アルティメットDになって、ようやくジーンレベル

翔太郎「な・が・いぃぃぃぃぃ! いくらなんでも長すぎる! 七時間半あったら、どんだけのことができると思ってんだ! 本気で寝れるぞ。八時間睡眠まであと一歩だぞ!」

亜樹子「まあまあ。所々、見所があるんだからいいじゃない」

翔太郎「お前はそう言うけどなあ」

亜樹子「なら、本当の地獄を味わってみる?」

翔太郎「あーうー……もう勘弁してくれ」

亜樹子「まだまだ終わりじゃないよ、翔太郎くん。亜樹子セレクション、ロシア映画マラソンは佳境にも入っていないから」

翔太郎「山も無い、オチも無い。それが延々と。芸術的なのは分かるんだが、俺には合わねえ。フルマラソンを、地平線まで見える一本道でやってるような感じだぜ」

亜樹子「じゃあ次は、惑星ソラリスねー。慣れれば面白いよ? 慣れればね……」

 映画の限界は2時間半とダークナイトで悟った。但し、映画館によっては1時間で限界。クッションが悪いと、ケツがどうしても持たない。
 出来れば欝系のオチは勘弁して欲しい、仮面ライダーW 39話感想。もう、風都の女はDQNみたいな感想を見るのは飽きたぜ。

 ハッハッハ、7時間半やって未完だって? 半年間放映、全31話のオチを未完で終わらせたライダーに比べりゃマシさ。
 毒を吐くのはここまでにしておいて、ジーン・ドーパントはスゲエよなあ。遺伝子の組み換えという能力をフルに使って、物質変換や変身まで。零距離で本気出せば、相手の細胞崩壊も狙えるんじゃなかろうか。
 て言うか、何人かのドーパントは立場ないよな。変身がウリのダミーなんか特に。ジーンはダミーの完全上位置換と言っても差し支え無いレベル。恐るべき、ジーン・ドーパント。ノーモア映画泥棒なジーン・ドーパント!
 でも、ジーンは弱かった。えーと、能力は開花してるけど、戦闘に関してのスキルは全く無かったようで。遺伝子の組み換えって、ラスボスの能力でもおかしくないのに。
 公式でも言われていたけど、強力な能力を持つドーパントは、たとえ能力を開花していても、何かしら難があるわな。難が無ければ、W敗北で最終回だけど。
 あんまりにジーンとの決着が早くついて、リアルタイム視聴時に、えっ!?と言ってしまった。まだCM前だぜ!?って感じで。

 困った時には所長に聞け! とばかりに、所長主導で社会復帰企画発動。照井さんや真倉さんも大概だけど、被害者のあいは付き合いが良すぎる。ヤクでもやってんじゃねーのって、イベント前の管理者が暴言吐いてたよ!
 いやでも、フィリップのことがあるとはいえ、所長の立てた更生企画自体は素晴らしいんじゃなかろうか。と言うより、更生という単語を使った時点ですげえよ。ガイアメモリを麻薬とするならば、麻薬を取り上げる(メモリブレイク)のではなく、麻薬を中毒者自ら捨てさせる為の計画を立てたわけで。翔太郎もフィリップも照井さんも、既に割りきってしまっている部分に突っ込んだワケで。
 いやねえ、計画を立てた時点で所長は賞賛されてもおかしくないんだけど、それどころじゃないギャグ臭が全てを覆い隠す。ホント、真倉さんや照井さんの格好はなんなんだろうか。今回のラストシーンのシュールさは、伝説レベル。所長が驚いたせいで大爆発したみたいだ。

 掃除婦に変身して潜入、崖の上から登場。なるほど、これが真剣さが生み出す笑いか。冴子さんは真面目なのに、話が所長のオーラに当てられて滑稽すぎるせいで、冴子さんがたまらなく面白い件について。
 いやーRナスカとは。Rはレッドでリベンジ、いいねえ。昔どっかにエースキラーR(リベンジャー)っていたけど……そういやアレも、原作三条先生だったな。
 メモリが冴子さんに持ち去られたことにより、ナスカ復活は予想されていましたが、まさかこんな直球な手段で復活するとは。直挿しとはいえレベル3に到達するとは。再生能力みたいなチートも切り裂く更なるチート、CJEに勝つには超高速みたいにシンプルで強力な能力が必要なのかもね。超射程や重装甲に極大火力もアリか。とにかく、シンプルさの極地を目指すべき。
 CJEの対応出来ない高速戦闘をフォロー出来るのがトライアルなのに、ナスカ相手にスピード負けしてどうするのさ。ホント、あそこで霧彦さんが離反していなかったら、Wはどうなっていたのか。霧彦さん、超高速に覚醒してから、Wと直接対峙してねーんだよな。
 井坂先生とか霧彦さんの立場については言わねーよ? だってほら、ご本人が妻を責めるなって言ってるし! 成仏ねえ。たとえ成仏していても、夏にはお盆ってモンがあるよね?

 ホント、Wってどうなるんだろ。もう下手すりゃ残り10話切ってるだろ? キバが全48話だし。そろそろ、話自体の着地点が見えてもおかしくないのに、全然見えない。物語が迷走しているわけじゃないのに、結末が予想出来ない。
 そろそろ次のライダーの情報が出てきたけど、Wの物語としてのまっとうさは是非継承していってほしいな。