今日は原作レイプした! 明日はきゃんでぃ掘ってやる!

つよきすのアニメ版が終わったので感想。

うん、まあ仕方がなかったんじゃないでしょうか。
こういうゲームのアニメ化をするとなると、まず何処かのルートに標準を絞って脚本を練り上げていくのが今までの常。例えばFateだったらセイバールートを中心にして、セイバールートでは消化不良だったキャスター周辺を加筆するとか。
ここで、つよきすアニメ化に対してレオからヒロインの一人である近衛に主人公を変えたのは新手法だと思うのですよ。ヒロインの一人に焦点を据える事で今までのアニメ化の常を打ち破ろうとする姿勢は評価すべきです。原作無視のオリジナル路線と、新手段を模索し続けたと言うことでスタッフの勇気だけは認めてもいいんじゃないでしょうか。新手段に挑めるほどの実力はなかったとしても。

最初はですね、こんな感じで平穏に感想まとめようと思っていたんですよ。
プロの創作者にはある程度のリスペクトを持つべきだと思っているので、よっぽどでない限り、作品や個人への罵倒とか中傷は好みません。
ですがね、最終回を見て、そのよっぽどの容量をですね……
もうケツに脚本突っ込んで死ねばいいんじゃない?位のことは書いても良いような気がしてきた。だってこいつ等、話の締めで責任放棄したし。散々弄繰り回してこんなオチを作る奴は、今度から原作つきの作品には手を触れないでほしい。その作品のファンにもだが、原作を作ったスタッフたちへの礼が欠けすぎだ!

これの最終回の意味ってあれでしょ? つまりこの作品の全ては劇中劇だったって事ですよね。レオと乙女の関係への近衛の葛藤も全ては劇、設定が準拠していない点も全ては劇、作品の出来が悪いのもってこれは関係ないか。
つまりこれはどんな作品にも使える汎用性を持ちどんな名作も使い方によっては駄作に貶める創作界のリーサルウェポン的結末の夢オチと同レベルの結末って事ですよね。
元々原作つきということをさっぴいてオリジナル作品としてもつまんねーレベルだった作品のオチが夢オチ同然。これで駄作から、この作品はムカつく作品へと進化(退化?)したんじゃねえかと。

えー皆さん。何か適当に自分の中でのめりこんだ名作だと思う作品を思い出してみてください。できれば感動系とかが良し、ギャグ系はできれば無しで。オチとして成立してしまう可能性があるので。
例として「フランダースの犬」をここでは出してみます。俺はこの作品通しで見たことないけど、それはそれ、これはこれだ。
死に掛けのパトラッシュを快方したり、お爺さんが死んだり、風車小屋が燃えたり、色々あって最後はネロがルーベンスの絵の前でパトラッシュと一緒に死ぬわけですよ。
あのラストシーンの直後にカット!とか声が聞こえてむっくり一人と一匹が起き上がったらどう思いますか。出演者とかが大挙してやってくるわけですよ、「いやーよかったよネロくん」「俺も頑張ったかいがあったよー」とか言いながらネロとコゼツの旦那と金物屋が肩組んで笑いあっています。ちなみにパトラッシュはスタッフに檻に入れられ回収されました
どんな名作でもこんなオチ用意されたら腹立つでしょ。とりあえず先に言っておきますが、フランダースのファンの人たちマジでスイマセン
ともかく基本、全てはお芝居だったってオチは今までの興奮や感動は全て偽物だったと人を舐めきったオチなんですよ。もちろん話の展開によって許される許されないはありますが、基本は無しで。
アニメ版のつよきすが狙ったのはレオ×近衛の恋物語ですよね? 感動っぽいネタや、乙女心とかを描写したりと。薄っぺらいのはさて置いて。感動狙って全ては劇でしたーはねえだろ。 アレか? 演劇って設定を活かしましたよーとか思ってんのか? ふざけんな馬鹿が。設定を活かそうとするより先に、基本の原作設定を覚えろ

一応、このサイトって二次創作サイトじゃないですか。色々ネタとか考えるんですが、当然使い物にならなかったり流石になあなんてネタもあるんですよ。
設定的には上手く行ったが、あまりの酷さから封印したクロス作品があるんですよ。それは……
マリア様がみている×筒井康隆「鬼」
マリみては皆大体知っていると思うんですが、「鬼」はたぶん知らないと思うのであらすじを書くと……
ある平日のオフィスに鬼が乱入して人を殺しまくる話
いや、マジでこんだけの短編なんですよ。
まあ強気な人が「アンタの思い通りにはならないわよー」とか言って窓から飛び出して死んだり、会社のおもしろい事件ならなんでも食いつくヤツがわざわざオフィスに来て殺されたり、祈りながら自分の身を差し出した敬虔なキリスト信徒の会社員が何勘違いしてんだと言わんばかりに最も生殺しで殺されたりという展開はあるんですが。この「鬼」を下敷きにして、平日のオフィスを山百合もうやめよう。誰が何の役かだいたいわかるっしょ?
とにかく、作品としてマリみてのファンや原作者に対して配慮が無さ過ぎると思い一行も書かないまま封印したんですよ。
で、時を得て公共の電波で原作読んでませんレベルのリスペクトの無い作品が生まれたわけで。で結論が劇中オチ。
「原作との違いとかは劇だったからなんですよー原作ファンの皆さまゴメンナサイ」って意図が透けているんですが。好き勝手やったんなら責任は全て自分らで受け止めろよ。適当な言い訳で逃げようとしているんじゃねえよ、やった事の責任がとれないなら最初っからやろうとするな。
劇中オチみたいな放棄的なオチで原作への敬意の無さとかが言い訳できるんなら、前述した作品のラストに、

 それはまさしく悪夢だった。皆が殺される夢をみるなんて、と祐巳はたまらず泣き出した。それは友人が殺された事への悲しみの涙なのか、はたまた自分の中にある恐ろしい物への恐怖からなのか、それは泣きつづける祐巳自身にもわからない事だった。
 いきなり居眠りから覚めたかと思えば泣き続ける祐巳の姿を見て、薔薇の館にいた薔薇さまや蕾たちも何事かとそれぞれ騒ぎ始めた。その喧騒の声が、皆の生を実感させてとても耳に気持ちよかった。 

みたいな夢オチ的な結末を付け加えて普通に書き上げますよ。そんな事で許されるわけが無いし、認められるわけが無いのを知っているので絶対にやりませんが。このオチで許されるし認められると思っている連中が、公共の電波で二次創作流してんだから世の中スゲエよな。

総括? クソに足らない作品でいいんじゃないですか、こんなもん。原作レイプしたあげくにやり逃げするような作品を評価するなんてめんどくせえ。自分の責任放棄した奴らの作品を、責任持って総括するほど俺は善人じゃねえって。