日々雑談~5800~

 二時間ばかり地上波翔んで埼玉で持っていかれたせいで、今日の予定はガタガタよ!

 やっぱ面白かったね、翔んで埼玉。地域をディスる映画に見えて、その内容はひたすら真剣。全員が全員、濃いまま次々と動くからダレるところが一切ないんですよね。一人がずっと持ちネタで尺を稼ぐみたいなのすら無い。だからとにかく満足する。いくら美味なレストランでも量が少ないと物足りない感じになってしまうように、とにかく満腹にさせて満足させるのは大事。美味くて量があれば、そりゃ最高よ。不味くて量だけあったら地獄だけど、そのレベルのレストランや映画は中々なあ……。

 しかしまあ、魔夜峰央作品からそのまま抜け出してきたようなGACKTや伊勢谷友介や京本政樹を見ていると、意外と世間に天然物の魔夜峰央キャラは多いのではと思ってしまいますね。いや、そんなに居ないどころか、各県に一人いるかどうかのレベルだけど。ホントねえ、立ち居振る舞いが優美なのズルいよ。隠れ埼玉人でも大漁旗マントでも伝説の埼玉県民でも、超かっこいいもの。まばゆくかっこいい男たちが、最後泥臭いまでの戦いをかっこいいまま見せるって……そりゃなあ!

 伝説と現実を行き来しつつ、やがて作中にて伝説と現実が一体化する構成。最初、宝塚ばりだったGACKT周りの世界観がどんどん現実に寄って行って最後は都庁にたどり着くのは、予算の都合でショボくなってるんじゃなくて、伝説が現実に寄っていく演出でしょう。予算の都合も無いわけじゃないとは思うけど、これはむしろ演出に合わせて予算を美味く調整していると思いたい。階級闘争に革命に戦国絵巻、アメリカに叛逆の黒人文化をテーマとしたブラックパンサーがあるなら、日本には叛逆の埼玉がテーマの翔んで埼玉があると堂々と言えるクオリティと方向性。日本もまだまだ頼もしいな!

 昨日言ったとおり、明日少し、旅に出る予定です。旅行に出る際、用意できる時は予約投稿で対応していましたが、今回は予約投稿は使わず更新をお休みさせていただきます。

 まだちょっとやらなければいけないこともあるし、今日の予定は翔んで埼玉で崩されたなあ……。
 更新できない申し訳無さはあるものの。悔いは、無い。