ブロロンでズババンな新ライダー

フリップ「仮面ライダーと風。初期の1号ライダーはベルトに風を受けないと変身できなかったんだ。変身ポーズが出来るまではね」
翔太郎「風を由来とする俺達は原点に近い、って事か」
フィリップ「ダブルのマフラー、これも風の象徴だね。たなびく事で、風を連想させる。昭和ライダー、1号からZXまではマフラーは必須のアイテムだった。BLACK以降、僕らまでマフラーを付けるライダーは居なかった筈だよ。でも、グロンギのゴー・バダゴーやアンデッドが変身した偽ブレイドはマフラーをしていた。平成では、偽物の分かりやすいライダーのイメージとして使われてきた記録がある」
翔太郎「ま、つまり。俺達がマフラーを復権させればいいって事だな。そして、平成には風をモチーフにするまで前面に押し出したライダーも居なかったと」

???「僕は花から花へ渡る風、残念ながらその……か、かなんとかには僕が居る」
幼女「風上」
???「そう、それ」

翔太郎「……おい、幼女連れのメイクアップアーティストが何か言ってるぞ」
フィリップ「仮面ライダードレイクが水中戦に強いって設定、どうもドレイクごと世間の知識には無いようだね。キャラは濃いのに、あの影の薄さ。実に興味深い」

 なんだろう、この第一話の安定感。ポイントポイントを押さえてあって、理解もしやすい上に、伏線がないわけでもない。なにこの土台のしっかり具合、これホントに平成ライダー? 戦隊ヒーローレベルの安定感よ?
 前作最終回の暴投をなんとかキャッチングした、仮面ライダーW(ダブル)第一話感想。あー、チーフプロデューサーがデカレンジャーの塚田さんで、脚本がダイの大冒険原作の三条陸さん。そりゃ安定感あるわな。納得。

 おやっさんの後ろ姿を見て、デビット響鬼を思い出した人、挙手。

 鳴滝という名字は、ディケイドとのリンクとかじゃないのか。FFのシドみたいに、今後の平成ライダーには必ず鳴滝というキャラが出るようになったりして。
 うん、お兄さん、鳴海と鳴滝を見間違えちゃったんだ。おやっさんと亜樹子の名字は鳴海だね。鳴滝さんとは全然違うね。
 もうね、すっごく恥ずかしい。こんなの書いちゃったのが恥ずかしい。自省の意味も含めて残しておくけど、恥ずかしい。やっぱ寝ぼけた頭で感想書くとダメだわ。
 感想一話目からのこのミスも、みんなディケイドの仕業だ。おのれディケイドォォ!
 では、感想の続きをどうぞ。

 登場する敵幹部、殺到する敵、窮地の二人が変身し仮面ライダーW登場。暗闇の中で赤く光る目、巻き起こる風、吹き飛ばされるヘリコプター、爆炎が全てを包み込み――
 うむ、完璧なハッタリだ。派手さと外連味こそが最初の醍醐味、そして風とマフラーの相性はやはり良い。シンプルすぎるデザインのWをライダーたる物にしているのは、やはり複眼とマフラーと触覚。配色左右非対称のあしゅら男爵デザインのせいで派手に見えるけれども、W本体は、ライダーをイメージできるだけのシンプルな素材で組み上げられているんだな。

 ハードボイルド志願者の翔太郎に、安楽椅子探偵もとい生きるデーターベースのフィリップ、かしましい大阪出身の貧乳ヒロインの亜樹子。流石に各員の掘り下げまではされていないが、特徴とキャラは大まかに理解できた。ちゃうねん、貧乳とかちゃうねん。大人のハナさんや夏みかんが凄まじすぎただけや。
 あとは刃野刑事、なだぎ武のキャラと演技が良かった。一条さんや滝和也のような、全力ガッツでライダーを補佐する刑事も良いけど、ああいう距離を置いて接する刑事も良い。探偵と刑事の腐れ縁、探偵ドラマの鉄板だ。

「言葉を慎み給え。君は今、ドーパントの王の前に居るのだ」
 わーい、寺田農さんが現状ボスっぽい。最後はWに目を潰されて「あ~目が~目がぁ~」で負けるのですね、分かります。もしくはちゃぶ台星人としてWと戦わずに母星に帰還。
 ドーパントはあくまで人であり、ガイアメモリを使って変身。Wの仕事はドーパントを倒すことではなく、相手のガイアメモリを破壊して、ドーパントを無力化すること。現状だと、こんな感じかな。
 寺田克也デザイン。そう言われてみれば、ゴジラファイナルウォーズのモンスターXとドーパントのデザインは似通っているか。
 正直、スチールだとあんまカッコよくなかったけど、動くとカッコいいのね、ドーパントって。ティーレックスドーパントのアンバランスなデカさは、アマゾンのヘビ獣人やワニ獣人を思い起こさせる。単にでかいのではなくて、頭だけがでかいとか。簡単に言うならば、おどろおどろしいSD。マグマに恐竜、ガイアメモリだけあって、大自然や恐竜のような太古の地球を連想する物が怪人のベースか?

 出たー伸縮自在のゴム能力だ! 一昔前はギャグ描写だったアレ! ルナさんの有り余る神秘に対してのリアクション、ゴームズ、ダルシム、ルフィ、誰の名を出すかで年が分かります。
 いやあねえ、児童誌ネタバレで見たけど、自分の体を真っ二つにしての時間差キックなんて、そんなのあるわけないじゃないですか。機械獣あしゅら男爵じゃあるまいし。真っ二つってないわー。
 って本当だった! ホントに真っ二つだ! ジョーカーエクストリームの演出自体はあっさり目だったけど、これは多分詳細に描写すればする程に面白くなるよね。
 それにしても、分割キック。腕の動きで作った竜巻で敵を拘束、その後一気に回転キックで敵を穿つ、ZX穿孔キックみたいなキックじゃダメだったのか。これ、すごく風っぽいよね。
 いったい他にどれだけ奇抜な技があるんだろう。

 安楽椅子探偵が動かないのならば、いっそ部屋ごと動かせば良いんじゃない?
 ぜってーこのレベルの発想だよ、あの最後に出た車。そういうの大好きだけどな。
 期待感の大きさではライダー大戦には勝てないけど(あのレベルのハッタリはあと10年は無理)今のところ、Wは平成屈指の安定感なので期待したいところ。問題はそれを維持できるかどうか。オモチャに変なファンと、作品を阻害する要素は仮面ライダーはてんこ盛りだから。ハナさんしかり、響鬼さんしかり。子供も大人も見られそうな第一話=現状の路線、今のトコすごく好感触。