フューチャー・アベンジャーズなコラム~その5~

 フューチャー・アベンジャーズ第5話!
 鉄拳の武道家VS神界の魔女in秘境都市! この異種格闘技感が、たまらんよな!

 

 グーグルマップに秘境都市クン・ルン(崑崙)っていれたら一発で場所出てきたらヤだよな。でも、完璧主義のトニー・スタークなら、ヴィスコに登録しているかと思ったけど。……待て、ひょっとしてヴィスコにも赤ちゃんモードという名のセーフモードがかかっているのか? セーフモードを解除したら、瞬殺モードとか推してくるの?

 いやしかし、崑崙が神秘的な都市である以上、川口浩や藤岡弘、に頑張ってもらって、やっぱ見つからなかったってオチがベストだと思うのですよ。いや、見つからなかったらダメだけど。それはそれとして藤岡弘、には探しに行ってほしいけど。

 

 崑崙に受け入れられるソー。歴代のアイアンフィストを知っている口ぶりから見て、ソーがこの街に来たのは昨日今日じゃあないな。なるほど。台詞一つで想像力を膨らませるっていうのは、こうやるのか……これならば、知っている人はピンと来て、知らない人にも「先代がいるの?」と、過分に尺をとることなく興味をもたせることができるってワケか。そして、後に不死竜シャオ・ラオの設定をアイアンフィストに語らせ、想像力と知識を更に補強と。ううむ、勉強になる。

 

 アイアンフィストの元で、修行するフューチャーアベンジャーズの面々。どんな凄い能力者であろうと、基礎訓練がなっていなければ、ただのカモネギだからな。パニッシャーやデッドプールやスパイダーマンのように、能力とは関係ない前歴や、実戦で鍛えたヒーローも多々いるものの、こうして鍛えるのが正当なやりかた。

 能力一辺倒と思われがちなX-MENも、能力抜きの地道な鍛錬や能力を活かすためのスキル取得に、相当な時間をさいているしねえ。例えば目からビームを出せるだけと思われているサイクロップスも、ビームを敵に当てるための空間認識能力やリーダーとしての指揮能力に柔道や合気道は黒帯級と、ビーム以外の能力もハンパないわけで。目を瞑ったり、能力を封じられていても、素手で複数人の兵士をぶちのめすぐらいは、容易にできる腕前。パイロットとしても一流で精神攻撃への耐性もアリと、サイクさん、ビーム以外も凄いのよ?

 ヒドラでしっかり基礎訓練をしていたせいか、マコトたちの身体能力はなかなか。ただ、さっき言ったように、ヒーローとして活動するならなかなか以上が求められるわけで。まだまだ、弱き光。そう言った意味では、人の身から神の拳を手に入れたアイアンフィストは、コーチ役として適任。フューチャー・アベンジャーズの正メンバーは、フィジカルが違いすぎるソーやハルク、コーチ役というよりコーチ雇用も含めたプロジェクト責任者向けのアイアンマンと、普通の師匠向きがあまり居ないイメージがあるからなあ。

 もっとも、トップクラスで師匠向きなキャプテン・アメリカがいるのですが、まだキャップはマコトたちと若干距離があるので。もう少し何か、屋上で一緒に弁当を食べるとか、運動会の二人三脚でコンビを組むみたいなイベントがないと、「一緒に帰って、ホークアイに噂とかされると恥ずかしいし……」って断られちまう距離感だぜ。まったく、しょうがねえな、ホークアイは!(流れ弾

 

 トンファーキック! トンファーキックじゃないか! 
 うむ。若干デザインに統一感がありすぎるものの、流石にトニーのスーツは性能が高いな。きっとクロエがトンファーキックを繰り出すことを見越して、彼女のスーツにトンファーを装備させておいたに違いない。ゴメン、たぶん違う。

 まだまだ、ソーやアイアンフィストに比べれば、フューチャー・アベンジャーズの面々は何もできないレベル。でも、考え方を変えることにより、できる可能性が生まれてくる。前回は子どもたちを救い、今回はクン・ルンの人々を救う。心身ともに鍛えていけば、その手の大きさはきっと広がっていくはず。

 ディスク・ウォーズは、アキラとアイアンマンのように少年少女がヒーローの力をどう引き出すかがポイントだったけど、フューチャー・アベンジャーズの場合は、マコトたち少年少女自身がどうなるかがポイントに。枷と思われていたものが、絆の力でやがて大きな力になっていったのがディスク・ウォーズなら、未熟が大きな力を目指しているのが現状のフューチャー・アベンジャーズ。ヒーローと少年少女という構図は一緒なものの、切り口はだいぶ変わってきたねえ……。

 

 今日の紹介は、アスガルドの魔女エンチャントレス。DCコミックスに同名のキャラがいる上に、あっちは映画スーサイドスクワッドで大暴れして目立ってると、中々に押されている状況。マーベルのエンチャントレスも、フューチャー・アベンジャーズでの活躍で、盛り返してほしいねえ。

 

 

エンチャントレス

 ソーの故郷である、神々の国アスガルドに名を馳せていた美女アモラ。その美しさで多くの異性を惑わせていたアモラは、大魔術師カーニラの元で魅惑の魔術を学ぶことで、男たちへの絶対命令権にも等しい“美”を手に入れた。自らの美しさでアスガルドをも手中に収めようとしたアモラだったが、主神オーディンの息子であるソーは、アモラの魅力を撥ね付ける。

生まれ持った魅力も魔術もコケにされたアモラは、屈辱を抱いたまま、オーディンに地上へと追放されてしまう。地上に降り立ったアモラは、バロン・ジモが結成したアベンジャーズに対抗するための悪役連合マスターズ・オブ・イーブルに加入。彼女は再び、アベンジャーズの一員である憎きソーと対峙することになる。
 魅惑の妖女アモラ……エンチャントレスは、こうして地上のヒーローと敵対する道を選んだ。

 

 エンチャントレスは一流の魔術師であり、特に魅惑や魅了の魔術に関して右に出る者はいない。彼女に惑わされ、何人ものヒーローやヴィランが道を踏み外してきた。人を惑わし、他者を戦わせることを好むエンチャントレスだが、当人の魔術師としての実力も超一線級である。炎や雷の魔術を操り、あえて美しい姿形を変えることも自由自在。幻覚とテレポートを使いこなす彼女を捕らえることは非常に難しい。更にその口づけには人を木や石に変える力があり、自身が魅惑したものの用済みとなった男たちはこの最後の甘美により処分されてきた。

 女性をも惑わす魅力を持つエンチャントレスだが、その本領はやはり対男性である。もっとも、ソーのような勇者や、地上の魔術師であるドクター・ストレンジやドクター・ドゥームのように、彼女に惑わされない骨のある男もいるのだが。

 エンチャントレスの裏の一手としては、アスガルド神族としての身体能力がある。神の一族であるエンチャントレスは、スピードもスタミナも寿命も超級であり、細腕でありながらも25トンを持ち上げられる。簡単に言うと、72年TV版のマジンガーZ(20トン)なら持ち上げられる。これには初代ガンダム(43トン)と較べても、マジンガーZがやけに軽いというのもあるのだが、それにしても中々のインパクトである。

 

 もっとも、エンチャントレスの身体能力はアスガルド神族の中では平均的であり、ソーやウォリアーズ・スリーのような戦士たる神族には及ばない。むしろ、神々同士の戦いでは、一般基準では優れた身体能力も弱点となる。だが、そんな弱点を補うため、エンチャントレスは対抗策を用意していた。エンチャントレスを慕い付き従う、エクスキューショナー(処刑人)の異名を持つ男、巨人殺しのスカージだ。

 ソーやアレスやヘラクレスと並ぶ強靭な身体にエネルギーブラストに魔力の斧、戦闘的な能力を持つスカージを付き従えることで、補助タイプであるエンチャントレスの弱点は完全に補われた。この二人は初登場も一緒であり、前衛スカージ後衛エンチャントレスのパーティーは、長年ソーや数多のヒーローを苦しめてきた。スカージと手切れとなった後も、エンチャントレスはこの構図を再現するような、自身の弱点をカバーできる下僕を好んで調達してきている。

 その一方、エンチャントレスは同じアスガルド神族でありソーとの因縁も深い知力派ロキとの付き合いも長い。双方、ソーの昔からの敵なので、ある意味当然だが。

北欧神話が元ネタであるソーやロキとは違い、エンチャントレス(アモラ)の名と存在は北欧神話とは関係ないオリジナルである。ただこれに関しては、エンチャントレスはフレイアやイドゥンのような北欧神話の女神たちをベースに創作した、との話もある。
 それにしても、美女エンチャントレスに知恵の神ロキに武神スカージ……お色気にずる賢さに馬鹿力……なんだかこのソーの敵である三人を並べると、何かを思い出してしまうような……それは日本古来の、もはや伝統の三人組の姿が……。

 

 男性を惑わし、心を奪うエンチャントレスであるが、かつて彼女の心を奪い取った神がいる。その神の名は、何を隠そうソーである。

 ソーをオーディンの代わりにアスガルドの王として、自身は王妃に収まるという計画の存在。ソーの恋人であるジェーン・フォスターへの敵意。アスガルドから追放されたソーの元に、いち早く駆けつけ面倒を見ようとする。エンチャントレスの心の中には、ソーを思う真心が確かにあった。

 だが前述したように、ソーはエンチャントレスの誘惑を跳ね除けている。ソーがエンチャントレスの誘惑を跳ね除けられた理由は、神としての力ではなく、彼が持つ人間らしさだった。この結果、エンチャントレスの憎しみはソーだけでなく、地上の人間にも向けられることとなった。ソーとエンチャントレスの間には、愛憎という言葉でも足りぬ複雑さがある。
 愛されることが当たり前だった女神が、愛されなかったことにより、そのあり方を狂わせる。なんとも、皮肉な話である。

日々雑談~2394~

 第6話が放映される前に、フューチャー・アベンジャーズなコラム~その5~を完成させるため、コツコツと。このペースなら、明日にはアップできると思います。
 ディスク・ウォーズの頃に比べて、ちとペースは乱れ気味。しかしディスク・ウォーズと言えば、第5話のアイアンフィストみたいに、ディスク・ウォーズで既にコラムを描いているキャラもいるのよね。一回、ディスク・ウォーズで取り上げたキャラをリンク付きでまとめておいたほうがいいかなあ。資料は見やすくてナンボだし。今はバタバタしていますが、落ち着いたら考えてみます。

 

 もう明日、金曜日から映画ワンダーウーマンだったか。近所の映画館のスケジュールを見た感じでは、スパイダーマン:ホームカミングと枠を取り合う形になっちまったか。アメリカだと公開まで一ヶ月ぐらい間があったから、ここらへんのバランスはマシだったみたいなんだけどねー。

 26日からは劇場版Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤもあるんだよなー。アレも抑えておきたいし、コレも抑えておきたい。映画は一期一会の覚悟で、スケジュールやら何やらを整えんとねえ。

 このホームページでは機を逸して書けませんでしたが、実はスパイダーマン:ホームカミングは既に観ております。MCUにおける青春枠を、完璧に埋めてみせた映画でしたね。若さとは、無謀であり勇敢であり、堕落であり栄光である。何にせよ、哀しくもそこに確かな輝きがあるものよ……。

日々雑談~2393~

 久方ぶりに暑さが戻ってきて、どうしょうもないねコレは……。今年は、暑さと湿気が交互に攻めてきて、色々削り取られる。

 こういう頭がゆだる寸前な状況こそ、何か新たなことを始める機会だ! というわけで、ウォーハンマーの塗装に挑戦。いや、今日は下準備のみなので、塗装はしてないけど。世の中、挑戦できることはいくらでもあるからな! なら、こうして機会を見て、挑んでみるしかあるめえよ。

 

 夏の甲子園大会、花咲徳栄優勝おめでとうございます。
 これで埼玉県に始めて、夏の栄冠が輝くことに。首都圏始め各地方の参加校が多い地域は、広大なトーナメント表と数多の強豪にすり減らされた結果県大会で色々燃え尽きてしまうパターンが多く、このスパイラルにモロにハマってしまっていたのが埼玉県でした。他の該当地域は、なんだかんだで夏の優勝経験あったりしますからね。これでようやく、スパイラルから抜け出ることが出来た……!

 長年の重しを壊し、初優勝のプレッシャーを跳ね除けた花咲徳栄。そして、優勝校が出るだけのレベルの高さを維持し続けた埼玉県の全ての高校に、もう一度エールを。そしてまた何時か、新たな偉業を成し遂げる県と高校が出てくるはず。魔物に物語に清濁に、甲子園には何もかもがあるから、なんだかんだで盛り上がるんだろうな。

 

日々雑談~2392~

 ガチャがあんまりにヒドかったので心折れてたものの、なんとか立て直してFate/Grand Orderの夏イベのメインクエスト&高難易度クエストをクリア。水着のエレナ・ブラヴァツキーや、水着じゃないけど人気者な諸葛孔明が来たので、なんとかやる気が蘇ったのと言うのもあり。

 だが、俺が欲しいのはキャスターはキャスターでも水着のネロだったので、出来れば孔明は「当たったらもはや世界的大事件」な三田誠先生のところに行って欲しかった……ロード・エルメロイⅡ世の事件簿シリーズ、好評展開中!

 それはそれとして、高難易度クエスト。やはりコレキツッ!となるのは、女囚さそり(ゴルゴーン)やDOGポリス(新宿のアヴェンジャー)といった、アヴェンジャーズの人+犬たち。しかし、女囚さそりと言えば元ネタは東映映画の女囚さそりと、その原作となる漫画のさそり。正直、女囚さそりやさそりで主人公を務める松島ナミは超級のアヴェンジャー。ゴルゴーンの代わりに謀略と策略がハンパない漫画版松島ナミが参戦していたら、デスジェイル・サマーエスケイプはクリア不能になってたぜ……。あの人、エサの出し方と裏切るタイミングが、もはや神業レベル。たぶん、流行りのデスゲーム系の作品にぶち込んだら、まず間違いなく残り1で生き残る。残り、1で。

 触れなければ、ただ岩陰でじっとしているだけ。だが、岩陰に手を伸ばしてくる者がいれば、その毒針は容易く相手を死に至らしめる。
 そんなサソリの如き女、松島ナミが主人公を務める女囚物語さそり、現在全巻無料配信中です。

 ……ああ、FGOの話してたんだったな! 高難易度の対アヴェンジャー対策は、まず対アヴェンジャーに有利なムーンキャンサーであるBBや、攻防共にピーキーなバーサーカー勢を用意して、マシュなどの防御役で守るのが基本。最後の巨大化が実は楽なゴルゴーンや、宝具で殺しにかかってくる新宿のアヴェンジャー、共に短期決戦が基本なので、BB&バーサーカー以外でも、彼らの特性を突けるサーヴァントは積極的に登用。

 以上! 体力はそこまででもないので、頑張れ!

日々雑談~2391~

 というわけで、改めて告知を! 上記の通り、メガネっ娘居酒屋「委員長」2017秋に出演者として参加します。ええ、出演者です。トークライブ初挑戦です。喋りとかあまり上手い方では無いので、現時点で結構ガクブルです。だが、やると決まった以上、腹をくくるしかないのです。が、頑張るよ、俺!

 そもそもメガネっ娘居酒屋「委員長」とはなんなのさ? という人もいるだろうし簡単に説明させてもらうと「眼鏡好きが眼鏡について語るトークイベント」です。うむ、簡単すぎて困るけど、これが真実なのだからしょうがない。テーマは「眼鏡」であり、眼鏡に関する話ならばなんでもOKです。例えば、「オススメの眼鏡漫画」や「珍眼鏡ショー」や「眼鏡男子について」や「眼鏡アイドルライブ」や「眼鏡の聖地鯖江レポート」となんでもありと、実にバラエティ豊かか。

 俺も、何度か客側で参加しているのですが、レンズの上に様々な見識や情熱が乱舞する様は、面白い! の一言。例えばプロレスやアメコミのイベントだと、どうしてもそのタイトルジャンルの人しか集まらないけど、委員長は眼鏡愛で集まった様々なジャンルの人に布教できるのも大きいよね。なんだか、地下闘技場の闘士に選ばれたかのようで、またガクブルしてきたよ!

 というわけで、もしお時間ありましたら、是非当日阿佐ヶ谷へ。ゲストは自分だけでなく、他にも色々な方が出る予定です。俺も、自分の出来る限りを詰め込みますが。ライターとしても半人前、ラノベ作家としても半人前でも、合わせればなんとか一人前。やるしかねえな、こりゃ!