日々雑談~5846~

 昨日、ぶっ倒れるように寝た理由はおそらくこれだったわという確信。そりゃあ疲れるに決まってるけど、おかげさまで起きた時は健康そのもの。やはり暴力……暴力はすべてを解決する……!

 

 映画モータルコンバットは、長年続いてきたシリーズをどう纏めるか、モータルコンバットらしさとは何かを考えたことがわかる作品。最初のシーンの真田広之大暴れだけで、ああ観に来てよかった……!となる掴みの良さ。主人公コール・ヤングは映画オリジナルキャラです!と聞いた時はちょっと警戒していたものの、あれこんなやつ居なかったっけ?って観てる最中思ってしまうくらいに、コールはモーコンに馴染んでたね。原作色が強い作品で気を吐き馴染むオリキャラは強い。

 そしてこの作品により、ハリウッドにおける彼の使い方と存在感は完全に確立したと評されてもいいくらいに大活躍なハサシ・ハンゾウ役の真田広之。真田広之の立ち居振る舞いだけで映画のお代分は得してるし、そこにモーコン成分や目が光ってる浅野忠信が更に上乗せされるんだからスゲエよ。シリーズ物の宿痾とも言うべき、間延びしやすい修行や説明のシーンはあるものの、ここら辺はアクションや演技への期待感でちゃんと軽減されてました。
 いやまあまさか、次の日に「説明も修行もいらなくない?」と言わんばかりに全部すっ飛ばしてみせた映画が観れるとは思わんでしたけどね!?

 

 待たせたなお前ら! 王様同士の殴り合いだぜ! もうこれしかないし、これで十分な映画。それが、ゴジラvsコング。怪獣プロレスどころか、ここまで勝負に全振りだと目突き噛みつき無しだけでただひたすらに素手で殴り合ってた初期UFCの域だよ。プロレスだって最低限ストーリーラインはあるもの。プロレスの枠に当てはめるなら、最強外国人決定戦の一本でド迫力の争いを繰り広げたハンセンVSベイダー辺りか。

 ハリウッドのゴジラは監督ごとにまるっきり色を変えて、どの色も濃いって感じだったけど、今回は全力全開でバトルに振り切ってきたなあ。キングオブモンスターズで神聖たる王に持ってって、今回はいきなりデカくて強いからこそ王だろ? とドーン! と。シリーズファンを育てるよりも、毎回違うイメージのフルアクセルを踏んでくるの、シリーズ物の方針としては異端よ。

オレの演技が足りなかった…小栗旬、念願のハリウッドデビューにも「悔しさしかない」

 あと日本的に注目度の高い、小栗旬は絶対的に出番が少なくてね……たぶんこの映画に最も合わないのは、小栗旬のファン層。だって、観てる最中にこりゃ出番カットされてるわ!ぐらいに、出ても出て無くてもいい役だったもの。芹沢なのにね。
 これは演技力と言うより、契約や交渉の問題な気がするなあ。制作方針の変更はあったんだろうけど、他の出演者のシーンはそこまで減ってることを感じなかったので、一人だけ荒くカットされたのはなんだか条件的な事情を察してしまうぜ。