日々雑談~1684~

「ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ」、7月16日からX-MEN編に突入 夢の共演実現

 ウルヴァリンVSセイバートゥースより始まる、X-MEN編! 野球におけるセパぐらいの距離感なアベンジャーズとX-MENが、地上波アニメで交流戦! いやまあ、最近は原作でも交流戦の数自体は結構上昇気味ですけどね。とにかく、こりゃ楽しみ。ところでデッドプールさんは、X-MENにカウントしてもよろしいのでしょうか!?(何かを期待し続ける目で

>子供っつっても小さな大人ですからね。金を払ってくれるなら立派なユーザーですし

 その通りです。そして更に突っ込んで言うと、将来的に長く愛してくれる可能性を持つ、率直で正直なユーザーです。ぶっちゃけ、ゲームをプレイしようと思って小銭握って筐体に行ったら大人がずっと占拠している!なんて状況が数度続いたら、離れる要因になってしまうので。商業的なことを差っ引いても、嫌な思い出を子供に刻みつけたくはないですからなあ。

>「僕のヒーローアカデミア」ヒーローが営利企業に属すという点はタイバニですが、超人の方が人口が多いとか、ヒーローが人格者ばかりでなく俗人というか割とクズ揃い(今のところ本物と呼べるのはマイトガイくらい?)な所は「ワンパンマン」でしょうか。あとこの手のジャパコミでは「RATMAN」も忘れないでください。長期連載作品なのに今一マイナーなままで終わってしまいましたが。

 あとはコミックリュウのKEYMAN -THE HAND OF JUDGMENT-も忘れたくない良作ですね。あとは漫画ではないですが、外の世界を意識しつつ街を舞台にしている仮面ライダー鎧武にもテイストはありますね。仮面ライダーWやフォーゼもそうですが、あれはもう外の世界を意識しないぐらいに風都や学園高校周辺が一つの世界になっていたので。あそこまで徹底した世界だと、多分米軍からのミサイルとか封鎖は似合わない。つーか、無理筋。アメコミとは少し毛色の違う、純一世界。

日々雑談~1683~

 時間が出来たので、ゲーセンに出かけてディスクウォーズ・アベンジャーズ:魂ロワイヤル仮面ライダーバトル ガンバライジングをプレイ。ゲーセンだと18時以降は子供が入れないので、子供たちの邪魔をしてしまうのでは!?という懸念を抱かずにいられるのが良く。こういうゲームはやはり、子供が優先です。大人は、二の次で。
 魂ロワイヤルは、現在まだ荒削りな状態。ただ第一弾である以上、その辺は仕方ないことであり。キャラ数の増加、演出面の強化(実況以外のCVを入れる等)、難易度の緩和(チュートリアルでも辛い難易度)、ゲージ止要素の調整(敵のパーフェクト率がかなり高い)、ざっと思いついただけで、これらの問題が有りますが、5人という多めのデッキパターンや3チームの巴戦といった独自要素はキラリと輝く物があるので、輝きを増しつつ現状の問題点を洗い直して行くことで今後の可能性は十分にあるかと。まず追加キャラが増えれば、デッキパターンは自然と栄えていくのよね……。というかおそらくこのゲーム、肝心なのはまずデッキを組んで絵図を書くこと、他のゲーム以上に事前の準備が肝だわ。
 ガンバライジングは、データカードダスのベテランだけあって、完成度高いです。ガンバライドも、数年前の初期稼働時は、かなり荒かったですからね……。仮面ライダーブラックRX OPが流れる中でのCVてつをによるリボルケイン!相手は死ぬ! ELEMENTSが流れる中でのCV椿によるウェーイ!相手は困る! ガンバライドからガンバライジングへの移行にあたり、排出停止やノンレア化や演出付き必殺技削除といったライダーが多々おりますが、その分、残っている物、新たに追加される物は磨き上げられることに。ブレイドジャックフォームなんかは、ガンバライド未参戦でしたしね。LRキングフォーム欲しいなー。
 しかしデータカードダス、俺が子供の時は収集しか出来ないカードダスだったけど、今はこうして筐体を介してのプレイが可能。ポケモンといい妖怪ウォッチといい、子供の遊びってすげえ事になってるな。

ディスクウォーズ:アベンジャーズなコラム~その15~

 ディスクウォーズ:アベンジャーズ第15話!
 それぞれ紅一点であるジェシカとワスプがメインのお話。親しい人だからこそ、弱い部分を見せたくないという躊躇、正直言って俺にも有りますし、誰にでも大小問わずある躊躇だと思います。いきなり全てをあけっぴろげにするのは無理だとしても、ゆっくりと己を開いていくこと、お互いを知っていくことが親しくなる過程なんじゃないかと。そんなジェシカのある種意固地な悩みを否定するのではなく、真正面から受け止めるワスプもまた良し。どっちかっつうと、ファッションデザイナーであり著名なヒーローでもあるワスプはノブレス・オブリージュ側の人間ですからね。友だから、女性だから、相棒だから分かる。この作品のアベンジャーズは、子供を受け止められる実に良い大人をしています。
 今日紹介するのは、派手なコスチュームチェンジをしたあの博士。おそらくアレ、遠目で見ると丸い身体がタコの頭に見えるデザインよね。

ドクター・オクトパス

ドクター・オクトパス

 肉体労働者である父を早くに亡くした本の虫であるひ弱な少年は、息子の頭脳に高い期待をかける母の元で育ち、やがて核と放射能の研究において右に並ぶものが居ないとまで言われる優れた科学者に成長する。しかし、大人になった少年はやがて傲慢になっていき、母も過保護となっていく。母が、息子の婚約を強引に破棄してしまった事により遂に二人は口論。その末に、母親は心臓発作で死亡してしまう。嘆きと罪の意識に苛まれ、手製の金属製アームだけを共に危険な実験に臨む元少年オットー・オクタビアス。数時間後、彼は事故に巻き込まれ、金属製のアームと神経レベルで融合してしまうことになる。
 マスター・プランナー、マスター・プログラマーの異名と四本の金属製の触手を持つ頭脳派犯罪者、ドクター・オクトパスの誕生である。元々の両手足に、四本の金属製の触手で八本、蛸の足と同数になる。
 科学の力で人間を超越したと思い込んだオクトパスは、真なる新たな創造物として既存の論理も道徳も踏みにじっていく。怪物と化した天才の前に現れたのは、スパイダーマン。一匹の蜘蛛に敗北した蛸は以後、蜘蛛の優越性を否定するための歴戦に臨むこととなる。蛸であるオクタビアスと、蜘蛛であるピーター・パーカー、ひ弱な本の虫であり、優れた頭脳を持ち、父親的存在を早くに亡くす。来歴だけ見れば、二人はそれなりに似ている。ただ、それぞれ超人となった後に出した答えは、真逆となったが。

スパイダーマンVSドクター・オクトパス

 能力は、まず金属製の触手の操作。融合の際、オクトパスの脳には新たな神経経路が出来ており、彼は触手を感覚的に使い分けることが出来る。秒速27.4メートルで動き、7.8メートルまで伸びる触手の力は容易にコンクリートを砕くことが出来る。
 しかし、彼の最も優れた能力は、頭脳である。感覚的に動く触手、つまり人間で言うなら手が一気に四本増えたことになる。機械的な補助がないまま、これら触手を同時に操り別の作業をそれぞれこなせるのは、オクトパスの天才的頭脳があってこそ。そして科学者として触手のアップグレードも重ねており、今では切り離しての遠隔操作も可能、更に触手の数を倍増、最終的には八本の金属製の触手を操ることとなった。

ドクターオクトパス(末期)

 元々科学者であったせいか、積極的に新たな挑戦にも取り組んでいる。例えば人々を威嚇するための、コスチュームの変遷(ジャンプスーツ→テーラードスーツ→トレンチコート)。

ドクター・オクトパス(スーツ)

 一時期、代理のオクトパス(レディ・オクトパス)となった弟子キャロリン・トレイラーの育成。

レディ・オクトパス

 本人が最高の犯罪と自負する対スパイダーマン連合シニスター・シックスの結成。

シニスター・シックス

 そんな彼の最大の試みにして閃きは、永年放射能に侵され死期を自覚した時に披露されたのだが……この試みの結果、スパイダーマンは最大の受難を背負い同時にドクター・オクトパスも思わぬ宿命を背負う羽目になったのだが、この数奇な話は別の機会に。とにかく、オクトパスの挑戦心は、本人の宿命や運命を切り拓く力となっている。
実写では映画スパイダーマン2(サム・ライミ版)で登場。アームに善性を侵食された悲劇の科学者として登場した。

ドクター・オクトパス(映画版)

そしてスパイダーマンのメインヴィランとして、関連アニメに何度も登場。アニメ、アルティメットスパイダーマンでは痩身長髪と今までとは一線を画したデザインながらも、途中披露した機械的なスーツはディスクウォーズでのオクトパスに近い。

ドクター・オクトパス(アニメ アルティメット・スパイダーマン)

長く続くアメコミであるが、それは停滞ではない。日常的に数多くのクリエーターが思考を振り絞っており、例えばオクトパスの挑戦心として世に出ているのだ。

 なお、時折話題となるピーター・パーカーの保護者メイおばさんとの関係は……警察から身を隠している時家に転がり込んだり、メイおばさんが当時最高峰の原子炉を遺産として受け継いだ時に結婚を申し込んだりと、結構打算的なモノに見えないこともないが、時折メイおばさんの写真を見つつ飲んだくれているので、やっぱそれなりの物はある感じで。この辺り、どう転んでも面白いと、ある意味卑怯です。

ドクター・オクトパスの結婚式

ディスクウォーズ:アベンジャーズなコラム~その9~

ディスクウォーズ:アベンジャーズ第9話!
船上での決戦、そして舞台は日本へ。キングコブラ、ディアブロ、ワールウィンドのようなOPにいない非レギュラー枠のヴィランはお縄に。てーか、キングコブラへの攻めがキツすぎて、死んだんじゃねえかアイツと思ってしまったよ! キングコブラ、ムジョルニアの一撃も全開くらってたし、本当にお疲れ様でした。サーペントソサエティは永遠です。
超人を管理するための法案、ロキの奸計から逃れた先は日本。カリフォルニア巻きは日本食じゃないよとトークした直後に、ニンジャが門番しているシルバー・サムライ宅が出たのは多分狙ってますよね? そのシルバー・サムライ(CV:西川貴教)とニンジャの日本感、全力でカリフォルニア巻き的ジャパンじゃねえか! そして多分、最初に顔見せしたサイクロップスやビーストに続く、ミュータントの登場。ミュータントのヴィラン、X―MENのヴィランとするなら、シルバー・サムライが初ですね。
おそらくシルバー・サムライは来週以降大活躍なので、今回は少しだけ原作に没入。今回ロキが成立した法案に似てるよ!?と色々な人がツッコんだ、超人登録法についての解説です。アメリカ版スーパーヒーロー大戦、シビル・ウォーのきっかけともなった法案自体にスポットを当ててみました。トニーさんの、雇ったヴィランに自分を襲わせての自作自演やヴィラン大量雇用やヒーロー投獄とかの行為はスルーしてですね、ハイ。

 

超人登録法

正義VS正義

正式な法案名はスーパーヒューマン・レジストレーション・アクト(超人類登録法)。この法案が連邦議会を通過したため、合衆国に在する全ての特殊能力を持った人々は政府に正体も含めた個人情報を登録し、SHIELDや政府の為に働く義務が生ずる。登録すれば国から給与も支給されるため、有り体に言えばヒーローの公務員化である。
この法案を推し進めるアイアンマン(トニー・スターク)と、法案に反対するキャプテン・アメリカ。二人の巨頭がそれぞれ別の道を選んだ結果、ヒーロー達は登録派と反対派に分裂。争いは激化していき、ヒーロー史上に残る内乱、シビル・ウォーが勃発することになった。双方の陣営に正しさがあった結果戦いは泥沼化してしまい、キャプテン・アメリカの死亡という最大の悲劇を招いてしまった。
そもそも法案が議会を通過した理由は、若手ヒーローチーム、ニューウォーリアーズとヴィランの戦いの影響で、コネチカット州スタンフォードにおいて600人あまりの人々が犠牲になった事件にある。登録法には若手ヒーローの育成プログラムも組み込まれており、悲劇を回避するための手段が多々盛り込まれている。また、ヒーローが公務員化することで、例えば戦闘中に壊れた物の保障などもやりやすくなる。
何より、この法案が通っていなかった場合、別に提出されていたもっと強烈に超人を縛る法案(脳改造手術なども含む)が代案として議会を通過していた可能性もあった。
一方、法案の不備としては、まず正体の登録や公表のようなアンタッチャブルな部分に触れているところがある。反対派の大半は正体非公表のヒーローであり、反対に賛成派の大半が正体を公表していると考えると、この問題の根の深さが分かる。最初登録側に属していたスパイダーマン(ピーター・パーカー)は、自身の正体を記者会見で公表するが、公表後に自分だけでなく家族も民衆やパパラッチやヴィランの悪意に晒された事により、愛する人を護るための秘匿の価値を知った。
そして登録法最大の不備は、正しい人間、清廉潔白な者により運用されるのが大前提となっている所にある。しばらく後、運用する側だったトニー・スタークは罷免され、代わりにノーマン・オズボーン(グリーンゴブリン)ら悪党が運用側のトップに立ってしまう。トニーはヒーローの正体に関する全てのデーターを破棄し、なんとかオズボーンからヒーローの正体を守り切るものの、最後のデーターの眠る場所、自身の記憶(シビルウォー周り全て)を喪失するハメになってしまった。また新人ヒーローを訓練するためのキャンプ・モハメドにも大量のヴィランが流入。カリキュラムには暗殺のような非人道的な物も組み込まれることとなり、理想は容易く瓦解した。
つまりこの超人登録法は、結果的に残念な物となったが、必要性も間違いなくあった。正しさが双方に存在した結果がシビルウォーという悲劇である。
激化していく前に止められなかったのかよ!?というのは正論である。実際に、それをもっと早く行っておけば! ここで分かりあえていれば!というタイミングが何度かあり、折衷案を生み出せる可能性もあった。だが、この戦いは政治的な思想による戦い、革新と保守の戦いでもある。新聞記事でもテレビでも2chでもTwitterでも、政治的話題の危うさはちらほらと見え隠れしている。分かりあえず熱くなりやすい話題、こういうものを正義同士の内乱の主軸においたシビルウォーのメインライター、マーク・ミラーは本当にイイ性格をしている。
なおこの法案はアメリカ国内の法なので、ディスクウォーズにおける他国への逃亡は超人登録法においても一番正しい回避手段である。よりによってアイアンマンが先導して逃亡したというのが、なんともこう皮肉めいたオチだ。