少し別のアプローチから考えてみればいい。逆に考えてみるんだ」

S「……アベンジャーズは、何故迫害されないか?」

F「それだ。人と違うから差別されるというなら、何故アベンジャーズは人とみなされているのか。個人的なキーワードは理屈だと思うのよね」

S「理屈?」

F「例えばディスクウォーズのレギュラーメンバーだと、キャプテン・アメリカは何故老化が遅いのか」

S「超人血清を摂取しているからだろ」

F「ワスプってなんで小さくなれるんだ?」

S「そりゃピム粒子の力よ」

F「少し視点を変えて、ファンタスティック・フォーの四人はなんで超人化したのか」

S「宇宙線を浴びたせいだよな」

F「じゃあウルヴァリンはなんで不死身で手から爪が出るんだ?」

S「そりゃミュータントだからだろ。……なるほど」

F「アベンジャーズのメンバーってさ、ほぼ全員超人になった理屈があるのよ。超人血清やピム粒子や宇宙線、不思議科学ではあるけど、その不思議科学が理屈としてあり、人が超人に変貌した理由となっているわけで。つまり、だから彼らは超人なんだ!という理屈があって、差別意識が緩和される。片やミュータントには、その理屈がない。理屈がないまま、人からミュータントになって、人間とは違う存在になってしまう。ミュータントにも放射能や宇宙的存在フェニックスフォースのような外的要因の存在は示唆されているけど、どれも断定できるまでの物じゃないし、これはこれで新たな問題が生まれてくるからな……」

S「人間は違う誰かを中々認められない。アベンジャーズには、違うことへの理屈があって、それが認める材料になるわけだ。そもそもみんな後天的能力者だからなあ、彼ら」

F「宇宙線を浴びるとかピム粒子を使うとか、現在もう一つの超人となる手段として確立されて、その方法で超常的能力を手に入れたゴリラとかマンドリルとかいるしねえ。手段として確立されるのは、デカいよ」

S「いや別に人も超人になってますよね!?」

F「生まれながらの超人ってことならマイティ・ソーがいるけど、ありゃ神様だからな。最初から人とは違う……そもそも神様がいるって感覚がよう分からんけど。異星人みたいな感じなんじゃないか? おそらく、最初から種としてのカテゴリーが違って、人種差別の対象にはならないと。超人種族インヒューマンズはミュータントに立場が似ているけど、彼らには異星人による先祖の改造という理由があるし、何より元来、人間と距離をおいている」

S「存在や居場所からして、人とは違うと区別されているわけか。あとさ……ミュータントよりマシな扱いだけど、ハルクって差別されてるよね?」

F「まあねー。ディスクウォーズのレギュラーメンバー中、一番風当たりが強いのはハルクだろうねえ。あと、ファンタスティック・フォーなら、明らかに人とは違う外見になってしまったシングも相当言われている。実のところ、理屈も完全に差別を払拭する材料じゃないからね。アベンジャーズも差別されにくいだけで、超人というだけで辛辣に接する層もいないわけじゃない。市民から見たミュータントやヒーローへの距離感や辛辣さを描いた作品と言えばマーベルズ。性質上、そういうのを見たい方は是非!と言えない暗部だけれどね。まあハルクやミュータントのもっと現実的な問題を語ることにして、とりあえず長くなったし、ここは」

S「後編に続くってか」

F「そうそう。ああ、あと、アベンジャーズのメインメンバーの中に、ミュータントとしての差別虐待を受けた非ミュータントのキャラが居るぞ。無能力時代、紛れも無く只の人だった頃に。つまり、ミュータント差別の経験者」

S「え? マジで!?」

F「結局のところ、ミュータントと比べたらアベンジャーズは……と、ミュータントがアベンジャーズの盾になっているふしもあるんだよな。なんとも、重いし辛い」

ディスクウォーズ:アベンジャーズなコラム~その17~

 ディスクウォーズ:X-MEN第17話!
 間違えた! ディスクウォーズ:アベンジャーズ第17話!
 ウルヴァリンの静かな怒り、ミュータントの熾烈な歴史、他のヒーローは良くとも何故かミュータントだけは差別されているという現実。まごうことなき、X-MENです。ディスクも善意が発端ですが、センチネルだってアレ、創られた理由は善意と正義ですからね。歪んでいたけど。
 超人が集まるのでは、アベンジャーズの別チーム。ミュータント同士傷つけ合い、守ったはずの人々から石を投げられ、傷だらけの身体を癒やし守り合いながら、誇りを持って生きていく姿。あくまで一つの見方ですが、こういうアベンジャーズとは違うあり方があるからこそ、ミュータントでありX-MENなわけで。アベンジャーズが中心にあるアニメだからこそ、X-MENの辛さも映える。最初の頃から言ってるけど、このアニメ、アメリカナイズされたヴィランという単語の説明や今回のX-MENの苦難からも目をそらさない姿勢、称するならば誠実の二文字。実に良き言葉です。
 あと今回、ミュータントによるディスクの変貌にも触れてましたね。作中の通り、ミュータント編として発売されているバチ魂バットは、攻防ともに既存の物より攻防が高い新型になっております。煌く脚本と構成の小技。
 本日の紹介は、ついに能力の片鱗が現れたあの少女。「あ。これ言わなかったら、サプライズ感出せるわ……」ということで、先週は彼女に関してだんまりでした。一木久子に続く、日本人かつ少女なミュータント!

サージ(ノリコ・アシダ)

サージ(アシダ・ノリコ)

漢字で書くと、芦田則子。れっきとした日本人であり、X-MENのキャラクター。ディスクウォーズ出演に際してあまりデザインは変わっていないものの、言われなければ分からないレベルで馴染んでいた。なお、原作では黒髪を青く染めており、想定年齢は17歳もしくは18歳近辺。
ディスクウォーズの去就は分からぬものの、原作X-MENにおける彼女は、最初から深刻である。まず日本で生まれ育っていたものの、ミュータントに覚醒した時点で両親に家から追い出されている。その後、道程は不明なもののアメリカに。ニューヨークで数年間、ホームレスを経験。強力な電気にまつわる能力を持っていたものの、その能力をを使うためにはドラッグが必要と、不安定極まりない状態だった。

アシダ・ノリコ(黒髪時代)

X-MENに保護されたノリコは、恵まれし子らの学園の生徒となり、サージという新たなコードネームと、薬の代わりとなるビースト謹製のガントレットを手に入れた。その後、訓練と経験を重ね続け、更にバージョンアップされたガントレットを機械工学の超天才ミュータントであるフォージから授かることで、戦闘能力は飛躍的に増している。
X-MENの一員となったノリコはニューミュータンツやニューX-MENと言った若手ミュータント(マブカプ3に出演したX-23やマッドハウス版X-MENに出た一木久子ことアーマー等)が集まるチームの中核メンバーとなるが、安定とは程遠い紙一重の生活を送ることとなる。

サージ(ニュー・X-MEN)

X-23

アーマー(イチキ・ヒサコ)

怒り狂ったハルクとの死闘、メンバーの死、50人近くの同級生が死亡する大惨事。才能や激昂や協力でノリコは生き延び、今現在では将来有望なミュータントの一人として数えられている。最近、出番ないけど……。
能力は電気の吸収と放出。電撃は強力な武器となるが、このエネルギーを速力に足すことで、高速移動も出来る。時速数百マイルかつ数時間その速度の維持が可能と、応用にしてはかなり高いレベルの能力である。弱点は、前述もした不安定さ。ガントレットや薬の補助で調整しないと、過充電による神経損傷や能力の暴走が起こってしまう。どうにもミュータントは能力が強力であればあるほど、ピーキーになるきらいがある。そして強力であればあるほど、悲劇を背負ってしまうのだ。
未だディスクウォーズではまっさらな彼女。希望は、きっとある筈だ。

アシダ・ノリコ

ディスクウォーズ:アベンジャーズなコラム~その16~

 ディスクウォーズ:アベンジャーズ第16話!
 物語は、近代都市、そして学園へ。そして現れる二人のミュータント、ウルヴァリンとセイバートゥース! 日本を舞台とした、X-MEN編開幕!
 そりゃアキラたち学生なんだし、勉強しなきゃダメだよね?って事で学園に。学校が休みという状況も、トニー宅での自習も、あまりいい形とは言えませんからな。そして、遂に姿を現す、マーベル界隈の大勢力ミュータント勢とX-MEN! 最初のレセプションに出席してディスク化されたサイクロップスとビーストの登場から世界観にいることは分かっていましたが、一つの種であるミュータントにここでスポットライトが。……既に作中ガッツリ出たミュータントなシルバー・サムライがハラキリ扱いですが、それはさて置き。あ。ジャガーノートは、X-MENのキャラですが、ミュータントではないので。
 布石から見て、X-MEN、ミュータントにおいて最もテンプレであり、当たり前としての残酷さが描かれる可能性は、大かと。そして別ベクトルのミュータントの悪意や残酷さを体現しているのが、あの男……! と言うわけで、今回はMarvel史上において、最も獣であることを受け入れている男の紹介です。

セイバートゥース

セイバートゥース(マブカプ)

 映画やマブカプにアニメ、X-MEN出演作にはウルヴァリンの宿敵やライバルとして登場しているキャラだが、実のところ、何者かは良く分かっていない。分かっているのは、本名はビクター・クリード。彼もまたウルヴァリンと同じヒーリングファクター持ちであり、外見以上の歳であることのみ。幼少期、あまりの凶暴性のせいで鎖に繋がれて暮らしていた、1910年代には凶悪な怪物として伝説となっていた。1959年にはニック・フューリーやクレイブン・ザ・ハンターらと共にアッセンブルしていた。

アベンジャーズ1959

 全てが断片であり、全貌は明らかになっていない。この謎の経歴を見ていると、映画第一作(演:タイラー・メイン)とウルヴァリン:X-MEN ZERO(演:リーヴ・シュレイバー)での役者変更も自然に思えるから不思議である。映画では兄弟だったが、原作では兄弟を一足とびしてのウルヴァリンの父親を騙ったことがあった。

セイバートゥース(映画X-MEN)

セイバートゥース(X-MEN:ZERO)

 親族、息子としては反ミュータント組織「人類の友」設立者グレイドン・クリードがいる。変身型ミュータントであるミスティークとの間に出来た、非ミュータントの扇動家である。
 ヒーリングファクター以外の能力は、動物じみた俊敏な動きと腕力、爪は刃の如き鋭さを持ち、牙は巨獣の肉を引き千切る。狡猾な知略を持っており、優れた五感による追跡は獲物を逃さない。
こうして能力を並べると際立つが、セイバートゥースはウルヴァリンの宿敵というより、影である。似た能力を持ちながらも、人間であることを選び続けたウルヴァリン、片や獣であることを受け入れたセイバートゥース。二人は互いから自らの呪うべき部分を見出し続け殺しあう。アダマンチウムという強い武器を持っているウルヴァリンだが、セイバートゥースには巨躯と獣であることによる凶暴性や残虐性という武器がある。それと、ウルヴァリンにより前頭葉を一時破壊された影響で、セイバートゥースにはテレパシー耐性がついていたりする。

ウルヴァリンVSセイバートゥース

 ウルヴァリン憎しで生きているため、基本的にウルヴァリンが籍を置くX-MENやミュータント勢との戦いが多く、あまりアベンジャーズ勢と戦うことはない。むしろ今回のアイアンマン戦は、かなりレアだった可能性がある。基本好き勝手なセイバートゥースだが、ウルヴァリンへの誕生日プレゼント“ウルヴァリンの恋人をいたぶって好き勝手したあと殺す”は無駄に習慣づけている。
そして、ついに恨みと怒りの限界を越えた結果、ウルヴァリンはヒーリングファクターを無効化する刀、ムラサメ・ブレードを手にセイバートゥースとの決戦に臨む。シルバー・サムライより剣技を学んだウルヴァリンは、遂にセイバートゥースを葬った。

ウルヴァリンVSセイバートゥース 決着

 ……だがしかし、彼自身は死を装い(ヒント:クローン)しばし潜伏していただけだった。ウルヴァリンの人生を地獄同然に貶めるため、セイバートゥースは復活。一匹の狂獣ではなく群れを率いる長として二代目シルバー・サムライや忍者軍団ザ・ハンドと手を組むことで、彼はアジア有数の権勢を手にすることとなった。アニメでは日本での知名度の無さを嘆いていたセイバートゥースだが、今はむしろ日本はホームグラウンドの一つである。

セイバートゥース

 権勢を手にし、ヴィランを集めてパーティーなんて物を開いてみたところ、ウルヴァリンがしれっと参加。セイバートゥースとパーティーの参加者をボコボコにした。
「お前の誕生日プレゼントよお……やる方に回ると、最高じゃねえか。テメエの誕生日なんか知らねえけど、俺も毎年やってやるよ」
 好敵手という言葉も霞む、負の感情しかない関係。セイバートゥースとは、そんな感情の源に相応しい、獣である。

X-MEN:フューチャー&パスト スタッフロール後のアレについて

X-MEN:フューチャー&パストを観てきました。今までのX―MEN映画の集大成にして、新たなステージへと繋がるターニングポイントでもあり。今まで追ってきた事もあり、満足度は高いですね、やはり。
そして、もはやお馴染みとなったスタッフロール後のサプライズ。というわけで、知っている人はおおっ!?となるものの、知らない場合はちょっと理解に困る、最後のサプライズに関しての解説です。現状、半分推測や希望も入っていますが、その辺は見逃していただければ。
当然、この先はネタバレです。あと最後にちょっとだけ、身も蓋もない感想を一つ。

 

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