日々雑談~1314~

 オーバー・ペネトレーションズ→デッドプール:キルズ・ザ・マーベルユニバースと続いたので、なんか久々の日々雑談の気がします。問題は、ちょっとした都合で、今日あまりちゃんとした更新が出来ないのですが。コミケ申し込みの、最終確認などもあるので。
 オーバー・ペネトレーションズ。おそらくこれで、以前公開した分は全てオープンになったかと。これから先は、未公開ゾーンですね。約一名、何か誤解を招きつつ、ヤバそうな名前のキャラが居るデンジャラスゾーンです。公開前に、名前変えとこうかしら……。
 最近、アメコミ放談系の記事をやってないなー。あ! 後編アップしてねえ! こんな流れで、昨日急遽デッドプール:キルズ・ザ・マーベルユニバースを作りました。お酒の力を借りたせいで、酔いが冷めた後に改めて見直すハメになりましたが。酒はダッシュ力が強い反面、どうしても挙動があやふやになるなあと。
 さて次は、何から取り組むか。でもまず最初に、夏コミ申請の最終確認をしないとな。何度申し込んでも、怖いわ。

デッドプール:キルズ・ザ・マーベルユニバース~後半戦~

前回のあらすじ

 完全にキマってしまったデッドプールにより、ファンタスティック・フォーやアベンジャーズにスパイダーマンやハルク、解説役のウォッチャーすら殺され、混沌極まりない事態に。メイおばさんらヒーローの親族たちは、甥や恋人や夫の敵を取る為、タスクマスターを雇った。

さらばX-MEN。絶望の未来へレディ・ゴー!

 デッドプールによるヒーロー&ヴィラン皆殺し戦記、Deadpool Kills The Marvel Universe! だいたいのあらすじと、死亡者名簿を並べるこの記事。君の大好きなヒーローもきっと何処かに出ているはずさ!(注:死体として)
 あとわりと、話が進むごとに破れていくデッドプールのタイツがイラッと来る。なんて嫌な、クイーンズブレイド……!

more

日々雑談~1313~

 今年はバレンタインにかこつけた物、何も用意できなかったなあ……。あ! 去年のオーバー・ペネトレーションズのバレンタイン回、封印したままだった!
 ということで、オーバー・ペネトレーションズのバレンタインSPを公開しました。ちょいどいいといえば、ちょうどよかった……のか?

 ワールド・ウォー・ハルクの邦訳が、6月辺りに出るとの話が。ついに悲願の一つがかなった気がする。これを期に、パワーキャラの地位向上を! 力こそパワー!
 しかし、この場合、現在凍結している解説記事をどうするか。進めばネタバレ、現状でも半分くらいネタバレ。せっかく邦訳版が出るのに、その足を引っ張るのも……。完全封印か切り口を変えるか。選択しないといけない時が来たのかもしれん。

オーバー・ペネトレーションズ~バレンタインSP~

 2月13日。ウェイド・HSの教室で、ノゾミは黄昏ていた。
「バレンタインデーかー……」
 周りの情景が、嫌でも愛の日の前日であることを知らせる。今日になるまで、ノゾミはこのイベントの存在を忘れていた。なにせノゾミは、ウェイドシティを守る光速のヒーロー、バレットボーイ。イベントを楽しもうとしても、犯罪行為が一度起これば東西奔走。知っていようがいるまいが、イベントをゆっくりと楽しめる身ではなかった。
「どうしたんですか? やけに黄昏て」
 クラスメイトであるヒムロが声をかけてくる。彼女の手には、チョコではなく物理の教科書があった。まあ当然、13日にチョコを渡すような義理は誰にもないが。
 きっとヒムロは今日も一つ学問を究めさせてくれるのだろう。彼女は、ノゾミに勉学を教えることを楽しみにしていた。ノゾミの一心不乱な集中力が、彼女の好みに合致しているらしい。
「ん? いや、なんでもない」
「今日は13日ですからね。今日男性は、当確がついてウキウキか、明日が読みきれなくてソワソワか、とてもガッカリな顔をしてるかの、どれかです」
「分かってるなら、いじめないでくれ。頼むからさ」
「へ? アテがないんですか? いえすみません、ノゾミくんならてっきり、チョコの一つや二つは……。女子の間でも、評判悪くないみたいですし」
「その評価はありがたいけど、昔はともかく今はなあ。評判が悪くなくても、特に仲がいい人もいないし、おそらくチョコが貰えるほど良いワケじゃない。俺は、憂鬱側の人間だよ」
 陸上部でバリバリのエースをやっていた頃はそれなりにチョコも貰えたが、引きこもり生活を得て、次の年のチョコは0。引越ししたこともあって、過去の人気は何処かにすっ飛んでしまった。
「なるほど。ウキウキかソワソワなら放っておこうと思いましたが、ガッカリですね。なら明日、救いの手を差し伸べてあげます。だからせめて、ウキウキになってください」
「……へ?」
 ノゾミは、ヒムロが何を言っているのか、良く理解できなかった。色恋沙汰から、あまりに縁遠い女性から、いきなり妙なことを言われたせいだろう。
「いらないんですか? チョコ」
「いる。うん、スゲエいるわ。やっべえ、ウキウキだ!」
「ついでですけどね。バイト先で、手作りチョコを作って売るので」
 ヒムロのバイト先は、メキシカンバーのエル・シコシス。メキシカンなのに、バレンタインに平然とかこつける辺り、ホントに分けのわからない店だ。
「わーい、ソワソワだー」
 ノゾミの感情が、微妙にランクダウンしていた。
「喜んでもらえるなら、何よりです。明日あげますから、ちゃんと学校に来てくださいね。じゃあ、今日の授業を始めましょうか」
 サボりぐせどころか、サボリが出席日数の半数以上を占める天才少女に、きっちり学校に来いと言われるという矛盾。そんな矛盾に構わず、ノゾミは迅速にノートを開いた。ヒムロの放課後レッスンを受け始めてから、ノゾミの成績は絶賛急上昇中だった。

 2月14日、バレンタイン当日。ヒムロは主人の居ない席を見て、静かに怒っていた。
「せっかくチョコを持って来て、一時間目から出席してるのに……当の本人が休みとは、どういうことでしょうね」
 あれだけウキウキでソワソワしていたくせに、ノゾミは欠席していた。
 不機嫌なヒムロは、チョコの行き先を考える。あそこで物干しげにしている、ノゾミの友達にくれてやるか、それとも机にでも入れておくか。どれもちがいますねと結論づけ、ヒムロはきっちりと青赤の紙ラッピングされたチョコを、鞄にしまった。

 その頃、ノゾミはと言うと。
「ハーッハッハ! 俺の夢の為に、消し飛べバレットボーイ!」
「うるせー馬鹿!」
 バレットボーイが、一撃でインパクトを倒す。バレンタイン当日、今日は朝からずっと、ノゾミはバレットボーイとしての自警活動を続けていた。なにせ今日に限って、やけに犯罪者が暴れている。偏執小銭狂マネー・セント。下水道の王者ホールキング。処刑拳士ケルベロス。そしてこの、衝撃波の使い手インパクト。出るわ出るわの、有象無象の犯罪者共。学校へ行くヒマなんて、あるわけもない。
「ひ、ひどいぜ……。俺のウリである衝撃波、まだ出してないのに」
「知るか! だいたいお前、朝一で出てきて、今日二回目だろ! 警察につきだしたのに、なんで二回目よ!」
「ふっ。今日に限っては、俺の脱獄のスパンも早くなる。バレットボーイ、貴様の速度を超える程にな!」
 ビシィ!と指を突きつけた一瞬で、インパクトは再度ボコボコにされた。ボーイによる、光速の一人リンチだ。
「こんだけやりゃあ、今日一日は動けないだろう……」
 ズタボロのインパクトを放置し、ボーイは学校へ向かおうとする。忙しかったせいで、欠席の連絡も入れられなかった。授業はともかく、昨日のウキウキやソワソワと裏切る訳にはいかない。
 帰る気でいたボーイめがけ、弾丸の如き小銭が飛んで来る。同時に、スコップの先端が、アスファルトの地面を突き破ってボーイを狙う。横と下からの攻撃を、ボーイはなんとか回避した。
「セント! ホールキング! お前らも二回目かよ!?」
 小銭を武器とするのは、セント。スコップ、しかも地面からとなるとホールキング。小1時間前に倒した筈の二人も、インパクトと同じように復活を果たしていた。これでは、ボーイの衣装を脱ぐことも出来やしない。
 ノゾミも必死だったが、何故か今日はヴィラン達もやけに必死だった。

more

日々雑談~1312~

>映画ではライダーさん、人間の手には負えない!ってくらい強かったのに!チェンバーてあの歩く原子炉くんですよね?地獄の炎が核の炎に負けるなんて!?というか、復讐の精霊なら虐げられているミュータントの方に味方すべきでは・・・と思ったり。

核の炎、強し

 Age of Xの世界はビーストが暴徒に殺され、フェニックスにより60万人死亡、人類は正当な理由でミュータントの排他を始め、ミュータントは最終基地フォートレスXに篭り徹底抗戦と、正史やアルティメットですら霞むくらいに種が追い詰められているので。ゴーストライダーも、対ミュータント部隊アベンジャーズの一員でした。罪はおそらく「ミュータントであること」なのでしょう。
 Age of X版アベンジャーズのメンバーは……
 殺戮に悩みながらも、銃器の使用も厭わないキャプテン・アメリカ。
 テクノウイルスに侵食されミイラ化、アーマーが脱げなくなり正気も失いはじめたアイアンマン。
 声なき暗殺者レッドバックことジェシカ・ドリュー(スパイダーウーマン)。
 ミュータントを匿った罪で逮捕された他メンバーの恩赦のために働く、一人ファンタスティック・フォーのインビジブル・ウーマン。
 ガンマ線による侵食が更に酷くなり、怒りの全てをミュータントにぶつけようとするハルク。
 そして彼らを率いる冷徹な上官ジェネラル・キャッスル(パニッシャー)。なんかもう、どうしょうもねえな、このアベンジャーズ。
 Age of Xのディストピアな世界観、結構好きだったんですけどねー……女性メンバーのコスチューム、のきなみエロくアレンジされてたし。アレンジは良かったものの、本編のストーリーラインがよくある話となり、ミニシリーズとして完結。音沙汰なし。結構大々的な広告打ってたような気がするんだけど、終わってみれば静かなもの。ちょっと惜しいなあ。

おまけ
 世紀末的アベンジャーズ未参加かつ、非ミュータントのヒーローも二人ばかしゲスト出演しています。
 ミュータント疑惑をかけられ、捕まったスパイダーマン。しかし自らを囮にして、妊娠中のMJの国外逃亡を成功させる。
 ミュータント専門の賞金稼ぎスティーブン・ストレンジ(Drストレンジ)。冷酷非情の処刑人として名を馳せるものの、実は魔術で殺したように見せかけ、ミュータントを保護していた。
 至極まともなこの二人。やっぱ、この世界のアベンジャーズ、パニッシャー傘下にいるとおかしくなるんだろうか。