アメコミ放談特別編~ケーブル&デッドプール~

ふじい さんの発言:
デッドプールの近況、と言ってはみたものの……
アレの紹介でもするか? 記念企画の「もし世界が、百人のデッドプールだったら」

siren さんの発言:
何を記念したらそんな悪夢を

ふじい さんの発言:
なんかよくわかんねーけど、個人誌1000号突破記念とか言い出してやってなかったっけか? 当然、1000冊も出てないけど。

siren さんの発言:
一体どこの誰が何を記念したことにしたんだ…

ふじい さんの発言:
デッドプールにドッグプールにピッグプールにドアノブプールにトイレプール……って、妙な連中が次々と出てくるだけの話。
オーズやWでも届かぬ、100以上のトランスフォーム。

ふじい さんの発言:
尻との融合体のヒッププールとイボ痔プールが並んでたりしたな。どこのプリプリマンだよ。
こいつらの紹介を一行ずつしていけば、とんでもない長さの対談になるな。

siren さんの発言:
全部お前の発言だぞ

ふじい さんの発言:
そうだな。それはもはや対談でも何でもないな。
じゃあアレだ、ケーブルの話でもするか。

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読解 ワールド・ウォー・ハルク~激闘 番外編~

 本戦のあらすじ
 アイアンマンやFF4を次々と叩きのめすハルク。一方その裏には、本編で語られない物語があった。

ふじい(以下F)「アメコミの特徴として、ヒーローがひとつの世界に纏まっているというのがある。もちろんウォッチメンのような例外も多々いるけどな」

サイレン(以下S)「例として分かりやすいのは、スーパーロボット大戦か? そのままの例としてなら、ヒーロークロスラインがあるが」

F「ヒーロークロスラインの構想自体はアメコミの世界観だろうな。Aというヒーローが居たとして、彼の戦いの余波がBにも影響するわけだ。そうだな、原作世界をスタイリッシュに改変したアルティメット世界を一例にしてみよう」

 息子と娘を失ったマグニートーは、地球の地軸を揺らし、世界規模の大災害を巻き起こす。X‐MENはマグニートーの最終決戦に臨む。
 一方、マグニートーが起こした洪水により水没しかけたニューヨーク。スパイダーマンの前に現れる、かつて倒した強敵たち。災害に乗じて刑務所から脱出した彼らは結託、スパイダーマンへの復讐を果たさんとする。この状況では、他のヒーローの援軍は期待できない。スパイダーマンの命を賭した戦いが始まろうとしていた。

S「なるほど。X‐MENがメインのラインとしたら、メインが起こした影響がサブラインのスパイダーマンにも関わってくるわけだ」

F「この事件は全てがメインラインだってくらいに、派手な大事件だったからなあ。ぶっちゃけ、テコ入れ。X‐MENは壊滅して、デアデビルやソーも死亡。スパイダーマンも行方不明と、もうね。ただこれ以降、正史とアルティメット世界の差が出て、人気的に不振だったアルティメット世界が持ち直したという」

S「ジャンプも真っ青の開き直りっぷりだな」

F「そして本題。ワールド・ウォー・ハルクの事件の裏でも、様々な戦いが起こっていた。X‐MEN誌で展開されたハルク対X‐MEN。ゴーストライダー誌で展開されたハルク対ゴーストライダー。今日解説するのは、これらサブストーリーにおけるワールド・ウォー・ハルクだ!」

破壊に立ち向かう死霊

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突発企画 B級のキワミ グレイト・レイクス・アベンジャーズ

 明日が祝日であることを唐突に思い出したので、突発企画開始。分かっているさ、コイツらに需要なんてないことは。

 GLA(Great Lakes Avengers)それは、Marvel世界において、最も権威がないヒーローチーム。元々発祥も、リーダーのイモータルが、「ヒーローチームのメンバー募集。当方リーダー、以上」という、アホなバンドが出すような広告から始まった。だがしかし、スポンサー兼メンバーのビック・バーサや天才科学者フラットマンの加入により、それなりの体は整った。なお、アベンジャーズと名乗っているものの、それは自称である。むしろ、メンバー全員がミュータントなので、アベンジャーズよりX-MEN寄りとも言えるが、グレイト・レイクス・エックスメンを名乗ることは、サイクロップスにやんわり断られたので仕方なし。
 グレイト・レイクス・アベンジャーズ(笑)と人々に冷笑されながらも、彼らは世界の危機にそれなりに立ち向かう!

 メンバー紹介

GLA+1

Mr・イモータル(首だけ残し埋められてる人)
 ある日、恋人と無理心中を試みた青年はあることに気がついた。
「おかしいな。彼女は死んだのに、俺は何度自殺しても死ねないぞ?」
 青年イモータルは、自分が不死身であることに気が付き、ヒーロー活動を開始する! しかし、不死身であること以外一般人以下だったので、何の役にも立たなかった。窮した彼はヒーローチームメンバー募集の広告を掲載。GLAは、ここから始まった。
 能力は“不死身”であることのみ。しかし、その不死身っぷりはずば抜けており、同じ不死身キャラのデッドプールさんでさえ「俺よりスゲエ!」と認めている。そして、挨拶代わりに毎回斬首。でもイモータルは平気。死ぬほど痛いけど。不死身キャラらしく、数十回ほど死んでいる。英語ウィキペディアで死因を確認できるが、半分くらいの死因に“Deadpool”の単語が含まれている。

ビッグ・バーサ(太った女)
 GLAのスポンサー。本業、一流モデル。いや、嘘じゃないって。
 能力は身体の質量の変化。パワーキャラの超肥満体にも、スリムなモデル体型にも、瞬時に変化可能。似たようなキャラとして、ブロブ(X‐MEN)という巨漢ミュータントがいるが、彼は肥満体のまま質量を増大させることしか出来ないので、ビッグ・バーサはブロブの上位置換キャラなのかもしれない。

ドアマン(真っ黒でサーフィンをしている男)
 スパイダーマンのエイリアンコスチュームに良く似ているが、能力は全然別物。自身や人を、どんな場所にでもテレポート出来る。実は一度死んだものの、冥界でその能力を見込まれ、死者を涅槃に送る死の天使として蘇生された。そんな仰々しい役割を与えられても、彼はGLAで日々平穏に暮らしている。なお同じ能力を持つ、クロークというキャラは、メインストーリーの中核キャラとして常時大活躍してる。

フラットマン(ペラペラで、ハンモックをやっている男)
 収縮可能な二次元の身体を持つミュータント。天体物理学者にして、GLAの副リーダー。衣装も顔も能力も学者であることも、ファンタステックフォーのリード(ミスター・ファンタスティック)に似ているが、両者の性質は若干違う。ゴム状の身体であるリードとは違い、フラットマンはその名の通り平面男。紙より薄いペラペラのボディであり、伸ばすことも変形することも可能だが、あくまでペラペラのまま。横を向いたら、視覚で認知できないくらいに薄い。伸縮性に関しては、リードの方が上のようだ。しかし最近、東洋の折り紙を学ぶことにより成長。平面のまま、折り目をつけることで様々な物に変形できるようにもなった。
 同性愛疑惑をかけられつつ靴の匂いフェチと、中々に性的にフリーダムなお人である。

スクイールガール(最前列の出っ歯な女性)
 リスの身体能力とリスの意思疎通能力を持つヒロイン。アイアンマンのファンを名乗り、アイアンマンのサイドキック希望者としてデビュー。デビュー戦でDrドゥームを撃破するという大金星を挙げるものの、年齢が若すぎると言われ、アイアンマンのサイドキックにもアベンジャーズにもなれなかった。
 その後、GLAに加入。マンダリン、サノス、M.O.D.O.Kといった、アイアンマンさんが長期シリーズで一年かけて倒すような強敵を、あっさり数コマで倒している。
 相棒のリスは、只のリスのはずなのだが、潜入能力やハッキング能力が一流スパイ並。なんだろう、このリス。
 当然、オール7。あまりの戦績に「なんでGLAなんかに加入してるの!?」とよく言われるが、「いやー、GLAって本気になると凄いのよ」とコメントし、現在もGLA在籍中。まあうん、彼女がMarvelのメインストーリーに参加したら、どんな壮大なストーリーも1ページで終わっちゃうしね……。メインストーリーに参加したとしても、その場合は自重して大幅下方修正が入る。せいぜい、ウォーカーギャリアやボトムズレベルの機動兵器を生身で何体も破壊できるくらい。あまり自重してないような気がしないでもない。
デッドプール「お前、この単行本見てみろよ! 大変なことになってるぞ!」
スクイールガール「あ! ホントだ! 今のマーベルって、こんな展開になってるんだ!」
 こんな会話を平然と交わしたことにより、彼女も第四の壁を認識していることが判明した。

デッドプール(補欠メンバーの赤マスク)
 GLAには、はみ出し者が集まる。当然、デッドプールさんもやって来た。シビルウォーの際にはGLAと交戦。デッドプール完敗。その後、少し旅に出たスクイールガールの代わりに、GLAの補欠メンバーになる。イモータルを殺しまくる、フラットマンを折り紙にしてお風呂で遊ぶなどの蛮行を繰り返し、見るに見かねたスクイールガールが帰還。即座にGLAから追い出された。

 グラスホッパー(補欠メンバー)
 バッタ人間ではあるものの、日本の某ヒーローとは違い、コミカルなキャラ。デッドプールがクビになった直後、デッドプールの前に陽気に登場。首をへし折られてしまった。多分、生きてるんじゃないかな。多分。

 ここまで読んだ方なら分かると思うが、三流と冷笑されているものの、GLA、実はかなり強い。能力値カンストの2人以外のメンバーも、イモータル以外は高く設定されており、イモータルを除いてメンバーの能力平均値を取れば、全ヒーローチーム最高値を記録するのではないかと言われている。ぶっちゃけ、X‐MENが本気でかかってもデッドプールを捕まえられなかったしね! GLAは二回ばかし、アレを叩きのめしてましたよ?
 ……だってイモータル、能力能力オール1なんだもの。ファンは体力が高いと思っているようだが、死んでからの蘇生なので、体力も低かった。HP10だけど、毎ターンザオリクがかかるキャラということで。
 かつて、人形爬虫類ダイナ・ソアーというメンバーもいたが、彼女は世界をかけた激戦の中、死亡した。三流チームと罵られながらも、自らを犠牲にして脅威と戦う彼ら。自称ではあるものの、GLAはアベンジャーズと言う名に十分足りるチームなのかもしれない。

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読解 ワールド・ウォー・ハルク~激闘 本戦~

 前回のあらすじ
 ハルクが地球に帰還。まずはブラックボルトを血祭りに上げた。

ふじい(以下F)「えーと、ここまで書いたんだったな。久方ぶりで、どこまで書いたか忘れちまった。という訳で、ワールド・ウォー・ハルクの続きな。悪の根源イルミナティとの対決編って感じで」

ハルクVS超重厚アーマー

サイレン(以下S)「あれ? 本戦? 予告だと、激闘としか書いてなかったよな」

F「最初はいっしょくたにしようと思ったけど、正直長い! なので本戦でワールド・ウォー・ハルク本誌に掲載された戦いを解説。その後、番外でも乱闘でも、とにかく適当なタイトルつけて、他誌に掲載された戦いを解説する」

S「ゴーストライダーやX-MENとの戦いは、マジで書いたらエライ量になるだろうしな。それでいいんじゃね?」

F「という訳で、今回は対イルミナティ戦だ。ハルクからニューヨーク市民に与えられた、24時間という猶予。人々は避難し、ヒーローは避難誘導に奔走する。そんな中、イルミナティのトニー(アイアンマン)とリード(ファンタスティック4)の二人は、ある場所へと向かっていた」

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読解 ワールド・ウォー・ハルク~おまけ~

 本編で使う機会が無いけど、捨てるのは惜しいので、急遽小ネタに。主役はウォーバウンドのコーグさん。

コーグさん

ヒロイム「地球。王のかつて住んでいた星。いったいどのような星なのだろうか」

ノーネーム「ブルードを根絶しようとしタ、憎むべき星と聞いていル」

コーグ「実は俺、地球に行ったことがあるぞ。当時、地球を侵略しに行った俺たちを出迎えたのは、豊かな自然と足の悪い男だった」

ミーク「オトコ? ゲンジュウミンカ」

コーグ「ああ。地球人だった。見られたらマズイと思った俺達は、男を追いかけて、行き止まりの洞窟に追い詰めたんだ。入り口も落盤したし、これで口封じは完了した。そう思ってたら……」

エローエ「そう思ってたら? どうなったのさ」

コーグ「……」

雷神大暴れの図

コーグ「ハ、ハンマーを持った雷神が、洞窟を突き破って出てきて、俺達を一方的にボコボコに……うわー! やめてくれ! 助けてくれ! 俺達は、俺達は……ギャー! 助けてくれ! グリーンスキン!」

エローエ「ちょっと!? どうしちゃったのよコーグ!?」

ハルク「そう言えば、昔ソーから聞いたな。足の悪い医者、ドナルド・ブレイクが初めてソーに覚醒したのは、ノルウェーの洞窟で失ったムジョルニアを発見した日だと。そしてその後、自身を洞窟に追い詰めた岩石男たちをボコボコにして宇宙に叩き返したと。まさかコーグが、その一員だったとは。宇宙も、狭いものだ」

コーグ「やだ、やだ……雷神は嫌だー!」

ハルク「それにしたって、あのコーグの怖がり用。いったい、どれだけソーは暴れ狂ったんだ?」

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