ライダーバトル? 龍騎じゃ日常茶飯事さ

ユウスケ「クソッ! なんでこうなるんだ。ライダー同士、世界同士の争いだなんて、酷すぎる!」
士「ユウスケ」
カズマ「……ユウスケ」
ワタル「ユウスケ……」
ユウスケ「三人とも俺の事をそんな悲しげな目で、俺の気持ちを分かってくれたのか!」

三人(コイツここに居て、クウガの世界大丈夫なのか……?)

 クウガはいねえわ、グロンギいねえわで、クウガの世界は現状カモだな。
 元祖剣崎復活で、管理者がケンジャキケンジャキと五月蠅い仮面ライダーディケイド30話~ライダー大戦 序章~感想。
 変身を解かないまま、時には怪人に混じり、時にはライダーとしての己のアピール、要所要所で良い仕事をしていたギャレンの動きを見ていると、誰かを思い出す。
 ああ、アレだ。RXのアリゾナ産10人ライダーだ。

 キバとファンガイアが相反する者扱いされてるんだけど、さてどうするか。キバの世界でのワタルって王様だったよな、ファンガイアの。
 えーと、ファンガイアの王であるワタルは人類との調和を目指す穏健派の王で、ファンガイアの女王であるユウキはそれに反対していた過激派の女王。世界融合という異常事態を目の前にして、穏健派と過激派が手を組んだって解釈がギリか。もしくは、3モンスターやビショップと言った部下を失ったワタルが統治権を奪われたという展開。どっちにしろ、なんで視聴者が脳内で穴埋めしなきゃいけねーんだ。
 こまけえことはいいんだよのスルースキル発動! 
 と、言うわけでキバの世界対ブレイドの世界の大戦勃発! はわわ、どうしましょう。
 いよいよお目見えのライジングイクサや、結局中の人はムツキなのかのレンゲルが再生怪人のように容易く散っていく地獄絵図。絵に描いたような消耗戦だ。しかも、勝ちの後の報酬に確証さえ無い絶望の戦争。
 憎しみは連鎖して、絆も崩壊し、士は戦場に一人赴き、ユウスケは慟哭する。慟哭するより先に、お前が士についてけよというのは置いておくとして。本当に、クウガの世界放っておいて大丈夫なん?

 世界の融合まで許されているアポロガイストの権限が強すぎるって言われているけれども、元祖アポロも組織内での権限、あんなもんでしたよ。GOD総司令の名目で処刑宣告して、勝手に撤回したり。不遜寸前だろ、コレ。
 再生通り越してスーパーになったアポロガイスト、ファンガイアの力を得た昭和幹部、なんて美味しい設定か。でも、流石にこれからの戦いに昭和ライダーは絡まんよな。絡んだら、今でさえ危うい尺がもっと危うくなる。平成ライダー10周年のラスボス候補が昭和ライダーの幹部のアポロガイストだなんて、いくらアポロ好きな俺でも全く予想できなかったのだ。

 二つの世界だけでも精一杯なのに、響鬼の世界までそれに合流。天鬼や轟鬼が散り、残った響鬼がサガークを撃破する。既に一話で五人の犠牲者が。ライダーバトルにはもう慣れたけど、ここまでライダーが簡単に散っていく話が今までにあったか。怪人同然に散っていく命の軽さが、戦争が簡単に生み出す喪失感を演出している。ぶっちゃけ、一人一人に尺をさいているヒマが無いから簡単に散っているんでしょうけど。人事塞翁が馬。
 そして、簡単に仲間フラグを立てる海東さん。最近この人を語るには、適当の二文字でいい気がしてきた。改心フラグや悪役フラグを回収しても、次の世界にいくとリセットされているし、生命線である怪盗設定に関しても、結局お宝を忘れて士の手助けや邪魔に回るし。スタッフ的にも、どうとでも使える便利屋。最初から適当に強かったしねえ、んで適当にインジビブル。
 来週もきっとディエンドは色々適当なんだろうなー、最終回だけど。

 キャー! 元祖ブレイドの剣崎一真よー! 椿さんよー!
 って黄色い歓声を上げたいんだけど、多分カズマは今週でリタイヤだよね。世界崩壊の見せしめ兼剣崎登板による降板、ディケイドにおけるブレイドはどうも運がなかった。ブレイドの世界編、通知表風に言うなら、『もうすこしがんばりましょう』だし。あんま本筋とは関係ないですけど、一真とカズマの中の人同士は、ブレイドの世界放映後、街で偶然に出会ったそうです。一方、天野さん(橘さん役)はブレイドの世界放映後に「ねー、今の見た見たw」と椿さんに連絡してきた。今週もきっと天野さんは電話している。

 ぶっちゃけ、絶対来週一話でまとまらないよね、ディケイド。12月の映画で続きをやるようなので、風呂敷を限界まで広げて畳まない最終回になると思います。電王やキバ辺りから平成ライダーは風呂敷の畳み方を覚えてきたのに、ディケイドは現状かなり危ない。Wなんかどーでもいい、続きを流せ!みたいな感想は書きたくないな。