日々雑談~1409~

 8月のコミティアに申し込みました。まだ、何をするか考えていませんが。でもまずは何か目標と目的を作らないと、サークルと脳みそが休眠状態になるので。先日のモバマスイベントで、負担のかからない本の作り方もある程度道筋ができましたし。キンコーズのオート製本のコピー機、アレは凄い。あのコストで、コピー本作成の手間を限界まで省いてくれるとは。
 気軽なイベント参加も、今後は視野に入れられそうです。

 四期ゲゲゲの鬼太郎は、ゲゲゲの森の日常や一話完結の話はかなりクオリティ高いけど、VS中国妖怪やVS西洋妖怪やVS八百八狸のような大規模な話はどうもイマイチ良くないな。狸による日本占領という大事件なのに、仲間はみんな温泉行ったまま出てこないとか、そりゃ理由付けとしてもマズいよ。一反もめんとねずみ男しか出てこねえ! 最も、原作だと大体の事件を鬼太郎&ねずみ男のコンビで解決しているけどな!w
 多数の脚本家やライターが参加するアニメやアメコミだと、ところどころに作風や個々の得意不得意が出てきますね。どんな作品でも、平均以上の名作を書ける人って、いくらプロでも数えるほどしかいないからな……。時折、逆に作品を自分色に染め上げて、コンスタントに怪作を作り上げる人も居ますが。例えば、近年の浦沢義雄さんとか、グラント・モリソンとか。

日々雑談~1408~

 ついに邦訳版ワールド・ウォー・ハルク発売か……。とりあえずは本を手にして、内容を確認した後、触れられていない、補完されていない箇所を紹介して凍結中のレビューもシメかねえ。いやあ、昔書いたレビューは良い所を紹介しようとする反面、邦訳の可能性を全く考えていなかったので、つぶさにネタを拾って。言うなれば、起承転結全てを補う形でやっていたのですよ。しかし、邦訳が出る以上、起承転結の解説は購買意欲を削ぐことになりかねない。なのでまあ、いい所を紹介しつつ、オチには触れない形に持って行かないと。
 しばし、お待ちください。

 昨日、“東方大魔境 血戦 幻想郷~1~”をアップしました。多少改題や修正がされていますが、この作品自体は、以前発行した同人誌“東方文々録”に収録されている物です。

東方文々録

 ある程度年月も経ちましたし、現状動きも殆ど無い本なので今回の公開に踏み切りました。なお、同人誌版に掲載されている挿絵やゲスト原稿はアップしません。そして、いかんせん昔のものなので、ほぼ基本路線が定まってい鬼太郎と違い、東方側の情報が少し古いです。確か当時、風神録が最新で、地霊殿はまだ出ていなかったはず。その辺りの事情を汲んでくれると、助かりますです。
 しかし、我ながら懐かしい。

東方大魔境 血戦 幻想郷~1~

ここは幻想の郷こと、幻想郷。世間での役割を失い幻想となったモノが辿り着く、平和な楽園。自然は豊か、気候も穏やか、生活を脅かすような存在も居ないと言う、妖怪にとって垂涎の土地であった。
そんな土地に似合わぬ、欲深い目をした男の妖怪が森を歩いている。
ボロイ布一枚だけを頭から被り身体に巻いた姿は、まるで薄汚れた身なりの典型のようで。裸足でぺたぺたと地面の上を歩いている。
鼠のようなげっ歯と、長い三本ひげが目立っている。鼠の妖怪と言えば、およそ三千年以上生きた鼠が変化する旧鼠が居るが、三千歳にしてはあるべき威厳を全く持っていなかった。
少女妖怪が大半を占める幻想郷を歩く男の妖怪。男であるだけで目立って当然であった。
彼をからかおうとする、三人のイタズラ妖精がこっそり樹上から覗いている。幻想郷の新参をからかおうとでも思っているのか、それともタダのヒマつぶしか。
木の下に男が辿り着き、さて動こうとした途端。強烈な臭気が彼女らを襲った。鼻が痛いどころか、目までツンツンする。魔女の調合が失敗しても、ここまでの臭いは作れまい。臭いの原因は目標の男から発せられていた、何をどうすればこんな臭いを出せるのか。
妖精が我先にと逃げ出す。相手が何もしていないのに、この被害。もし彼が本気になったら、鼻がもげてもおかしくない。こんな恐ろしい妖怪の相手なんかしていられるか。
「いやースゲえド田舎だ。別荘地にでもして売り出したいねえ」
男はそんな妖精の存在など知るよしも無く、独り言と共に道をぺったらぺったら歩き続けていた。

 

森を抜けた先には、薄い霧に包まれた荘厳な湖があった。霧の向こうに幻のようにチラチラ見える紅魔館が、どことない儚さを演出している。
「さてと、ここらへんにいるらしいんだけどよ」
男は懐から双眼鏡を出すと、空に向けて構えた。霧中の空を舞う、いくつかの閃光。その正体は、といえば。
「アンタみたいなバカ妖怪は氷付けになればいいのさ!」
「アンタにだけは言われたくないわー!」
弾幕ごっこに興じる、氷精チルノと昆虫妖怪リグル。
「いい、ルーミア。あくまで弾幕ごっごであって狩猟とか捕獲とか関係ないんだからね。OK?」
「うん、おーけー」
「って噛み付くなー! これだからルーミアの相手は嫌なのよ、てーか喰われるー!」
やけに殺伐とした弾幕ごっこしている、夜雀ミスティアと闇の妖怪ルーミア。
湖の閃光の正体は、この四人による弾幕ごっこであった。妖精に蟲に鳥によくわかんない妖怪という、どちらかというと小物にカテゴリーされる四人であったが、そこらをプラプラしている只の妖精や雑魚妖怪に比べれば随分と強力であった。ビュンビュンと空を飛び、激しい弾幕が次々と貼られる。静かな湖の空だけ、だいぶ派手であった。
「カーッ、幻想郷の妖怪は派手だねえ。しかしあんだけの実力があるのに、少しココが足りないだけでねえ」
男は己の頭を指差し、脳の辺りをコンコンと叩いた。
「ま。だから小生の出番があるのだがね。さあて、ビビビのネズミ男さまの腕の見せ所だぜ」
ふんと鼻息荒いネズミ男は、袖をまくってから空飛ぶ四人に向け叫ぶ。
頭は悪いが能力はそれなりの子供妖怪と、ずる賢いが能力は並み以下の半妖怪。ある意味しっくりくるモノ同士の出会いこそが、現世の妖怪と幻想郷の妖怪を巻き込んだ大騒乱のキッカケであった。

 

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日々雑談~1407~

ちょびちょびやっていた真・女神転生Ⅳも、ようやく終わりが見えてきた。待ち受けるルート分岐、ロウか、カオスか!と身構えていたら、第三のルートにして真ルートのナチュラルに転んでしまって、2週目以降のモチベーションがピンチ。大団円を先に見てしまうと、通常エンドを観る気があまり湧いてこない。同じ事を繰り返すのもアレだし。
 あとはすれちがい通信、フェンリルがやけに良い物を拾ってくるのは何故だろう。銀座の会員制ショップで売ってる超高額商品を、一日一回のペースで持って帰ってくるワンコ。レベルが上の悪魔にお使い頼んでも、ハッキリ言って戦果はフェンリル以下だし……謎だ。

>他社のヒーローに酷似したキャラとしてMARVELのデッドプールやセントリーがよく挙げられますけど、DCのジェネラル・グローリーは何故あまり話題にならないんでしょうか

 ジェネラル・グローリーが話題にならない理由は、単に出番が少なめだからじゃないかと。セントリーは当時不在だったソーに変わる“怪力の万能型ヒーロー”としての役割をアベンジャーズで担当していた上に、最終的には一シリーズのラスボスに。デッドプールは言わずもがなですし。それと、キャップをオマージュしたキャラ、結構DCにいますしね。例えば、ロビンをバッキーに自身のヒーローチームに加えようとした、卓越した指揮能力と優れた身体能力を持つ伝説のヒーロー、ベテランとか。キャップっぽい人が多いと、それっぽい人ごと埋没寸前になるわけで。
 Marvelのハイペリオンやナイトホークレベルまでそれっぽくなると、話題を通り越して、ネタっぽくなりますけどw

日々雑談~1406~

 この間、モバマスのイベントにでて、新刊を作りました。内容は、クロスも一切無い純粋二次創作だったわけですが……アイデンティティクライシスとか、どっかで見たような単語が出ていたのはさて置いて。
 最近、少しだけ頭によぎったのは「いつものノリ、例えばデッドプールチームアップ!のノリで書いていたらどうなっていたんだろう?」という疑問。もし書いていたとしたら……。

イエーイ! え? ここ名前書くところなの? イエーイ!

デッドプール「よし! 超画期的で前例のないアイディア思いついた! ハルナが好きなのは、眼鏡と猫だろ? グラッシーとキャッツを溶接するアイドルとかどうだろう? 眼鏡を外したがるアイドルに溶接! 猫に溶接するのがメインなら猫溶接レディ? オンリーワンで斬新だね! え? ガース・エニス? えーと、パニッシャーのライターさんだっけ?」

上条「うーん……猫を溶接するのは、ちょっと抵抗がありますね」

池袋「死んだ猫を用意するマシンを用意したとしても、アピール出来るだけの数を集めるのは難しいだろうな。握手会のノリで溶接するぐらいの気安さがないと、イメージの定着は難しそうだ」

デッドプール「ちぇっ、猫溶接するのはダメかー」

荒木(……あれ? 眼鏡の方、否定してなくねッスか? アタシや沙織ちゃん、死亡フラグ立ってる?)

 うん。ダメだなコレ!(どこか晴れやかな笑顔で