衝撃! タスクマスター編

さらに詳しい記事:完全読解 タスクマスター

 今までのあらすじ
ロビン初登場!キッドプール?初登場!

ふじい(以下F)「さあ、今回も始まりました! アメコミ放談!」

サイレン(以下S)「あらすじへのツッコミは!? あらすじへのツッコミは!?」

F「意外と評判が良いため、色々と企画続行となったわけで。というより、デッドプールの評判もいいし、マブカプ3もあるので、しばらくマーベル強化期間ということで。DCは連載SSの方でフォローしよう。……チームアップの評判が良すぎて、真剣に連載開始と優先順位変更を考えているのは、別の話」

S「まあいいけどさ。ところで、またデッドプールなの?」

F「実はアメリカ在住のウィルソンさんからお手紙が来てね。“デッドプールのライバルは誰なんだよ! ヒーローにはライバルが付き物だろ!?”とのことだ」

S「それ、多分本人か良く似た人だよな。んで、実際ライバルって誰だ。てーかいるのか?」

F「実に難しい話だ。そもそも、デッドプールはあちこちをフラついているせいで、関係者が多くて。デビュー時からちょくちょくやりあっている超怪力のジャガーノートや、“ケーブル&デッドプール”という雑誌まであった未来最強のミュータント、ケーブル。ウェポンX繋がりで野人ウルヴァリン。X-MEN出身ということで、ライバル候補はミュータントが多いものの……俺はあえて、常人から好敵手を選出する。その名は、地獄の鬼教官こと、タスクマスター!」

鬼教官タスクマスター

S「骸骨面に白装束とは、アンバランスな死神って感じだな」

F「未だに本名不明、素顔不明、たぶん人間。けれども、的確な戦闘技術と、とある能力により、様々な陣営から引く手数多な傭兵。今日紹介するのは、コイツだ!」

対決 デッドプール対タスクマスター!

S「しかし、人間ってことは、デッドプールみたいな再生能力はないんだろ? ただ技能に卓越しているだけじゃ、普通に負けると思うんだけど。デッドプールだって超一流なんだし。性格以外は」

F「デッドプールの独特の技術は他と比類できないが、タスクマスターの技術は他人と比べられる。盾を持たせればキャプテンアメリカ、弓を持たせればホークアイ、剣を持てばブラックナイト、クラブを持たせればデアデビル。ここで名の上がったヒーローは、みんなその武器を持たせれば一流のヒーローだ。これだけでも、タスクマスターの凄さが分かるだろ?」

S「随分とまた、一流というかなんというか。ヒーローと比肩するって、チートレベルだな」

F「一流のカラクリは、タスクマスターが持つ、瞬間記憶能力にある。タスクマスターは相手の動きを見ただけで、身のこなしを記憶。訓練の後、再現することが出来るんだ。あくまで、訓練の後っていうのが、生身っぽいが」

S「瞬間記憶能力は、現実社会でも持ってる人いるしな。あくまで体術や技術のコピーだろ? 能力の完コピとかじゃなくて」

F「ハルクやジャガーノートみたいな、規格外のスペックあってこその動きは出来ないし、ミュータントの能力をまんまコピーって言うのも無理だね。キャプテンアメリカやデアデビルみたいな、あくまで生身のヒーローにとっては天敵だけど。自分の動きや技術をそのまま持って行かれるわけで。ただ、超人の動きを覚えることは、タスクマスターにとって、無駄じゃない。別の使い道が、彼にはある」

S「ひょっとして、さっき言った“とある能力“に関わってくるのか? そういや、妙な異名に加え、画像にも妙なタイトルが。鬼教官? まさか!」

F「それだよブレイド! 鬼教官タスクマスターの、もう一つの能力は育成能力。優れた育成技術があるからこそ、教官役も兼ねて、様々な組織が彼を雇おうとする。優れた育成能力は、教え子に自分の体術を教え込むことも可能とする」

S「つまりアレだな。自分が使えない技術でも、パクリ元と似たような能力を持つ相手に、その技術を伝えればいいわけか」

F「公式偽チームことダークアベンジャーズにいたっては、随分とタスクマスターを重宝していたぞ。簡単に言えば、ヒーローに似た能力を持つ悪役を、偽ヒーローに仕立てようって計画だし。ヒーローの技術を模倣かつ伝承できるタスクマスターがいれば、一気に偽物のリアルさがアップするからな」

S「引く手数多も分かるぜ。ショッカーライダー、にせウルトラマン、パクリーランド、何処の偽物も、彼を欲しがるだろうな」

F「うむ。最後のは何か違う気がするけど」

F「他のヒーローの技術をパクる=ヒーローとの交戦機会が多い、との経歴通り、最初はヴィランとして活動していた。ただ、傭兵なだけあって、金を貰えるならばどんな陣営にでも付く。元ヴィランと紹介されているデーターもあるし、立ち位置としては中立かな。ヒーローにも、悪役にもなる中庸。傭兵という経歴と高い技能、そして中庸なのが、デッドプールのライバルに挙げた理由だ。てーかお互い中庸だから、状況によっては、結構手も組むのよね。むしろ最近は、手を組んでることの方が多いかも」

ボクたち仲良し!

S「タスクマスターとデッドプール。違うのは、能力の方向性と精神面か。あれ? タスクマスターはマトモなのか?」

F「それなりにマトモだぜ。まあね、ちょっと頭はおかしいけど、ぶっ飛んでるですませられるレベルだしね! それなりにきちんとした精神を持って、なおかつ頭脳明晰。破滅に向かう雇い主の状況を見極め、儲けるだけ儲けてから、きっちり離脱。ちなみに現在タスクマスターは、現地のヒーローの失踪や引退が重なって、ヒーロー空白地帯となった日本で活動しているらしいぞ」

S「へー。そういや、マーベル世界における日本のヒーローってどんな感じなんだ?」

F「ゲームで有名なシルバーサムライに、後は……俺、色々な所を敵に回したくないから、ノーコメントで」

S「なにがおきた。って、今回コレで終わり!?」

 タスクマスターの近況や素顔が知りたい方は、このまま完全読解 タスクマスターへどうぞ。

F「日本のミュータントヒーロー、サンファイアがミュータントになった理由は、お母さんのお腹に居た時に、広島で被爆した為。敵のエヴァーレイスは長崎と広島における原爆被爆者の怨念の集合体。うん、伏せたほうがいい、むしろ伏せるべきだ。こんな設定だから、マーベルの日本向け戦略に、サンファイアは組み込めねーんだろうな」