日々雑談~3561~

 昨日に引き続き、APE OUTのお話。クリアしたといっても、制限時間のあるアーケードモードや難易度上昇のハードモードがまだ残っているのですが。まあ、ゆるゆるとやっていきます。

 現実に即して考えれば当たり前の話なのですが、人間側が勝ってるのは火力と数だけで、基本的に機動力も体力も攻撃力もゴリラが上です。ゴリラパンチは破壊力! 一撃必殺! 一方、人が持つ一撃必殺はダイナマイトやロケットランチャーぐらいだけど、それぞれ時限式や照準合わせと即殺性に欠けるところがあるので。この数秒のタイムラグにより、上述した殴るか掴むか逃げるかを考える余地があるというのは、ゲームバランスの巧みさですね。

 平地では難しいものの、曲がり角が多い屋内では「一度逃げて柱や壁を回り込み、背後からゴリラパンチ」という手段もあります。基本的に脱走メインのゲームですが、屋内はドアが封鎖されていることがあるので、こういう戦術も大事です。ドアをぶっ壊している最中に後ろから撃たれたら、目も当てられねえ。あと、更に高度なやりかたとしては、ダメージを負って出血した際、その血痕を追ってくる人間のルーチンを利用しての回り込みや撹乱ですね。わざと遮蔽物の間を蛇行することで、時間を稼ぎつつ射線を遮る遮蔽物で射撃を防ぐって寸法よ。機動力や攻撃力で勝つゴリラに、更に人の知恵を加える。これで、ゴリラは完璧となるのです。

 コンセプトの理解と即した内容。理不尽でもなく簡単でもない絶妙な難易度。ゲームとして必要なモンをきっちり兼ね備えているんだから、そりゃあ楽しいよなあ!