日々雑談~5854~

 過去に雑誌グランドジャンプに掲載された読み切りの再掲載、当時は前編後編に分かれており、区切りはブラック・シップがボコったビッグボンバーズをかついで出てくるところでした。ほんと、ここで試し割りレベルでボコられてたカナディアンマンが、新シリーズで捲土重来するとはな! 結果的にパイレートマンには負けたけど、ありゃ相手が悪かったし、少なくとも株価の下降は止まったよ!

 要は5月14日とは、千代の富士もウルフマンも体力の限界を迎えた日。おそらく14歳で超人相撲入りしたってウルフマンの経歴も、中学の時に部屋入りした千代の富士の経歴にあわせているのでしょう。大きく違うのは、千代の富士は貴闘力に破れたことで引退を決めたのに対し、ウルフマンは引退を一時撤回してブラック・シップを倒したこと。黒星ではなく、最後は白星で有終の美を飾ってほしかった。そんな千代の富士への無念が、ちらりと垣間見える展開でもあり。あとは、キン肉マンが80年代の物語である都合上、91年引退の千代の富士よりウルフマンの方が引退が早いことに。ウルフマンは後に復帰するとはいえ、こうなったのは舞台設定が起こした偶然だよなあ。

 ウルフマンのアイドル超人としての戦績はふるわないものの、負けから何かを得て成長していく謙虚さがあると知った今では、過去の敗北も成長の糧のようなもの。今となっては、栄光の一部ですよ。

 それにしても、ウルフマンの生死は一度目のスプリングマン戦以外は、結構あやふやなところもあるんだが……。バッファローマンによる蘇生や、キン肉マンやウォーズマンがやらかした脱走に、ネプチューンマンの非合法蘇生。そして超人閻魔に蘇生を認められるはずもない悪魔超人……実は超人墓場の正当なシステムで復活したキン肉マンのメイン級の超人、ほとんどいないのでは?