日々雑談~2346~

 アリステラVSフェニックスという、お互い負けそうにない超人対決という切り札がここで切られたのも意外。この一戦ではまだ温めるかと思ってた。カードが決まった以上、勝敗予想もしたいところなものの、カードが読めなかった時点で何をしても届かない感がある。俺たちは、ゆでたまご先生の手のひらから逃れられない……!

 

 管理者「通報先は妖怪ポストじゃなくて、警視庁」

 第6期の鬼太郎、第一話は新潟行きの新幹線内で観れなかったんだよなあ。録画はしていたものの、コレをいち早く観れなかったってのは失策だったかもしれん。アニメならではの派手なアクションに墓場鬼太郎のごときおどろおどろしい雰囲気に木にされても蘇る生命力……原作の鬼太郎は戦闘力も相当だけど、もっとずば抜けているのは溶かされても焼かれても粉微塵にされても復活する生命力なんだよな。戦闘力と不死性で立ち回る、ウルヴァリンやデッドプールに近いタイプ。シリーズの起点となる第一話で、敗けて復活をやったのはデカいぜ。

 第5期が今までの鬼太郎の総集編なら、第6期は今までのいいところの合体……コレは今度も、期待値がデカい。ところで、第6期第一話のタイトルの「妖怪が目覚めた日」が第2期の第一話「妖怪復活」と意味合いが似ていたり、第二話(今週)の見上げ入道や第三話のたんたん坊が、それぞれ第4期と第3期の第一話に登場した妖怪だったりするのは、新たな始まりを意図してのものなのだろうか。それはそれとして、人気妖怪の猛ラッシュでもあるので、この時点で夢が広がるよね!

日々雑談~2335~

 フェニックスとアリステラの問答、本来フェニックスに用意されていた待遇、徐々に明らかになる構図と、試合がなくとも見逃せない回でした。アリステラはもう、悪い兄貴キャラを目指すの止めたほうが楽だと思うの。

 このスグルと他の王子の距離感の近さは、王位争奪戦でのスグルとフェニックスの和解、そして王位争奪戦自体が善対悪であった悪魔超人や完璧超人との戦いとは違い、キン肉族という勢力内での争いというのもあったのでしょう。でも、最終的にフェニックスが悪行超人寄りになっちゃったからねえ。結果的には、善対悪の戦いという、いつもの構図に。ビッグボディと戦っていた頃は、フェニックスも好敵手ポジションを目指していたのよ? 

 この善対悪の構図は、ゆで先生の得意技にして、どんな作品もそこにたどり着いてしまう呪いにもなっていたから……前シリーズに今シリーズと、持ち味を殺さないまま脱却しているのがすげえよ。こういう脱却の仕方は、持ち味が削れすぎて凡庸になったり、脱却自体が上手くいかない例もあるので。この姿勢と成功例、今後の成長のために、創作者の端くれである自分も、見て学ばなければならんね。

日々雑談~2330~

 先週、ここ最近のキン肉マンの話のテンポの良さ(早さ)の話をしていたのに、まさかその上で予想よりも早く話が進むとは……当然、話に無理は出ていないし、試合が無いのにたまらなく面白い。最高のインターバルだわいな。

 話題のメインは四王子だけど、共に肩を並べ戦いに挑もうとするキン肉マンとウルフマンや、前シリーズの敵であった完璧超人との違いを見せたオメガマン・アリステラもいいよね。

 アリステラの台詞を見ていると、ルナイトが助けを拒否し潔く自決した部分に関しては、まったく褒めていないどころか、むしろ情報を持ち帰れなかった=生還しなかったことをなじる勢いなんですよね。この部分、敗北が死を意味していた前シリーズの完璧超人や、命をかける前提で任務を遂行していた悪魔超人とは少し違うパターン。強いて言うなら、使命への準じ方は悪魔超人寄りですが。それでも、駒として死んだことを褒め称えられていた悪魔超人と、死を評価しないオメガの連中は毛色が違う気がする。もう、悪魔も完璧も悪行超人で一括りにできた時代も遠くかね。

 一週間の始まりに、こうしてキン肉マンで気合を入れられるのはありがたい。今週もまだいろいろやることあるけど、なんとか乗り越えていこうか!

日々雑談~2324~

 すげえな、今週のキン肉マン……ウルフマンVSルナイトの決着に、オメガの民と地球の関係性の謎に、動き始める運命の王子たち。どれもこれも、見事に決まっているのですが、何がすげえって、この全部が今週の1話の中に収まっているのがすげえ。週刊連載のスピード感の最速状態と言ってもいいレベル。こういう時にありがちな、台詞(情報量)がぎっしりで読みづらいってのもないのよね。

 でも、この速度は今のキン肉マンですら、最初から出せた速度じゃないんだよな。今週のウルフマンとルナイトのやりとりは、無量大数軍編でおこなわれたもの、特にウォーズマンとポーラマンのやり取りが似ていると思うのですが、ウォーズマンの時はやりとりで一話以上使っていたので。ウォーズマンとポーラマンは試合も含め、かなりゆったりとしており、連載時には少しもどかしさを感じる速度では有りました。単行本で読むと、巨体剛力のポーラマンを切り崩すじっくりとした攻防が中々に見応えあっていいんだけどねえ。

 伝説を作った人気作家でも、どんどんと成長していく。歩みを止めてはダメだというのが、今のキン肉マンからはひしひしと伝わってきます。俺も、ガンガンやって精進せねば……。

日々雑談~2319~

 最後のコマに「物言い無し!」と書いてあるのに、その横の柱に「その勝敗やいかに……!?」と載っているのがバランスがいいような悪いような。とりあえず、なんかツボではある。

 先週、ウルフマンとルナイトの火事場のクソ力同士の対決となり、本気で読めなくなった一戦。思いもよらぬ底力でルナイトが逆転したものの、最後は亡き友の力で再度燃え上がったウルフマンの新技が炸裂。友の声で蘇る姿は、まさに正統派の友情パワー。だいたい旧作だと、ウルフマンは逝って励ます側だったんだよなー……。ウルフマンの使い方に悩んだ結果がカッコイイ死に様ラッシュだったそうですが、今のゆで先生ならば、ウルフマンも使いこなせる。それがハッキリとした、今回の一戦だったと思います。まだ、勝敗はいかにだけどな!

 今までのウルフマンの技は合掌捻りを筆頭に、相撲四十八手の中にある技がメインだったけど、ついに落下系の大技、キン肉マンらしい必殺技をゲット。不知火・雲竜投げは当然四十八手の概念に無いというか人間に出来る技じゃないけど、横綱に許された雲龍型や不知火型の土俵入りを意識した形になっているのが素晴らしい。相撲の概念になくとも、横綱にしかできない大技。これこそ真の、ゆでだからな!

 不知火・雲竜投げは、両腕を逆さに決めつつ、ウルフマンの全体重が相手の腰にかかっているわけですが……これはウォーズマンのパロスペシャルを即効型にしたようなえげつなさ。巨漢相手には栄えるね、この形は。相撲に超人の能力を加えたこの技が出たことで、今までおぼろげだった超人相撲という作中ジャンルが、遂に完成したような気がするね!