日々雑談~2065~

 只今、旅行より帰宅しました。ちょいと2日ばかり、長野の方へ。上田城や善光寺に渋温泉と、観光地をぐるりと回ってきました。雪のせいで予定が若干崩れたものの、中国地方や九州の大雪に比べれば、うんとマシ。南で降る雪が、まさかこれほどまでの豪雪になるとは。
 昨日の日々雑談~2064~と一昨日のアイマスSSこうして彼女は本を読むは、予約投稿を使っての自動更新と相成りました。コミケ会場でやったスターライトステージのガチャでSSR鷺沢文香を引いてから、文香メインのSSを書いてみたかったんですよね。初期登場陣では無かったですが、シンデレラガールズの名称がトップクラスで似合うアイドルといえば、文香よ。切り拓く、新たな世界。
 温泉に入って体調は良くなったものの、いかんせん長距離移動で体力が減っているので、今日は早く寝て、明日早朝からの日常に合わせる状態。旅行という非日常と、普段の生活である日常。ある意味一番気が重いのは、夢からの覚醒でもある、この境目の時です。また、行きたいなあという気持ちをバネにして、振り切るしか無いな。
 

日々雑談~2064~

「仮面ライダー バトライド・ウォー 創生」仮面ライダー紹介PV<昭和ライダー編/1971~1989>
 全員バトライド・ウォー新規参戦キャラだけあって熱い! 空中で型を決めるスーパー1にXポーズのXライダー。細かな動きがズギューンと来て、ホント楽しい! 俺、ゲームプレイしたら、感動のあまり卒倒するかもしれん。性能に頼らない戦い方も出来る∨3に、スカイフライングソーサーをぶちかますスカイライダー。最高だ!

 

 劇場版ガールズ&パンツァー、4DXでの上映決定。座席も揺れる4D系映画は結構疲れるんだけど、ガルパンは動くパートと動きの少ないパートがくっきりしているから、その辺、上手く調整出来そうね。たぶん3Dでないから、目も疲れないだろうし。上映時間が長い上に、動くパートが頻繁に挟まって、更に3Dだったアベンジャーズ:エイジ・オブ・ウルトロンはしんどかったから……見終わった後の感想が、まず「疲れた」だったくらいには、キツかった。今までにない上映方式な以上、今までにない要素やバランスが作品に求められるんだろうなあ。
……行ける距離でもやってるな。通常、爆音に続いての、望むところな三回目特攻か!?

こうして彼女は本を読む

 休憩室の扉を開けた瞬間、神谷奈緒は己の目を疑った。
 太めの眉を不審げに歪めた後、もう一度扉を閉めて、開く。それでも信じられない光景は変わっていなかった。よしもう一度閉めようとした所で、困惑の原因である女性が、奈緒の存在に気づいた。
「……どうしました?」
 鷺沢文香。同じプロジェクトに参加したこともある、顔見知りのアイドル。長い前髪から除く蒼い瞳が、不思議な行動を取り続ける奈緒を、じっと見つめていた。先程まで、彼女が手にする書籍に向けられていた瞳だ。
 そしてこれもまた、おかしい。
「いったいアタシ、何処で世界線を越えたんだ……」
 異世界か平行世界に迷い込みでもしたのかと、奈緒は本気で悩み始める。
 文香の特徴といえば、本の虫であることだ。一度本の世界に没頭してしまえば、文香はおいそれと帰ってこない。なのに、今、文香はあっさりと、彼女にしては本当にあっさりと、奈緒の存在に気がついた。まずこれが、おかしい。
「ひょっとしてアレか、晶葉が持ってきた発明品、電話とレンジが合体している怪しいやつをいじったのがまずかったのか!?」
「……ひとまず……落ち着いて下さい……」
 そして更におかしいのは、文香が手にしている書籍。書籍は書籍でも、それはデジタルな書籍。文香は、紙の本ではなく、真新しいタブレットで電子書籍を読んでいたのだ。これがまず、奈緒を混乱に陥らせるほどに見たことのない光景だったのだ。
 
「……ふう」
 ソファーに座った奈緒は、水を飲み息を吐きだし、ようやく落ち着くことが出来た。
「……大丈夫ですか?」
「ん。ああ、平気平気」
 奈緒はコップを置くと、心配そうにしている文香に無事を伝えた。
 文香は、いきなり奈緒に頭を下げた。
「……すみません」
「え? ど、どうしたんだよ!?」
「……驚かせてしまった……みたいで……」
「ああ。いや、別にそっちが謝ることじゃないって。ただあんまりに何時もと違ったからさ。本を読む姿はよく見ているけど、紙じゃなくてタブレットで読んでいるのを見るのは始めてだったから」
 文学部に通う大学生でもある文香は、叔父の書店で手伝いをしている際、プロデューサーと出会い、アイドルにスカウトされた。アイドルとなった今でも、彼女は書店の棚卸しを手伝っている。何冊もの本を抱えて歩く姿も、今では事務所の名物だ。この経歴からして、文香には本のイメージがあった。それも、昔ながらの、紙の本の。
「これは……ありすちゃんに借りました……」
「だと思ってたよ」
 文香が紙の本なら、橘ありすはタブレットだ。小学生アイドルの一人であり、情報や効率を好み、常に背伸びしているように見えるありす。でも、その内に秘めているものは、子供らしい可愛らしさと愛おしさだ。ユニットを組んだこともある文香は、そんなありすの内面を露わに出来る存在であった。
「それにしたって、電子書籍か。あそこのアレ、全部読んだってわけじゃないんだろ?」
 奈緒の視線が、自然と休憩室の片隅に移る。そこは、各アイドルの趣味の品が置いてある場所だ。キャッツのバットと、“ご自由にどうぞニャ”と書かれた箱に入っている大量の猫耳の間に、文香が持ち込んだ本の山があった。
「……半分は読んでますが……まだ半分残ってます。でも今日は……電子書籍に挑戦してみようかと……まだ……操作に慣れていないので……すらすらと読めないのですが……」
「ああ。だから挙動不審なアタシに、気づいたのか」
 操作に慣れていないことが、文香の没入感をとどめていたのだろう。
「……やはり……慣れないことは難しいです……」
「わかる、わかる。アタシもゴスロリとか、ホント似合わないし、慣れてなくてさー」
「……え?」
「なんだよ、その意外そうな顔は」
「でも……慣れていないことは……楽しいですね……」
「おい。普通にスルーか。おい」
「……私は……紙の本が……好きです……」
 文香の仕切りなおしを前に、奈緒は追求を諦める。ある意味、話すことが苦手な文香の、成長の証である。
「……内容だけでなく……紙をめくる音に感触……インクの匂い……どれも好きです。本棚を見て……じっくり探すのも……電子書籍には……私が本で好きなところが……ありません……」
「だろうな」
「……でも……電子書籍にも……いいところがあります。高価だったり手に入りにくい本が……誰でも読めて……それにこのタブレットの中に……数十冊が入ります……本は……重いです……」
「ああ、この間、この部屋掃除しようとした菜々がスゴイことになってたよな」
 17歳とは思えないほどしっかりものな、自称ウサミン星から来たアイドル安部菜々。先日菜々は、この部屋を掃除しようした際、文香の本を一気に持ち上げた結果、腰がグギィ!と逝ってしまった。アレは思い出すにつけ、大惨事だった。
「中に刻まれている物語は……紙の本でも電子書籍でも……かわりません。紙の本が好きだからと言って……電子書籍が嫌いになる必要も……ありません……。大事なのは……色々な人が色々な手段で読めることです」
 文香は、何処まで行っても、本好きであった。彼女は、形だけではなく、その本質も愛している。
「……こうやって電子書籍を読むことで……貸してくれたありすちゃんのことや……電子書籍が好きな人の気持ちが……わかるような気がします……わたしは……色々な人のことが……わかりたいです。だって……私は……」
 文香の前髪が揺れ、素顔が露わになる。文香の素顔を見た奈緒は、思わず息を呑んだ。
「皆さんにわかってもらう、アイドルなんですから……」
 アイドルである自覚を得た文香の柔らかな笑顔は、気圧されるほどの魅力に満ちていた――
 
 数時間後、奈緒は何時ものファーストフード店にて、休憩室であったことを話していた。
「ってなことがあってさ。あの時だけは、なんだかアイドルとして負けた気がしたよ」
「分かるために踏み出すこと、そして分かってもらうことか」
「両方が揃うのが、大事なんだろうね」
 奈緒が所属するユニット、トライアドプリムスのメンバーである北条加蓮と渋谷凛は、奈緒の話に聞き入っていた。
「私たちも、アイドルとして踏み出さないとね。凛」
「そうだね加蓮。他人の気持ちになることか……わかった、今日は奈緒の気持ちになって。玩具がついてくるセット買って来るよ」
「私の分もお願いね。奈緒の気持ちになるですよってね」
 凛と加蓮は、いい笑顔でこんなやり取りをしていた。
「お、お前ら、そう来るのかよ!? なんだよ、このオチー!」
 イジられた奈緒が、思わず悲鳴を上げる。顔を赤くして困る奈緒、彼女もまた、アイドルとして相応しいだけの、可愛らしい様相を見せていた。

日々雑談~2063~

 というわけで、この二日間、放置していたテキストを完結させるシリーズということで、追跡! アントマン~後編~と、はじめてのローグス~後編~の連続更新と相成りました。放置したままというのもアレだというのと、閲覧した方を混乱させてしまうかなーということで、ここは時間があるところで一気に。双方、映画やドラマの存在で、あり方も変わりましたしね……。特にアントマンは、スコット・ラングのイメージがかなり強くなっている気がします。これでハンク・ピムのジャイアントマンとスコット・ラングのアントマン、大小コンビの共演もすんなりいけるな!
 とりあえず、今後アントマンやローグスについて書く時は、別口で上げることとなります。まだまだ、書きたいことや書くことは沢山有るぜ。鉱脈は、地平線が見えるくらいに広大よ。

 

 実は明日からというか今日、23日~25日まで山の方へ篭ってきます。なお、管理者も一緒です。いやまさか、こんな寒くなるとはね! 普通に雪山ですよ! 目当てはスキーじゃねえんだけどな!
 というわけで、更新はお休み……というわけではなく、予約投稿を使ってアップします。23日の20時に新作SS、続いて24日の20時に通常更新をアップできるようセットしていきます。予約投稿なので、誤字脱字やおかしい所は帰宅後に修正、リアルタイムには即せないなーという感じにはなるので、そこらへんはご容赦いただければ。25日の夜には帰ってくるので、25日の分は改めて。おそらく、ちゃんとした更新は厳しそうですが。
 それでは、数日の間、ドロンと消えます。現地のことは、Twitter辺りでぼちぼち呟くとは思います。ではしばし、失礼します。

はじめてのローグス~後編~

サイレン(以下S)「放置していた企画物をひとまず完結させるシリーズ、第二弾は“はじめてのローグス”(前編中編)なワケだが……平蜘蛛の茶釜に火薬を詰め込むレベルで自爆してる人、コメントどうぞ」

ふじい(以下F)「やっちゃったぜ」

光速の男に抗う男たち~ローグス紹介~

S「いや、やっちゃったぜじゃねえよ!! 何ちょっとカッコつけて言っていってるんだよ!?」

F「気に入っちゃったぜ、とっちゃやだぜ」

S「やってられないんだぜ」

F「ごめんねだぜ」

S「……ところで俺、いつまでソードマスターヤマトごっこに付き合えばいいんだ?」

F「ああうん、このままギャグマンガ日和ごっこに突入しそうなので、もう止めよう。いやコレも、昨日の追跡! アントマンとだいたい流れは一緒でな。放置している内に、別のところで、やりたかったことや代替えテキストを作ってしまった」

S「Twitterでのツイートを編集してまとめられるTogetterか……時折連投用アカウントと合わせて使ってるよな」

F「コレとか、コレとかな。実況に近いリアルタイム感や、普段と違う層にアピールできると、TogetterはTogetterでサイト掲載とは違った利点がある」

S「だからと言って、前編、中編とやっておいて、後編をずっと放置していいわけじゃないけどな……無いままの後編を探す閲覧者の方が居たら、どうする気だ」

F「それは、頭を下げるしかない……。だからこうして、一度完成させる。また何かローグスについて書くことがあるとしても、それは“はじめてのローグス”ではない記事だ。でも実際これもアントマンと同じで、中編を完成させてから後編を書かずにいた数年で状況が変わっていてなあ。当時はともかく、今はもう日本にいる誰もが、ローカライズされたローグスに会える機会があるからね」

S「それは、邦訳のフラッシュ:新たなる挑戦(THE NEW 52! )のことか?」

フラッシュ 新たなる挑戦 表紙

F「一度世界観を一新しての全シリーズリスタートなNew52、そんなNew52の中の一冊だな。始まりだけあって、しっかりとフラッシュ周りの設定を固めた上で、宿敵キャプテン・コールドも出ているわけだが……どっちかっつうと、ローグスの本気は次巻以降だからな」

S「次巻出るのかねー」

F「わからん。ただこのシリーズは、フラッシュに負けない加速度で進めば進むほど面白くなっていくから、ここで止まるのは惜しすぎる。是非とも波に乗って、続刊出来るだけの、実のある強さを身につけて欲しいところだが……」

S「波? ああ、アレのことか。ローグスと会える機会というのも、まずそっちのことだな!」

F「ソフト販売にレンタルに動画配信……コミックス、アニメ、映画に続く第四の選択肢、ドラマ。グリーンアローを主人公としたドラマARROW / アローに連なる、光速の男の物語。ドラマ版ザ・フラッシュことTHE FLASH / フラッシュよ!」

THE FLASH フラッシュ

S「ドラマのフラッシュ、観た人の評価かなり高いよな」

F「実際、面白い。揺れ動き続ける登場人物の心を直視するアメリカドラマらしい光景に、基本一話に一回、新怪人が出てくるという豪華さ! 安心しろ、お約束の再生怪人回っぽいエピソードもあるから!」

S「いやお前、怪人っつうか、あっち流だとヴィランだから。もしくはメタヒューマン。言い方が特撮レビューみたいになってるから」

F「マジでTHE FLASH / フラッシュって特撮作品として観ても面白いと思うのよ。ドラマ部分も含め、ニチアサに組み込んで流してもイケるんじゃねえかな」

S「しかしドラマ版か……実写に際して、ローグスのイメージも変わってる?」

F「そうだなあ。例えばリーダー役となるキャプテン・コールドを例にしてみるか。まずはこれが、コミックスの伝統的なスタイルな」

キャプテン・コールド(コミックス)

F「で、次が、さっき取り上げたフラッシュ:新たなる挑戦(THE NEW 52! )の際に、デザインが変わったコールド」

キャプテン・コールド(New52)

F「で、コレがTHE FLASH / フラッシュのコールドだ」

キャプテン・コールド(ドラマ)

S「最終的に、イケメンにたどり着いたな」

F「演じるのは、プリズン・ブレイクのマイケル・スコフィールドや、映画バイオハザードのクリス・レッドフィールドを務めたウェントワース・ミラーだな。実際イケメンなんだが、粗にして野だが卑ではない雰囲気が、すげえキャプテン・コールドっぽくてなあ」

S「あーなんか分かるわ」

F「コールドの持つ冷徹さや喧嘩強さが、上手く映像として昇華されてるんだよ。ドラマにおけるフラッシュとの関係も、単なる敵とは決して呼べない、強いて言うなら好敵手と呼ぶしか無い奇妙な関係になってるし。衣装もゴーグルやファー付きのコート、現実にありそうな格好でそれらしいラインにちゃんと沿っているからな」

S「見比べてみると、結構ピン!と来るパーツが多い感じだな」

F「まあぶっちゃけた話、コミックス通りの、育ちきったアイスクライマーのポポみたいな衣装でドラマ出れるかっつったら、厳しいだろ」

S「本当にぶっちゃけたな!」

F「数多くの実写版を観れば分かると思うが……漫画では受け入れられる表現やキャラクターでも、実写にしたら観ててキツッ! って例、結構あるぜ? 漫画、アニメ、実写。メディアによって、セーフの線引は違うからな。実写版で浮いてしまった作品の一因には、この線の見極めを誤るっていうのもあると思うぜ? むしろ、THE FLASH / フラッシュのアレンジや線の見極め方は、神業レベルだ」

S「ダークな作風のARROW/アローと繋がっている以上、その世界観と組み合わせても違和感のないイメージが求められるよな。フラッシュのキャラは結構明るいからなあ。調整には、確かに神業に匹敵するものが求められそうだ」

F「まだキャプテン・コールドはマシな方だぜ? ローグスに籍をおいていた、結構古くからいるヴィランのレインボーレイダーとかさ、ビジュアルだけでなく能力からしてキツすぎるだろ。虹乗るんだぞ、虹!」

レインボー・レイダー

S「虹、虹に乗るオッサンかー……綴はRainbow Raider。虹に乗るレインボーライダー(Rider)じゃなくて、侵入者や襲撃者を意味するレイダー(Raider)なんだな。確かにコイツはちょっと厳しいかもしれないけど、ここまで神業級の腕前を見せた、ドラマスタッフ達なら」

F「ほれ、追加画像」

無理ダナ!

S「あ。ゴメン、無理だわ」

F「多分、実直に映像化したら、何をどうやっても面白映像にしかならんと思う……バットマンVSスーパーマンだろうがシビルウォーだろうがライダー大戦だろうが、どんな熾烈な戦いでも背後で虹に乗ったオッサンがシューっと滑っていたら、オッサンが全部持ってくぜ」

S「うん。虹のパワー、ハンパないね。結局、ドラマ版ではスルー?」

F「いや出たよ、ちゃんと。ドラマに馴染むヴィランとして」

ドラマ版 レインボー・レイダー

S「おい。虹、何処に行った」

F「ビジュアル的にはレインボーじゃないけど、ちゃんとコイツはレインボーレイダーなんだよ! 実は、レインボーレイダーの虹には、人の感情を操る力があってな。ドラマのレインボーレイダーは、眼からの赤い光で他人の怒りを爆発させるんだよ。手当たり次第にバーサクかける感じで!」

S「なるほど、磨き上げての一点突破か!」

F「実際、ドラマではフラッシュもこの赤い光の力で、感情制御不可の暴走状態になっちまってなあ。もう仲間や大事な人ですら手に負えない、暴走するヒーローを止められるのは、同じヒーローしか居ない! レインボーレイダーの出る、第8話のタイトルは、そのものずばり“フラッシュ VS アロー”よ!」

S「ARROWの主人公であるアロー(オリバー・クイーン)との対決。つまり、レインボーレイダーをドラマに適した形にした上で、ヒーロー同士の対決の立役者にもなったと。ドラマ、凄いな!」

F「ARROWのシーズン3の第8話“アロー vs フラッシュ”はこれと対となるクロスオーバーエピソードだぞ。こちらでは、弓の達人アローをも苦戦させるブーメランの達人、キャプテン・ブーメランが登場だ!」

ARROW版 キャプテン・ブーメラン

S「キャプテン・ブーメラン、映画スーサイド・スクワットへの参戦といい、ザ・フラッシュ以外のところでの頑張りが目立つよな」

F「一時期、ロビンとの因縁が出来て、ゴッサム・シティでの活動なんかもあったしねえ。ああちなみに、ドラマのレインボーレイダーも、原作のレインボーレイダーの持つ趣味嗜好や悲しさは持っているぞ」

S「悲しさ?」

F「レインボーレイダーだけでなく、ローグスのメンバーのオリジンって、物寂しさがあるからよ。それに触れるのであれば、こういうトーク形式でのテキストではなく、真面目に書かないとダメだな。最低限の礼儀だ。そうだな……直接書かずに言わせてもらうなら……キャプテン・コールドの出自と冷酷さ、そして情愛と復讐を描いた“ABSOLUTE ZERO”のエピソードは、名著だ。つーか、俺、アメコミのエピソードの中で、五本の指に入るレベルで好きだ」

S「お前のその枠、てっきりデッドプールで全部埋められてると思ってた」

F「まあ確かに、デッドプール好きだけどね。でも、ローグスもまた好きだし、愛読している連中よ。そうでなきゃあ、こんなに文章書けないし、レビューや紹介しよう!って気にもなれんよ。運転するのに知識が必要なら、好意は動くためのガソリンってね」