日々雑談~2120~

 ぐわー、間に合わねえ! 毎週録画の設定しておいてよかったぜ……な、アルティメット・スパイダーマン VS シニスター・シックスを、放映後に録画で視聴。やはり火曜は色々あって、リアルタイムでの視聴が難しいな。最も最近は、ネット配信が充実しているので、どんなアニメもわりとリカバリ効きますが。

  相変わらず、ギリギリまで詰め込んだジェットコースターのような展開。第一話と合わせての前後編2話となりましたが、やろうと思えば、三話ぐらいに引き伸ばせそうな充実具合。それにしても、ノーマン・オズボーンのグリーン・ゴブリンへの免疫に、囚われたものの普通に他のヒーローと同じ扱いだったライノと、二人のシニスター・シックス参加フラグが、普通にへし折れたり無かったことになってましたね。一回回避した分、正式加入時にはとんでもないことが起こりそうな気がするぜ。

 そしてスカーレット・スパイダー。いやー、実に良い、2号ヒーローです。軽いスパイダーマンとは真逆のそっけなさ、ウェブシューターではなく直接身体から出せる生態ウェブを使用、殺傷力の高そうな鋭い針を装備。それでいて、心の奥底にはスパイダーマン同様の正しさがあるのだから、一つのサブヒーローの完成形と言ってもよいのではないでしょうか。この間までスパイダーバースとしてわんさかスパイダーマンが出ていたのに、それでいて個性がこうして発揮できているんだから、スゲエよ。
 その正体やマスクの下の素顔は、今だ不明なまま。全て明らかになったその時こそ、原作でのスカーレット・スパイダーに触れる、解説記事の出番かねえ……。

日々雑談~2119~

 タイミングを失って一週間ばかりココで触れていなかったのですが、アメコミ邦訳販売の大手である小学館集英社プロダクション(小プロ)の2016年度刊行予定が発表されていましたね。

【特報】 新刊情報!AmeComi Lineup 2016

 ドラマや映画で勢いのあるデアデビルやドクター・ストレンジ。読んだ人間の評価が高いグレイソンやゴッサム・アカデミー。期待の持てる挑戦作であるムーンナイトやティーン・タイタンズGO!。バランスの良さを感じさせるラインナップです。刊行数や幅の広がり方から観て、やっぱ邦訳市場も勢い良くなってるんだなあ。稼いで余裕を作らにゃ、挑戦は出来ねえ。

 デスストロークとレッドフード、このサイトのアメコミネタの始まりでも在るバットマン:ノーマンズ・ランドの最新刊、そしてアメリカ直輸入の特濃ゴリラ大戦なフラッシュ:ゴリラ・ウォーフェアと待ってました!な作品がめっちゃあるのですが……こうしてラインナップとして並べると、目立つのはデッドプールだよなあ! と。現時点で発売日がハッキリわかっている作品だけでも、4月から月刊デッドプール状態です。そして更に言うと、ヴィレッジブックスの方からケーブル&デッドプールの刊行が決まっているので、刊行ペースによっては隔週デッドプールぐらいにはなる可能性も。というか、絶対どこかの月で、最低一回はカチ合うよな。

 デッドプールの邦訳とか出ないかなーと家でゴロゴロしながら願ってた頃に比べ、まさに夢の様な刊行数なのですが、何気に刊行数と同様、下手するとそれを超える効果を発揮する可能性があるのが刊行速度。月一で出るとなると、取り扱う本屋からの注目度がまず上がって、徐々に顧客へも波及していく。そりゃ新刊コーナーにずっと「デッドプール」って赤タイツが居たら、気になりますわな。お前、先月も居なかったっけか!? って。幸い映画の存在で、デッドプールに関する知的好奇心も補完しやすくなってます。元々、ジャンルに捕らわれない活動が出来るのがデッドプールの良い所。外に打って出るのに、今以上の状況はなかなか無いぜ。

日々雑談~2118~

 今週、真田丸が上田合戦を終えての、大阪編に突入。今までは大勢力の間で駆け引きをしつつ真田のお家存続を目指す話でしたが、大勢力をも凌駕する超大勢力こと豊臣家の出現により、生き残り方が根本より変わるわけですね。このルールに気づかない家は、遅かれ早かれ滅びる定め……。

 今回、大阪編の第一話となったわけですが、流石の作り。新章突入ということで、多数の新キャラが出てきたわけですが、石田三成に茶々(淀君)に片桐且元と、既出である上杉景勝や直江兼続と合わせ、全員今後信繁が迎える人生の岐路に関わるキャラばかり。新キャラは当然信繁とは初顔合わせ、今後絶対に今回の出会いを振り返る機会はおとずれるでしょう。

 そしておそらく、本人は存命するものの、今後の出番は皆無に近くなるであろう、石川数正。歴史上でもクリティカルヒットすぎるタイミングでの謎多き出奔。真田丸だと、真田被害者の会に名を連ねたわけですが!
 とにかく、先に行く者がドラマの半分を占める中、終わる者としてしっかりとした幕引きが用意されました。行くも止まるも、しっかりとした道が用意されている。真田丸、匠のドラマです。そして今日また導入された新萌えキャラこと加藤清正。ヒロインの枠のきりが剛直を通り越した狂直さ全開で、萌えどころでない以上、上杉景勝や加藤清正、オッサンが補うしか無い……! まったく、一周回ってバランス感覚バツグンなドラマだぜ。

日々雑談~2117~

 COMIC1の新刊、だいぶ固まってきました。
 今回TYPE-MOON島であるものの、別ジャンルの本です。そうなってしまったことがまず申し訳ないのですが、ここで出すしか無いだろう!という時期的な問題や全ジャンルが1日に凝縮されているCOMIC1という環境下であることで、お許し願えれば。おそらく来週中には、予告を出せると思います。
 ……サークル結成から早数年、歴代最高の問題作になるかもしれませぬ。

 今日、映画X-MEN2を地上波でやってたけど、今見るとスクラップ・アンド・ビルドの跡が感じられて、違う方向性でも面白い。映画X-MENシリーズは、シリーズを重ねるごとに生じる細かな齟齬を、「それはそれとして!」とパワーで振り切っていく感じ。キャラ数多いし、シリーズが長く続いている都合上役者さんのずっとの続投も難しいし、それぐらいの開き直りがないと、シリーズが続けられないですからね。
 そうですね、次のX-MEN:アポカリプスでは……是非ともサイクロップスの復権を。初期三部作はアレだったし、後の作品でも現状脇キャラレベルだし! まあうん、実のところ、最近はコミックスでの扱いもヒドいので、ホントここらでどうにかしないと……今のサイクロップスの立ち位置、悪のカリスマやってた頃のマグニートーより世間的な評判アレよ!?

日々雑談~2116~

 結構前の話となるのですがKING OF PRISM by PrettyRhythm、通称キンプリを観て来ました。今年の春は、バットマンvsスーパーマンに仮面ライダー1号と、暇が出来る度に映画館行ってる感じですねー……今年という括りにした場合、更に映画館行っているのですが、ガルパンが三回分あるからなあ。

 キンプリに関しては、大本となるプリティーリズム(キンプリはプリティーリズムのスピンオフ)と共に全く知識がない状況、観に行った知人友人の「あれスゲエ。とにかくスゲエ」との感想のみを頼りに、偶然近場でやっていた応援上映を観に行ったのですが……あれスゲエ。とにかくスゲエ。これしか、言い様がない。

 ジャンルとしては男性アイドル物でいいと思うのですが、これはもうキンプリというジャンルなのではないか……との考えが、頭のなかに。スタートのライブシーンの煌めき、そして全裸! こんなに気軽に全裸になる主人公ポジなキャラ、大和田秀樹先生の漫画でしか見たことねえ。行った人の「ケツからハチミツが!」「トランザム!」「シックスパック最強!」という感想に対し盛ってんじゃねえかと疑っていたのですが、これ全部ホントです。旅立つベテラン、現れる新人、受け継がれる魂と、ストーリーは正統派なのに、仕上がりはオンリーワンとしかよべないものに。圧倒、これは圧倒……。

 公共の場における映画とは、静かに観るもの。だが、応援上映なら声援もサイリウムもOKだ! 応援上映も初体験だったのですが、これは映画というより、アイドルのライブ。映画とともに、観客の熱気がバリバリ伝わってきます。いかんせんキンプリへの事前の知識がないため「◯◯ってなんだろう?」と疑問に思っていたら「◯◯は△△ー!」とのコールを聞き、なるほどなと。リアルタイムでのネタバレというか、こういう知識の補完の仕方があるとは、予想だにしなかった。上映終了後、次回上映は数時間後だよ!とのコールを聞いた時は微笑ましく思ったし、ああこういうファンが支えているからこその、20万人来場突破なんだと実感しました。

 世の中、予想以上のものがまだまだあるから面白い。そしてキンプリ+応援上映は、その中でも未知の極みでした。知識がなくともリアルタイムで補完されるし、こまけえことはいいんだよ!とこちらに思わせるパワーが有る。一つ言い切れるのは、ソフト化待ちだけは止めておけ、少しでも興味があるなら応援上映へ!ってことですかね。
 なお、最初は後部座席を推奨。真ん中の方の席取ると、ベテラン勢やサイリウムに囲まれて、レベル1のままひのきのぼうで竜王の城に乗り込んだ気分になるぞ!