俺はキン肉マンが好きだッ!

 2月29日にキン肉マンスペシャルナイトというイベントがありました。なんつーか俺も行けばよかったな、レポートを見てそう思うぐらいに素晴らしいファンイベントだったようで。
 各種イベントも気になりますが、やはり肉のファンとしてはベストバウトランキングが気になりますね。と言うわけで、ランキングに俺なりの注釈を加えてみます。

【ファンが選んだベストバウト】
10位【ウォーズマン vs ラーメンマン】
 ラーメンマン本誌撤退前の最後の大一番。フレッシュジャンプの闘将との兼ね合いから、肉ではラーメンマンは再起不能という事に。今考えると脳みそえぐって廃人ってすげえ話だ。
9位【マッスル・ブラザーズ vs はぐれ悪魔超人コンビ】
 悪魔超人と正義超人の最後の一戦。色々なドラマが展開され、最終的に正義超人の勝利となった。先に友情にほだされていたのはサンシャインだが、彼は一貫して悪魔としての友情を主張していた。なので最後まで正義超人に転向しなかったのも頷ける。あと魔雲天は生きている時より悪霊状態の方が活躍してたと思う。
8位【バッファローマン vs ウォーズマン】
 伝説の2000万スクリューパイルドライバーが出た試合。この辺りから、世間一般の物理とは違う、ゆでたまご式物理の存在がうかがわれる様になってきた。
7位【キン肉マン vs キン肉マンスーパー・フェニックス】
 初代キン肉マン最後の試合。邪悪神が全員憑依したフェニックスって6億パワーあるのだろうかと思う、今日この頃。ウルフマンとジェシーメイビアが輝いたり、スペシャルマンが下克上を狙ったりと色々あった。
6位【キン肉マンソルジャー vs キン肉マンスーパー・フェニックス】
 弟をランキングで超えた兄の一戦。確かにこの試合は素晴らしかった。てーか、血盟軍絡みの試合は殆ど平均以上のものばかりだ。アタル版マッスルスパークで8割ぐらい完成してるとか言わない。
5位【マッスル・ブラザーズ vs ヘル・ミッショネルズ】
 途中でザ・マシンガンズVSヘル・ミッショネルズとなった熱戦。マッスルドッキングはその手があったか!と言いたくなるほどに上手く2大ホールドを組み合わせたツープラトン。直接関係ないが、Ⅱ世でダブルレッグスープレックスは当時のネプの単独の決め技となりえなかったとか言われているのを聞くと、この頃のネプのシングルプレイヤーとしての実力が怪しく見えてくる。
4位【ロビンマスク vs マンモスマン】
 票を入れろといわれたら、俺もこの一戦に入れる。当時最強を誇っていたマンモスに技巧師ロビンマスクが立ち向かうと言う盛り上がざるをえないシュチュエーション。ロビンマスクの決死の覚悟も、ロビンの覚悟に劣らない実力を見せ付けたマンモスマンも素晴らしかった。
3位【キン肉マン vs バッファローマン】
 実はこれが一位になると予想していました。俺の中でスグルがダメ超人から、ヒーローになった試合。ネオキン肉バスターでも倒れぬバッファローマンを再度のキン肉バスターで葬ったシーンは、ジャンプ史上でも屈指とも言える、熱血バトルの決着シーンだと思います。
2位【キン肉マン vs 悪魔将軍】
 もし、肉が牛の乱入や仲間の手助けなしで戦っていたら勝てなかったんじゃないか。今でもそう思うぐらいに悪魔将軍は強かった。彼を友情の力で打ち破った時点で、個人がどれだけ鍛えても孤独では友情に勝てない事が立証されました。実際、フェニックスやネプキングにも勝ちそうだよな、将軍。
1位【キン肉マン vs ウォーズマン】
 スグルがキン肉バスターという作品を象徴する必殺技を初披露した試合。ウォーズマンもこの後負け越すのが信じられないくらいに死角の無い超人だった。この頃から、ロビンマスクガイキチ説が流れ始める。

ついでにゲストの選んだベストバウトにも一言。

バッファロー吾郎 若竹さん【キン肉マン vs カレクック】
 いきなり濃いのが来たなー。猛虎星人とのタッグ戦を除けば、スグルのプロレスラーとしてのデビュー戦。勝ち方と言い展開と言い、まだ昭和ギャグマンガのかほりが漂っているんですがね。
バッファロー吾郎 木村さん【ブロッケンJr. vs ラーメンマン】
 ラーメンにされるドイツ軍人の姿は、もうオタの話題ではなく市民権を得てますよね? それぐらいに肉の無茶苦茶さの象徴となった残虐超人同士の戦い。原作での身体を引きちぎるのが残虐だと規制が入り、アニメではラーメンの材料にする展開に変えたそうですが、ラーメンの方がヒドくね?
ケンドーコバヤシさん【テリーマン vs アシュラマン】
 流石はケンドーコバヤシだぜと唸らされるチョイス。テリーマンという永遠の二番手が残した、彼のシングルのベストバウト。この後にテリーマンはタッグトーナメントで、2度もアシュラマンとぶつかる事となる。戦闘回数では群を抜く二人の関係はここから始まったのだ。
ミノワマンさん【超人師弟コンビ vs ヘル・ミッショネルズ】
 ミノワマンって変わり者だよなというイメージが全く持って崩れない、素晴らしいチョイス。ロビンマスクの熱い魂のみが注目を集めているが、ロビンがネプに拘っていたせいで師弟コンビは負けた説は有力なので、結局ロビンのマッチポンプじゃねえの?って感じ。ロビンキチガイ説を推奨する管理人も、この一戦をベストバウトに選ぶかもしんない。

 おまけで俺が選んだベストバウトを。俺もロビンVSマンモスが大好きなんですが、既出なので別のを。
【ラーマンマンVSバイクマン】
 掲載誌のフレッシュジャンプの廃刊と共に闘将も連載終了となり、肉本編にラーメンマンの復帰となった。闘将で培ったイメージと残虐超人時代の冷酷さを合わせたニューファイトスタイルで、モーターマンを瞬殺したラーメンマン。そんな彼の前に立ちはだかったのはゼブラチームの中堅バイクマンであった。弱小超人モーターマンの穴を埋めるとのバイクマンの大言は自信過剰ではなく、様々な機械殺法でラーメンマンを追い詰める。しかし、あと一歩の詰めの部分で、機械であるための先見性の無さが露呈しバイクマンはラーメンマンに敗北した。
 バイクマンの強さも特筆すべきだが、それに打ち勝ったラーメンマンの実力と精神力の強さが改めて披露された一戦にもなった。闘将を読んでいない人間にとっては数年ぶりの復活であり、週刊だけを読んでいる人間にとっては数年ぶりとなるラーメンマンというキャラクター。彼の新たなる正義超人としての出発点として、バイクマンという強敵との戦いは必要不可欠な物だったのだ。