特別編 バイラス・ドーパントの謎を追え!

ふじい(以下F)「今週日曜日のWの前に、バイラス・ドーパントの正体について推測してみようか」
サイレン(以下S)「賞味期限がそこまでだしな。言ってみろ」
F「おう、任された! とその前に、そっちがどうぞ」
S「えー……。そうだな、誰かの恨みを吸い取って自動操縦状態になっていて、ガイアメモリの持ち主はそのつど変わる、正体は複数人じゃないかと」
F「俺は大胆に攻めるぞ。意識不明のお姉さんが関わっているのは、まず間違いない。だからあえて、もっと前の前提条件を崩してみる。幸せな姉とは虚構だったのではないかと。姉と婚約者は上手くいっていなかった」
S「大胆な仮説だな」
F「一応、根拠はいくつかある。次回予告で婚約者が襲われていること。予告の中でフィリップが『キミのことを本気で救おうとする男がいる』と言っている、この台詞の中の男はきっと翔太郎のこと。このセリフ、誰も頼れる人間がいない人にかけられるべき台詞じゃなかろうか。婚約者がまともならば、せめて本気で救おうとする男達だろ。ま、あくまで姉がドーパントであると仮定した上での推理だけど」
S「うーむ」
F「ひょっとしたらひき逃げではなくて、姉の自殺だったのではとも考える」
S「それだとチンピラ連中がなんで追われたのかがわからんぞ」
F「婚約者と姉の不和に気づかなかった弟の早とちりってえのは。待てよ、事故が婚約者の依頼殺人だとしたら成り立ってしまうんじゃないか」
S「でもそれ、ドロドロすぎない?」
F「今回の脚本家、かなりハードなウルトラマンネクサスで大活躍した人だから……。という訳で、ドーパントの正体は姉の悲しみ(意識)。寝たきりの現状は、意識がメモリに取り込まれているからということにしておきます」
S「まるでEXAMシステムとマリオンの関係みたいだな……」
F「きっと次回ラストで、寝ている姉の目から涙がツツってこぼれるんだよ」
S「とりあえず一意見として聞いておく。だがもしも、メモリの営業マンが犯人だったり、ゴキスターのように後半から真犯人登場だったらどうすんだ?」
F「もはやそうなると打つ手がないぜ……。前者はともかく、後者は探偵物として反則だろ」
S「Wはあくまで特撮だけどなー」