日々雑談~2405~

 昨日、フューチャー・アベンジャーズなコラム~その7~&日本で触れ合えるデッドプール特集をアップしました。仮公開だったテキストの文章を弄くり、画像を追加。最後に「日本で触れ合えるデッドプール特集」との記事タイトルを追加して完成。一度、こうして現状のデッドプール関係のメディアをまとめて紹介しておきたかったのです。ちょびちょびとココの日々雑談やツイッター上で語っていたことも入っているのですが、こうしてまとめておいた方が後々役に立ったりするので……。

>映画やアニメの中にも原作の小ネタが入っていることもあるので、初心者の為の余談として説明してあげるというのが原作に興味を持ってもらう一番の方法ではないでしょうか。かく言う私もこのサイトのおかげでアメコミ知識を蓄えていったので。藤井さんがいつもこのサイトでやっていることこそが押し付けにならないアメコミを勧める方法なのだと思います。

 WEB拍手にあったコメントですが、自分を切っ掛けに……と言ってもらえるのは、本当にありがたいことです。ありがとうございます。

 ホームページでの掲載って、興味がある人が来てくれる&リアルタイムなSNSに比べ情報が追いやすいので、とりあえず置いておくという意味では効果がデカいんですよね。例えるならば、ツイッターが直接の道案内やイベント時の立て看板に長けたメディアなら、ホームページは道路標識としての役割を果たすメディア。

 たぶん俺の場合、何かを勧める際には切っ掛けや面白そうなモノを出して、興味という原動力を持ってもらいたいのが第一の目的。
 言うなれば、「探してみろ この世のすべてをそこに置いてきた!」という、海賊王方式。勉強もそうですが、たとえ一流の家庭教師や教科書があったとしても、当人に興味ややる気という原動力がなければ上手くいかないのが道理。 色々と面白そうなネタにつながる宝の地図を書きまくってバラまいて、ゴロゴロと寝っ転がりながら盛り上がりを楽しむ。
 つまり、怠惰な海賊王に俺はなる! ……なんて夢のない決め台詞だ。

フューチャー・アベンジャーズなコラム~その7~&日本で触れ合えるデッドプール特集

 フューチャー・アベンジャーズ第7話!
 待ちに待ってた出番が来たぜ、ここはお任せデッドプール! 
 ……意外と早く来ちゃったかー。ちなみに、こんなに早い時期にデッドプールがゲスト出演するのは、たぶんマーベルアニメ初です。

 あと、今回ノリが若干おかしいけど、そこんとこは気にしないでください。当サイトでは、デッドプールと書いて特別仕様と読みます。

 

アイアンマン「ここでハッキリさせておきたいんだが……俺達の中で、まず始めにデッドプールのニセ情報に引っ掛かったのは、誰なんだ?」

キャプテン・アメリカ「デッドプールはああ見えて、優秀な兵士だからな。騙されたのは、仕方ないことだろう」

アイアンマン「わかってるさ。でも、世間は、“デッドプールに騙されベンチャーズ”みたいに好き勝手言ってくるんだ。ちゃんと事情を把握して、二度と起こらないようにしておかないとアベンジャーズが世論に殺されるぞ!?」

 アベンジャーズをハメて、スタークタワーにも容易に潜入するという、前人未到の離れ業。でも、デッドプールなんだよなあ。負けたり出し抜かれたら大恥、かと言って勝ってもそんなに評価は上がらない。それでいて、実力だけは一流。お前は、コスプレキャラが先行してた頃の、長島☆自演乙☆雄一郎か。

 

 偶然……というか、デッドプールの作戦にアベンジャーズがハメられた結果、留守番役となったマコトたち。排除すべき侵入者は、無法、自由、傾奇者、CV子安の四暗刻ことデッドプール! 映画で吹き替えした加瀬さんはソーのCVやってるし、そりゃディスクウォーズ以来のCV子安でもおかしかないわ。

 いやー、正直、レッド・スカルとかサノスとかドルマムゥの方が、デッドプールよりはマシですよ、ホント。絡めば絡むほど、混沌と困惑のデッドプールワールドに引きずり込まれていくという恐ろしさ。身体よりも精神、そして何よりキャラが食われてしまうというね。

 怪我しようが死のうがどうにかなるのがアメコミ。でも、人気を食われてしまったら、そのまま打ち切りやお蔵入りになって、どうにもならなくなるんだぜ? そりゃ、実質死刑みたいなもんよ。

 ほら、しれっとアイキャッチ持ってかれてるし!

 

ワスプ「クロエちゃんの変身能力で、デッドプールを騙すっていい作戦だと思うのよ」

ソー「ああ。正攻法でデッドプールに立ち向かっても、あしらわれるだけだからな。浮かない顔だが、何か問題が? 悩みがあるなら、相談に乗るぞ」

ワスプ「なんで色気で騙すのに、私じゃなくて、キャロルに変身したのかしらね……」

ソー「そういえば、エンチャントレスが暴れていることを、我が父オーディンに報告するため、アスガルドに帰ろうかと思う。では」

ワスプ「ソー?」

 あえて言うなら、キャプテン・マーベル(キャロル)の新キャラボーナス?
 そういやデッドプールがいじくっていたコンピューターに、ディスクウォーズで暴れたバロン・モルドやブリザードやサーペントソサエティの面々がいましたね。サンドマンやグレイガーゴイルらしきディスクウォーズ未登場のヴィランもいたけど、彼らの出番もあるのだろうか。

 実際、どうにもこうにもならない相手であるデッドプールに、諦めずに立ち向かい奇策を張り巡らそうとしたのは、高評価なフューチャー・アベンジャーズ。ベテランヒーローでもデッドプールの相手するのは、嫌がったり諦めたりしがちだからね!

 でも問題は、奇策で立ち向かおうとすること、それすなわちデッドプールのフィールドであること。いやねえ、確かに熱々のコーヒーはしんどいけど、デッドプールのコミックスでの経験を見るに、女性に飲み物を用意してもらったら、良くて睡眠薬、最悪致死量の毒がブラックコーヒー反対派の砂糖みたいな勢いで頻繁に入ってるからね! たとえ口の感覚があったとしても、熱々のコーヒーぐらいじゃあ、めげませんとも!

 ……苦労してるよな、デップーさんも。
 
 

 マコトたちの主人公補正も無視して、任務を達成したデッドプール。しかしそれは、クロスボーンズの巧妙な罠だった!

デッドプール「くやしい……! でも……感じちゃう!」

 なんで俺は児童向けアニメの感想で、クリムゾンネタをぶち込んでるんでしょうね。

 まあ、それはどうでもいいとして、今回の一件の黒幕は傭兵クロスボーンズ。しかし、デッドプールだけでなくクロスボーンズもあっさり入ってきたことで、アベンジャーズタワーの警備わりとザルなんじゃないか疑惑が。空飛べるヴィランなら、楽勝なんじゃねえかコレ。

 マコトたちを遺伝子改造された被害者と考えればデッドプールと被るけど、実はヒドラの元で鍛えられたという意味では、クロスボーンズもマコトたちと被っていたり。クロスボーンズはマコトたちがあのままヒドラにいた場合の、未来予想図ってことですね。三人共、クロスボーンズのことは知っていたようだけど、あんなドクロのマスクを被ったプロレスラーみたいなオッサン観た瞬間、この組織ヤバいともっと早く気づきそうなもんだが……あ。そもそも、首領が赤いドクロのオッサンだったわ、ヒドラ。

 ヒドラはアニメ制作してないけど、日本のニンジャ集団ことザ・ハンドなら、偽装で引越し業者やったり新宿のど真ん中に事務所あったりするから、アニメ会社の一つぐらい抑えてるんじゃね? 

 

 ただ日本のアニメの凄さを語るのではなく、そんな日本の作画スタッフに「戦闘シーンで苦労かけませんように」と気を使う優しさ。やはりデッドプールは一流ですね。そのぶん、声優さんへの負担がかかりそうな戦闘シーン(音声オンリー)だったけどな!?

 今回のデッドプールは、正義と悪の間でゆらぐ中庸プール……というか、悪寄り。でも、アレはアレで無法のわりに空気を読んでいるのです。マコトたちへの手加減もそうだけど、ちゃんとデッドプールはマコトたちの相手をしているのよね。今までの構図だと、どのヴィランもあくまでアベンジャーズを相手していて、マコトもクロエもアディも眼中にほぼ無かったから。ある意味デッドプールとの接触で、初めて一線級のヒーロー兼ヴィラン兼ちゃらんぽらんの凄さを、身で学べたのではないでしょうか。こんな童貞の筆おろしにシュマゴラスが触手を唸らしながら来たような初めてで、今後彼ら大丈夫なんだろうか。

 

マコト「なあ、トニー。この間デッドプールが来てからずっと、毎晩夢に車椅子に乗ったハゲのオッサンが出てきて、こちらの学校ならばアベンジャーズよりも正しい能力の使い方を効率よく教えてあげられるぞって誘ってくるんだけど。クロエもアディも、同じ夢を観てるって」

アイアンマン「よし、わかった。おいハルク、ちょっとスキンヘッドの教授がいる学校で、暴れてきてくれないか?」

 映像権利としてはX-MENに属しているデッドプールが出てくるのは、今後のフューチャー・アベンジャーズにX-MENが関わってくる可能性を残したということで世界観的には大事件なものの、デッドプール登場のインパクトのデカさに隠れてしまったというオチに。いや、最近X-MENやファンタスティック・フォーって、映像権利を20世紀フォックスに持って行かれているせいか、アニメでの出番やゲスト出演が本当に無いんですよ。デッドプールのフューチャー・アベンジャーズへの出演が、全世界単位で見てもディスク・ウォーズ以来3年ぶりのアニメ出演だというのもおそらくこの辺りの事情が絡んでいるのではないかなと。

 アニメ関係に関して本国では放置状態で、日本発のアニメで2連続出演という状況なら、デッドプールが日本製アニメにこだわるのもわからんではないわ……いや、デッドプールは来年あたり本国でTVアニメ化するって話があるんだけどさ。やっぱ人気者になると、いろいろ動き始めるねー。

 

 今日の紹介はデッドプールで……と言っても、ここ数年で散々書いた上に、ファンサイトだけでなく商業サイトでも取り上げられるような身分になって情報が反乱している今、もう書くことが無いですよ!? ネタ被りの心配というより、他所のネタを潰しちゃアカンよねというのが大きいです。

 例えば、最新シリーズの邦訳も決まっているのに、その最新シリーズのストーリーを解説してしまったら、面白さを損なって、邦訳の足を引っ張ってしまう可能性もあるので。流行りという水流にさらされ、デッドプールという水車が回り始めた以上、単に好きなように力を振るうのではなく、水車が上手く回るバランスも考えなくてはいかんわけでして。がむしゃらにやる時期は、ある意味過ぎ去ってしまったというのが、ちと寂しい感じではありますがね。

 前にクロスボーンズについて書いてなかったら、しれっとそっち書いてたんだけどなー……。まあいい、なんとか視点を変えてやってみよう!

 

 

デッドプール


※日本で流行りのアニメを積極的に学ぼうとする、デッドプールの図。

 キャラ紹介? デッドプールでググれ! 以上!

 

 

 

 

 というのもアレなので、ちょっとだけ補足というか筋道を作っておきます。名付けて「日本で触れ合えるデッドプール」特集。オリジンや能力や設定は、そもそもフューチャー・アベンジャーズでざっとやっちゃったしネ! あとはあそこにエドくんがいれば完璧だったんだが。
 2017年現在、デッドプールが登場している、アニメやゲームやコミックスをざっくり紹介。解説も大事だけど、まずは本物に触れるのが一番と……えーと……アレだ……誰かが言ってたよ?(ネタが思いつかなかったパターン

 

ゲーム

 日本でのデッドプール人気の始まりとも言えるMARVEL VS. CAPCOM 3(マブカプ3)。だが、それより5年ほど前にPS3やWiiで発売されたマーベル アルティメット アライアンスにもデッドプールは初期実装キャラとしてプレイアブル化している。

 アベンジャーズにX-MENにファンタスティック・フォーに属する著名でまっとうなヒーローに囲まれ、なんでお前いるの状態だったものの、ちゃんとストーリー中に会話イベントも用意されているので一安心。相棒のウィーゼルとの会話だけでなく、偉大なる魔術師エンシェント・ワンに「お爺ちゃん?」と話しかけたり、声が破壊音波になっているブラックボルトを喋らそうとしたりと、全然安心じゃなかった。キャラクター性能としては、遠距離攻撃と近距離攻撃をしっかり備えた上で、テレポートや自動回復のような便利な能力に、挑発技のような小技も完備と、無駄に万能型なのがなんかこうイラっとくる。

 近年の作品だと、多数のヒーローが参戦したLEGO®マーベル スーパー・ヒーローズ ザ・ゲームにもデッドプールは登場している。なお、このゲームの続編となるLEGO®マーベル アベンジャーズには参加していないのでご注意を。


※デッドプール参戦


※デッドプール未参戦

 レゴアベンジャーズは、マーベル・シネマティック・ユニバースを中心としたゲームとなっており、ファンタスティック・フォーやX-MENと共に、デッドプールは未参加となっている。同様の事情かスパイダーマンも未参加であったものの、シビル・ウォーやホームカミングの影響もあってか、DLCキャラとして無料配信されることとなった。

 レゴマーベルのデッドプールは、まずアクションステージのいたるところでウロウロしているのが目撃できる。これは、ムービーシーンでウロウロしているスタン・リーと対のカメオ出演となっている。そしてオープンフィールドステージでは、ナビゲーションを担当しており、目的地を指定すると、デッドプールが目印を残しつつ全力疾走。プレイヤーはデッドプールの後を追うことになる。嫌だなあ。

 このゲームにおけるデッドプールの使用条件は、様々なステージやニューヨークの街中に散らばっているゴールドブロックを使用し、全11ステージのデッドプールミッションを解禁。デッドプールミッション内にあるデッドプールレッドブロックをフリープレイで回収。こうすると、SHIELDのヘリキャリアでチートコードを販売しているデッドプールの隠し部屋に、レッドブロックが11個ほど売りに出るので購入。ここまですると、デッドプールがようやくプレイアブルキャラとして使用可能になる。クリア後のエンドコンテンツ寸前なキャラだが、更にデッドプール解禁後、ニューヨークの街中に出現するデッドプールのミッションを受けることで、解禁されるキャラがいるのだから奥深い。なお、そんな超エンドコンテンツキャラの一人はメイおばさんである。何故。

 新作となるマブカプ4にはウルヴァリンや他のX-MEN共々参戦の気配がなく、マーベルツムツムにも未登場なものの、MARVEL Future Fightでは遠い親戚のようにみえて他人なグウェンプールの参戦に加え、他のX-MENが続々参戦し始めており相棒の一人であるケーブルが参戦発表に名を連ねたことからも、デッドプールの近い参戦は噂されている。

 ついでにグウェンプールは、ツムツムや後述のオールスターバトルにも参戦済みと、最近の注目株なキャラなので今後に期待したい。

 なお、格闘系アプリゲーことMARVEL オールスターバトルには参戦済みなので、安心して欲しい。こちらだと、本家デッドプールだけでなくヴェノムプールなどの亜種も参戦している。

 いやまあ、キャラの獲得が基本ガチャなので、運が悪いと中々使用できないんだけど。

 そして日本未発売なものの、忘れてはいけないのがPS3や360で発売されたDeadpool

 デッドプールを主人公にした、据え置きアクションゲームであり、ケーブルやウルヴァリンやボスキャラのミスター・シニスターも全員デッドプールワールドに巻き込まれて大混乱な本作。感覚としては、ライトなデビルメイクライといった感じで、そこに残弾数が少ない代わりにガンガン敵から弾が拾えるトリガーハッピーさやデッドプールならではの人をナメきったギミックが加えられ、非常にらしいキャラゲーとなっている。現在、DLCも全部入りなHDリマスター版がPS4で出ているので、興味が在る方は洋ゲー専門店やアマゾンで探してみて欲しい。全編英語だけど、わりとフィーリングでどうにかなる操作感覚なので、やるぶんには英語ができなくてもなんとかなる!

 しかし、Deddpoolの日本でのローカライズ販売ホントどうにかなりませんかね……。デッドプールとゲームのファン層の合致率も高いので、まだ間に合いますって! 日本のゲーム会社様、どうかお願いします!

 

アニメ

 90年代やマッドハウス版のX-MENに参戦しているが、カメオ出演なのでひとまずスルー。現物が手に入りやすいマッドハウス版だけ補足しておくと、最終回でナイトクローラーと共にカメオ出演している。

 まずデッドプールが声付きで初登場となったのが、ウルヴァリン VS ハルク。 ウルヴァリンとハルクの死闘に介入する、謎の組織の一員として出演しております。今回の同僚は、セイバートゥースやオメガレッドやレディ・デスストライクと、デッドプール含めウルヴァリンとの因縁がある者たち。ただ、あれデップーさん一人だけ浮いてない? とのイメージ通りに、途中から好き勝手に暴れやがります。ウルヴァリン VS ハルク VS デッドプールくらいには。なお、オチも持って行く気満々な模様。

 続いてTVアニメへの初出演となった、アルティメット・スパイダーマン。デッドプールはシーズン2のシリーズ通算41話“アルティメット・デッドプール”に登場。数回のカメオ出演をこなしたあと、満を持して登場。第四の壁をぶっ壊し気味な、アルティメット・スパイダーマンのピーターすらドン引きレベルの大活躍。実は本作でも、アルティメットなヒーローを目指すスパイダーマンのある意味先達なので、フューチャー・アベンジャーズにおけるデッドプールとある意味被っている。なお、被害者共演者はタスクマスター。

 問題は、アルティメット・スパイダーマンはソフト化してない上、このあたりのシーズンは再放送をしてくれているディズニーXDでも流していないので、見る難易度がものすごく高くなってしまっていることか……。

 そして肝心要な、ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ! デッドプールは第27話 禁断のヒーロー登場?第30話 クリス 決断の時に登場。ついでに第40話 ヒカルとソーと謎の声にもちらっと出演。

 近年の作品かつ日本発なので、公式経由で観る手段が多いのもありがたいところ。27話はDVDだと7巻で30話は8巻。あんま期待してもらうと困る40話は10巻ですからね!

 

コミックス

 今回は日本メインということで、オール英語な原書の紹介はナシ……なものの、軽いアドバイスとしては、Kindle経由の電子書籍での購入、もしくはブリスターコミックスヴァースコミックスのような専門店経由での購入がおそらくベター。前者はある程度のネットリテラシーが必要な直接購入にしては安全、後者は直に専門家に聞けるというのが何より良いですね。わからなかったらしっかり調べるか、人に聞く。うろ覚えでの特攻はしちゃダメですよ。

 で、そうなると邦訳を紹介すればいいんじゃね……というわけですが、多いねホント! これを全部紹介したら、あと数万文字は必要。てーか、現在進行形でデッドプール邦訳奇譚という企画もおこなっているのですが、現在停止中。ゴメンナサイね。
 というわけで、個人的にコイツぁオススメだぜ! という本を数冊紹介。

デッドプール:マーク・ウィズ・ア・マウス

 局地的人気と思われていたデッドプールの本を出してみたら、その局地がとんでもないことになってたよ!? というのが判明した作品。336ページの厚さながらも、恐竜だらけのサベッジランドやゾンビだらけのゾンビバースを全ページノリノリで駆け抜けていく、僕らのデップーさん。デッドプールここにありというのを、日本に打ち立てた作品。(解説

デッドプールの兵法入門

 中国における伝説の軍師である孫武を殺っちまった結果、兵法書『孫子』をゲットしたデッドプール。コイツを出版して大儲けだ! でも、なんか話題性がないと出版社が出版してくれないらしい。じゃあ孫子を実際に使って、負け犬を勝たせてやろう。笑いの神じゃなかった悪戯の神ロキよ! 俺ちゃんがソーに勝たせてやるぞ! こんな、非常に頭の悪いショートストーリーです。価格も厚さもリーズナブルなものの、アスガルドだけでなく、アベンジャーズやX-MENやファンタスティック・フォーを巻き込んだシナリオやイラストは絢爛豪華。数多のビジネス書より、役に立つかもしれないぞ!(解説

デッドプール&ケーブル:スプリット・セカンド

 有名なコンビであり、実際この二人の名を冠した長期連載もあったデッドプールとケーブルのコンビ。だが、ケーブルがしばらく死んでたり、デッドプールが忙しいという事情もあり、彼らのコンビは(現実世界で)数年間休業状態だった。いったい、デッドプールとケーブルは、どんなコンビだったのか!? その答えとなるのが、このスプリット・セカンド。今のデッドプールと今のケーブルを、かつてデッドプールを創造し、ケーブル&デッドプールも担当したファビアン・ニシーザがライターを務めるというスキの無い構成。知っている人にとっては懐かしく、知らない人にとっては入門編。デッドプールとケーブルを知りたいなら、この一冊だ! このコンビをちゃんと1から追いたいのなら元祖ケーブル&デッドプールを訳したケーブル&デッドプール:青の洗礼に腰を据えて挑むのもアリだ!

スパイダーマン/デッドプール:プロローグ

 スパイダーマンとデッドプール。この二人のコンビは回数自体は少ないものの、多くのファンの興味を惹き、デプスパもしくはスパデプのカップリングは大人気となった。そんな人気を感じ取ったマーベルも、このウェーブに乗るっきゃ無いということで、本格的に二人のコンビを始動。スパイダーマン/デッドプールの本格連載開始に先駆けて、今までのデッドプールとスパイダーマンのコラボ作品を纏めてみたアンソロジー。ライトニング・ロッズ名義で、グレイト・レイクス・アベンジャーズも本格登場しているのは、このサイト的にオススメしたいポイント。9月20日には新シリーズとなるスパイダーマン/デッドプール:ブロマンスも発売されるので、要チェックだ!

デッドプール Vol.1:デッド・プレジデント

 外伝も含め全9冊が日本でも刊行された、デッドプールシリーズの第三レギュラーシリーズの第1巻。ゾンビとして蘇った歴代アメリカ大統領VSデッドプールのカードは、新シリーズ開始で不安になるファンの心をがっしりと掴んだ。あと当たり前の話だが、第1巻や第1話に読みたくなる勢いや土台となる設定がだいたい組み込まれるのは古今東西の基本戦略。なので、基本シリーズ第1巻を訳せば、だいたい読みやすい話になっている。目当てのヒーローが決まっていて、読みたい邦訳を探す時の狙い目はそれぞれの第1巻だ! 続きとなる第四レギュラーシリーズも邦訳予定には入っているので、続報を待つべし!

 

 まあアレだ。こんだけ本含めてメディアがあるし、なにより大正義な映画デッドプールもあるんだから……心の赴くまま好きなトコから触っていけばいいんじゃないですかね。

 こだわるな! 自由に行け! デッドプールを楽しむには、自由気ままがよく似合う!

日々雑談~2404~

 フューチャー・アベンジャーズなコラムや眼鏡っ娘居酒屋に向けての準備で、若干アメコミ漬けな昨今。そして思うに、数年前に比べ、アメコミの潮流もだいぶ変わってきたなと。全てが盛り上がっている……と言いたいところですが、そう話は上手くいかない感じで。

 何が起こっているかというと、マニア層がパージされてしまう状況。今、映画が原動力となってグイグイ引っ張っている状況だけど、映画自体の世界観がかっちりしているので、映画だけで十分なのよね。そこから、原書や邦訳の購読まで行くかは別の話。そして、映画で十分な人相手に知識を押し付けようとしてしまうと、それは野暮であり下手をすればマウンティングになりかねないわけでして。実際、海外の掲示板を観ていると、温度差や認識の違いからのトラブルが結構あるんだ。日本だけは例外、とは言えんわなあ……。

 つーか、僕のヒーローアカデミアやタイバニみたいな直球のオマージュ作品を筆頭に、バットマンとスーパーマンの構図をファンタジーに切り替えたゴブリンスレイヤーのような、アメコミの旨味を上手く取り入れた日本作の作品もポコポコ出てますしね。ザ・リフレクションやフューチャー・アベンジャーズのような、本場発のニオイを持ちつつ日本の土壌を活かそうとしている作品もある状況。本場直輸入だけで、これらと渡り合うのは、ちと厳しいわね。

 これからの方針は、ジャンルが途切れそうな状況を認めつつ、それを繋げられるような動きをすることですね。どうやりゃ繋がんのかなあと悩みつつ、目の前のことを片付けていかんと。アニメを足場としたテキストと、ジャンル外でアピールできる機会がもらえた企画。両方共、きっと推し進めていけば、方針に沿ったやり方が見えてくるはず……!

日々雑談~2403~

 気がついたら、なんかリツイート数がグレートなことになっていてビックリっスよ。できればこのリツイート数を、自分の本の宣伝の時に……せめて、レビューしている時に……ま、ままならないなあ。なんか以前も、えらくデカい海鮮丼を紹介した時に、こんな風になった気がするぜ。確か、北海道のヤツ。

 トニオさん監修の娼婦風スパゲティーソースを購入したのは、ジョジョフェス in S市杜王町のジョジョフェスカフェにてです。いやー、仙台で開催されているなんてまったく知らず、いたるところがジョジョ仕様だから、ビビったビビった。ちょうど、仙台に居た日が最終日だったんだよな。通り道のローソンがオーソンになってて、中に入ったらドラ!ドラ!ドラァーッ!って聞こえてきた時は、ビクッ!としちまったぜ。

 アニメのコラボ企画って、一歩バランスを間違えると街中に違和感を生むんだけど、ジョジョの場合、分かる人には分かる!レベルまで追求しても、結構街中に馴染んでいるのよね。洒落た雰囲気はデパートとの相性がバッチリ、元々馴染みやすい4部がメイン。ううむ、ちらっと回るだけしかできなかったけど、面白そうなイベントだったな。下調べしない結果のサプライズと下準備して置かなかったという後悔、両立出来ないのが辛いねえ。

日々雑談~2402~

 通常営業に戻ったものの、旅を終えた寂寥感や疲労感+高湿度の悪天候でどうも調子が悪い。
 とりあえず、記録も含めて、仙台に行ってきたよという話をここは一つ……。

 

 夏は忙しく、秋も忙しい状況。だが、この時期ならエアポケットのように空いている! ということで、迅速にスケジュールを組んで2泊3日の仙台行きとなりました。連れの管理者共々、遅めの夏休みってやつですね。。まさか気候まで夏同然になるとは思わなかったけど。

 仙台に行った理由は、お値打ちな宿+交通費のプランに空きがあったのと、数年前に1泊2日で出かけてやり残した感があったからです。つまりは、なんとなくであり、強固な目的は無い、ノープラン。交通と宿泊の手はずを整えてから、付近の観光情報を調べる感じだったもんなー。

 そんなノープランな旅の中で、唯一早く「ここ行こう! ここ!」と決まったのがニッカウヰスキーの宮城峡蒸溜所。ニッカウヰスキーが初めに本拠地とした北海道の余市蒸留所に続く、第二の蒸留所です。余市もまた数年前に訪れているので、これでニッカウヰスキーの国内蒸留所は制覇したということですね。イギリスの蒸留所も買い取ったのでそこがニッカ第三の蒸留所になるんだろうけど、イギリスに行くのはなあ……行ったら、本場の蒸留所を巡りまくって、数ヶ月行方不明になりそうだし……心配の方向性がおかしいのは気にせんでください。

 仙台から電車(仙山線)で作並温泉駅まで約30分、土日祝日のみ出ているシャトルバスに10分程度揺られて、宮城峡蒸溜所着です。電車が一時間に一本という都合上、車で行ったほうがおそらく楽なのですが……ちょっとね、それはツラいよね! 色々と!

 宮城峡蒸溜所に着き、まず出迎えてくれるのは四方八方の緑。良い水がある場所には良い自然が必要、ニッカの水へのこだわりが現代にも伝わってきます。余市は余市蒸留所を中心に街が出来ているから、少し環境に違いがあるのよね。もっとも、その街を自然が覆っているので、いいところだなーという感想は同じですが。

 見学ツアーの名簿に名前を書いて、ガイドさん付きのツアーに参加。見学ツアーは基本予約制ですが、参加人数に余裕があれば飛び込みでの参加は可能です。繁忙期でなければ、おそらく飛び込みでも平気だとは思うのですが、ある程度予定があるなら予約を。ちなみにウチはノープランなので、当然のように飛び込み参加でした。

 今でも稼働を続けている蒸留所は、古き威厳と新しい技術が織り交ざった、とてもたまらない空間。同じ蒸留所でも、余市より後にできている分、若干新技術が取り入れられているのよね。それに加え環境と方針の違いもあり、余市は重厚、宮城峡は華やかと、出来るウイスキーの味には良きズレがあります。

 見学が終わった後は、お楽しみの試飲タイム! 竹鶴! スーパーニッカ! アップルワインの三種類三杯が無料で飲める! 水割り、ロック、ハイボールとなんでもあり! まあうん、ハイボールはちょっと酒の質が良すぎてもったいないかもね。これがあるから、車でくるのはちとツラいわけでして。ドライバー用&未成年用&お酒が飲めない人用のジュースやお茶はあるので、手持ち無沙汰にはなりませんが。

 有料試飲で多種多様なニッカのウイスキーを楽しみつつ、蒸留所限定のお土産を買う。ニッカは限定のお土産にもかなり力を入れており、限定ウイスキーだけで数種、更にウイスキーを使用したお菓子も多数と、実に行ったかいがあるラインナップです。一つ注意なのは、お菓子のアルコール度数が高いこと。お酒が苦手な人、また配るタイプな職場のお土産にはあまり向いてませんね。車の運転をする人は、朝や昼に食べたらダメ。ジャムなんか、超危ない。ただ、美味であることは間違いないので、自分用やきちんと約束を守れる相手へのお土産には超おすすめです。アップルワインチョコとか、アレはヤバい。買い込んだら食い過ぎる!と自制心が落ち着かせるレベルの美味さ。

 仙台から行くと、数時間は消費してしまう上に、15時半には閉館と、少し難易度が高いのですが、それだけの価値はある場所です。ここが目的なら、作並温泉周辺に泊まることを前提にしたスケジュールを組んだほうが楽かもしれませぬ。