いいじゃん! いいじゃん! スゲー(ry

亜樹子「すごい! すごいよフィリップくん!」
フィリップ「検索したからね、ダンスくらいは余裕さ」
亜樹子「へ~。じゃあ、ハードボイルドを検索してやってみて。翔太郎のハードボイルドって、なんか違う気がするんだよねえ」
フィリップ「なるほど、一度見本を見せてあげれば、ハーフボイルドな翔太郎も、少しはらしくなるかもね」

フィリップ「どうしたんだい、翔太郎? 部屋の隅で、壁に向かって体育座りなんかしちゃって」
亜樹子「冗談のつもりだったのに、まさかこんなに分かりやすくショックを受けるだなんて。あ、床に『の』の字書いてる」

 片方が引きこもっていないと危ないヒーローってえのは、ホント珍しいな。普通の合体ヒーローは片割れがその場に居ないからピンチになるというのに。
 主人公二人よりも、霧彦さん大ピンチ!な仮面ライダーW(ダブル)第七話感想。霧彦さんのヤバさは、琉衛兵さんのセリフをサザエさんキャラに改編するとよく分かります。
波平「マスオくん。キミもタマに負けぬように、頑張りたまえ」(CV:永井一郎)

 ガシャーンと割れる窓、謎の投擲物、コラーっと怒鳴る家主。
 こんなベタなカミナリ親父の光景、もはやサザエさんやドラえもんでも見れんぞ! ハードボイルドどころか昭和アニメで始まった今回の事件、そして並行して行われる、フィリップはじめてのおでかけ。前々回は魂を喰らう闇のカジノの調査、前回は議員の護衛依頼、今回はカミナリ親父とはじめてのおでかけ。やべ、緊張感がガクリと落ちた。
 でも待て、はじめてのおでかけはともかくとして、謎のメッセージによる事件の始まりと言うのは、それなりにミステリアスなんじゃないか? あそこでカミナリ親父みたいなリアクションを取ったり、弁償とか言い出さなきゃそれなりの緊張感が……。おのれ、ハーフボイルド。

 影! 影! 影! ヒュンヒュン ゴキスター♪
 ダメだ。せっかくザ・カゲスターの主題歌を替え歌にしても、ゴキブリじゃあダメだ。怪人でさえ、ゴキブリモチーフはゴキブリ男かゴキブリジンぐらいだもの。怪人にするのも躊躇われるモチーフって。
 コックローチドーパント、ゴキブリらしい素早さと、ゴキブリらしい毒性、ゴキブリらしいキモさを完備と完成度は高いけれども、メモリはきっとスゴク安いんだろう。常時タイムセールみたいな不憫さがあるんじゃなかろうか。てーか、何百万も出してコックローチのメモリ渡されたら、普通キレるよね。

 ルナトリガーのせいで、サイクロンメモリ涙目。速さで対抗するより、誘導弾で対抗した方がいいのか。シューティングやると分かるけど、破壊力重視のセッティングより、誘導性能有りのセッティングの方が便利だからな。ある意味、正しい。
 それにしてもW、現時点で随分と勝負付かずのパターンを使っちゃっているけど、今後大丈夫なんだろうか。せいぜい使いまわしは、フィリップのパニックぐらいで、平成ライダーに良くある「とりあえず逃がす、とりあえず追わない」のパターンを一切使っていない。大丈夫だから、色々なパターンを打ち出しているんだろうけどさ。
 余所の畑から来たスタッフが、何時もより堅実な仕事をしていることに対し、特撮生まれ特撮育ちのスタッフは危機感を持った方が良いな。

 素早さがウリのコックローチを押しのけて登場、我らがミック君(猫)=スミロドンドーパント。被ってる被ってる、スピード自慢で被ってるから。コックローチも相当だけど、スミロドンのスピードはもはやクロックアップレベル。両手を合わせると獣の顔になるというスミロドンのギミックはカッコいい。ドルオーラ撃つときの竜魔人バランみたいなギミックでカッコいい。
 それにしても、ミック君はズルいな。だってたとえどんなミスを犯しても、「まあ猫だし」の一言で済まされるんだもの。霧彦さんがミスを犯して「まあ全裸だし」の一言で許される事はまずないでしょう。
 現実問題、ミュージアムの幹部で現状一番良い仕事をしているのは、猫だからという点を除いても、ミックくんだと思う。

 ダメだ、まだ検索条件が足りない。
 コックローチの正体も闇サイトもヘブンズトルネードも、謎は全て次回に持ち越し。予告とラーメンズ片桐さんのブログを見れば、一番目の謎は解けるけどな。まあうん、一つ分かるのはだ。いきなり空気も読まずダンスをする辺りがコンビ解消の原因じゃないか?