日々雑談~6688~

 日本の漫画事情を知っているマーベルの編集長のインタビュー。そりゃ、マンガとアメコミの比較論の一級資料にもなるわ。
 お互いの長所に言及しつつ、よく読むと短所が見えてくるのが面白い。日本の漫画家は作品に対する担当箇所が多いぶん、労力もかかっているわけで。あと、アメコミの大御所キャラがドンといて新キャラが育たない状況は、おそらく日本の比じゃない。カマラのミズ・マーベルやマイルスのスパイダーマン以前の時期って、本気で新キャラが育たなかったからなあ……。映画のヒットで新しいファン層が入ってきたから、最近は新人が活躍できる環境も増えたけど、映画のヒットが無かったらどうなっていたことか。
 でも、カマラの場合、デビューが2013年の8月で、ミズ・マーベルとして主人公になったのが2014年の2月だから、やはり日本の展開と比べるとゆっくりよね。本デビューまで半年以上かかっているのもそうだけど、キャリア的に鎧武やドライブと同期となると、結構なあ。

 講談社とも組んでいるし、コミックス方面の日本進出に際し、マーベルは日本の出版社と組む方針になったのかね。集英社との企画の本丸は【MARVEL】×【少年ジャンプ+】SUPER COLLABORATION!!のようだし。デッドプールいるじゃん、やったー! まあ、デッドプールも日本でのし上がったキャラの一人だし、日本でしか出来ない思い切った仕様や方針の漫画こそ、地に足つける場合の鍵だと思うんだけどねー。