ディスクウォーズ:アベンジャーズなコラム~その17~

 ディスクウォーズ:X-MEN第17話!
 間違えた! ディスクウォーズ:アベンジャーズ第17話!
 ウルヴァリンの静かな怒り、ミュータントの熾烈な歴史、他のヒーローは良くとも何故かミュータントだけは差別されているという現実。まごうことなき、X-MENです。ディスクも善意が発端ですが、センチネルだってアレ、創られた理由は善意と正義ですからね。歪んでいたけど。
 超人が集まるのでは、アベンジャーズの別チーム。ミュータント同士傷つけ合い、守ったはずの人々から石を投げられ、傷だらけの身体を癒やし守り合いながら、誇りを持って生きていく姿。あくまで一つの見方ですが、こういうアベンジャーズとは違うあり方があるからこそ、ミュータントでありX-MENなわけで。アベンジャーズが中心にあるアニメだからこそ、X-MENの辛さも映える。最初の頃から言ってるけど、このアニメ、アメリカナイズされたヴィランという単語の説明や今回のX-MENの苦難からも目をそらさない姿勢、称するならば誠実の二文字。実に良き言葉です。
 あと今回、ミュータントによるディスクの変貌にも触れてましたね。作中の通り、ミュータント編として発売されているバチ魂バットは、攻防ともに既存の物より攻防が高い新型になっております。煌く脚本と構成の小技。
 本日の紹介は、ついに能力の片鱗が現れたあの少女。「あ。これ言わなかったら、サプライズ感出せるわ……」ということで、先週は彼女に関してだんまりでした。一木久子に続く、日本人かつ少女なミュータント!

サージ(ノリコ・アシダ)

サージ(アシダ・ノリコ)

漢字で書くと、芦田則子。れっきとした日本人であり、X-MENのキャラクター。ディスクウォーズ出演に際してあまりデザインは変わっていないものの、言われなければ分からないレベルで馴染んでいた。なお、原作では黒髪を青く染めており、想定年齢は17歳もしくは18歳近辺。
ディスクウォーズの去就は分からぬものの、原作X-MENにおける彼女は、最初から深刻である。まず日本で生まれ育っていたものの、ミュータントに覚醒した時点で両親に家から追い出されている。その後、道程は不明なもののアメリカに。ニューヨークで数年間、ホームレスを経験。強力な電気にまつわる能力を持っていたものの、その能力をを使うためにはドラッグが必要と、不安定極まりない状態だった。

アシダ・ノリコ(黒髪時代)

X-MENに保護されたノリコは、恵まれし子らの学園の生徒となり、サージという新たなコードネームと、薬の代わりとなるビースト謹製のガントレットを手に入れた。その後、訓練と経験を重ね続け、更にバージョンアップされたガントレットを機械工学の超天才ミュータントであるフォージから授かることで、戦闘能力は飛躍的に増している。
X-MENの一員となったノリコはニューミュータンツやニューX-MENと言った若手ミュータント(マブカプ3に出演したX-23やマッドハウス版X-MENに出た一木久子ことアーマー等)が集まるチームの中核メンバーとなるが、安定とは程遠い紙一重の生活を送ることとなる。

サージ(ニュー・X-MEN)

X-23

アーマー(イチキ・ヒサコ)

怒り狂ったハルクとの死闘、メンバーの死、50人近くの同級生が死亡する大惨事。才能や激昂や協力でノリコは生き延び、今現在では将来有望なミュータントの一人として数えられている。最近、出番ないけど……。
能力は電気の吸収と放出。電撃は強力な武器となるが、このエネルギーを速力に足すことで、高速移動も出来る。時速数百マイルかつ数時間その速度の維持が可能と、応用にしてはかなり高いレベルの能力である。弱点は、前述もした不安定さ。ガントレットや薬の補助で調整しないと、過充電による神経損傷や能力の暴走が起こってしまう。どうにもミュータントは能力が強力であればあるほど、ピーキーになるきらいがある。そして強力であればあるほど、悲劇を背負ってしまうのだ。
未だディスクウォーズではまっさらな彼女。希望は、きっとある筈だ。

アシダ・ノリコ

お知らせ

 あ、アカン。作業に没頭していたら、こんな時間に。久々の新刊作成作業がやけに楽しく。
 すみませんが、今日は更新休ませて下さい。というか、今週は仕事の方も忙しいので、更新が不定期になるかもしれません。その時は、事前に改めてアナウンスします。
 一応、水曜のディスクウォーズのコラムはちゃんと更新する予定です。第一話からここまで続けてきたこと、なるたけ最後まで休まず続けたく。最も出来ることならば、最後が見えないぐらいの長寿アニメになって欲しい所です。今のX-MEN編、第一話から慎重に築き上げてきたことが順調に回っている結果、超ノッてるもんなー。

夏コミ 新刊告知

 というわけで、今年の夏行われるコミックマーケット86、三日目 西地区 そ-04a 肉雑炊でサークル参加します。新刊は三日目 そ-04a 肉雑炊、新刊はアメコミ✕TYPE-MOONのアメコミカタツキシリーズ最新作のアメコミカタツキ Gorilla/stay nightとなります。表紙画像は、以下のとおり。毎度毎度、イラストを引き受けてくださった、すろうすさんには足を向けて寝られず……。

アメコミカタツキ Gorilla/stay night 表紙

 ホント、マジ足向けて寝られねえわ、今回。詳しい内容は、また後日。一先ずご報告ということで。
 男一匹、泥まみれ、ゴリラまみれ。

ディスクウォーズ:アベンジャーズなコラム~その16~

 ディスクウォーズ:アベンジャーズ第16話!
 物語は、近代都市、そして学園へ。そして現れる二人のミュータント、ウルヴァリンとセイバートゥース! 日本を舞台とした、X-MEN編開幕!
 そりゃアキラたち学生なんだし、勉強しなきゃダメだよね?って事で学園に。学校が休みという状況も、トニー宅での自習も、あまりいい形とは言えませんからな。そして、遂に姿を現す、マーベル界隈の大勢力ミュータント勢とX-MEN! 最初のレセプションに出席してディスク化されたサイクロップスとビーストの登場から世界観にいることは分かっていましたが、一つの種であるミュータントにここでスポットライトが。……既に作中ガッツリ出たミュータントなシルバー・サムライがハラキリ扱いですが、それはさて置き。あ。ジャガーノートは、X-MENのキャラですが、ミュータントではないので。
 布石から見て、X-MEN、ミュータントにおいて最もテンプレであり、当たり前としての残酷さが描かれる可能性は、大かと。そして別ベクトルのミュータントの悪意や残酷さを体現しているのが、あの男……! と言うわけで、今回はMarvel史上において、最も獣であることを受け入れている男の紹介です。

セイバートゥース

セイバートゥース(マブカプ)

 映画やマブカプにアニメ、X-MEN出演作にはウルヴァリンの宿敵やライバルとして登場しているキャラだが、実のところ、何者かは良く分かっていない。分かっているのは、本名はビクター・クリード。彼もまたウルヴァリンと同じヒーリングファクター持ちであり、外見以上の歳であることのみ。幼少期、あまりの凶暴性のせいで鎖に繋がれて暮らしていた、1910年代には凶悪な怪物として伝説となっていた。1959年にはニック・フューリーやクレイブン・ザ・ハンターらと共にアッセンブルしていた。

アベンジャーズ1959

 全てが断片であり、全貌は明らかになっていない。この謎の経歴を見ていると、映画第一作(演:タイラー・メイン)とウルヴァリン:X-MEN ZERO(演:リーヴ・シュレイバー)での役者変更も自然に思えるから不思議である。映画では兄弟だったが、原作では兄弟を一足とびしてのウルヴァリンの父親を騙ったことがあった。

セイバートゥース(映画X-MEN)

セイバートゥース(X-MEN:ZERO)

 親族、息子としては反ミュータント組織「人類の友」設立者グレイドン・クリードがいる。変身型ミュータントであるミスティークとの間に出来た、非ミュータントの扇動家である。
 ヒーリングファクター以外の能力は、動物じみた俊敏な動きと腕力、爪は刃の如き鋭さを持ち、牙は巨獣の肉を引き千切る。狡猾な知略を持っており、優れた五感による追跡は獲物を逃さない。
こうして能力を並べると際立つが、セイバートゥースはウルヴァリンの宿敵というより、影である。似た能力を持ちながらも、人間であることを選び続けたウルヴァリン、片や獣であることを受け入れたセイバートゥース。二人は互いから自らの呪うべき部分を見出し続け殺しあう。アダマンチウムという強い武器を持っているウルヴァリンだが、セイバートゥースには巨躯と獣であることによる凶暴性や残虐性という武器がある。それと、ウルヴァリンにより前頭葉を一時破壊された影響で、セイバートゥースにはテレパシー耐性がついていたりする。

ウルヴァリンVSセイバートゥース

 ウルヴァリン憎しで生きているため、基本的にウルヴァリンが籍を置くX-MENやミュータント勢との戦いが多く、あまりアベンジャーズ勢と戦うことはない。むしろ今回のアイアンマン戦は、かなりレアだった可能性がある。基本好き勝手なセイバートゥースだが、ウルヴァリンへの誕生日プレゼント“ウルヴァリンの恋人をいたぶって好き勝手したあと殺す”は無駄に習慣づけている。
そして、ついに恨みと怒りの限界を越えた結果、ウルヴァリンはヒーリングファクターを無効化する刀、ムラサメ・ブレードを手にセイバートゥースとの決戦に臨む。シルバー・サムライより剣技を学んだウルヴァリンは、遂にセイバートゥースを葬った。

ウルヴァリンVSセイバートゥース 決着

 ……だがしかし、彼自身は死を装い(ヒント:クローン)しばし潜伏していただけだった。ウルヴァリンの人生を地獄同然に貶めるため、セイバートゥースは復活。一匹の狂獣ではなく群れを率いる長として二代目シルバー・サムライや忍者軍団ザ・ハンドと手を組むことで、彼はアジア有数の権勢を手にすることとなった。アニメでは日本での知名度の無さを嘆いていたセイバートゥースだが、今はむしろ日本はホームグラウンドの一つである。

セイバートゥース

 権勢を手にし、ヴィランを集めてパーティーなんて物を開いてみたところ、ウルヴァリンがしれっと参加。セイバートゥースとパーティーの参加者をボコボコにした。
「お前の誕生日プレゼントよお……やる方に回ると、最高じゃねえか。テメエの誕生日なんか知らねえけど、俺も毎年やってやるよ」
 好敵手という言葉も霞む、負の感情しかない関係。セイバートゥースとは、そんな感情の源に相応しい、獣である。

日々雑談~1685~

 うーむ……どうにも、色々と行き詰まりな気がする。夏コミ新刊作業も含め、ペースアップしていきたいところなんだけど。

 アラン・ムーアがクトゥルー神話に挑んだネオノミコン邦訳決定!
 ……えーとあの、アレ正直、表紙が人皮で出来てますと言われても信じるぐらいに行き着くトコに行き着いているんですが。とりあえず、この英断に花束を。ああ、大好きだよ、こういうフルスロットルな作品! とりあえず、どんだけ狂気まみれかというと、ジョーカー大暴れなバットマン:キリング・ジョークよりあっち側にいっちゃってます。でもまあ、表紙からして「こういう作品ですよ」オーラ全開な辺りは、表紙詐欺とかとは無縁で実直この上ない感じです。あふれる、善意! 善意!(2回目

ネオノミコン