きみあるアニメ版感想~その2~

「ところでコイツを見てくれ。どう思う?」
「すごく、夢お嬢様がヤヴァいです……」
 ちょ、ヒロイン最後列って。主→執事→夢お嬢様という主従関係の革命ともいえる並び方。揚羽様の位置に居れば姉妹三人が揃うのに、あえて最後列な夢お嬢様にシビれもしないしあこがれ無いー!! 
 普通にヒロインなのに、すごくシナリオ削減の足音がヒタヒタと。頑張れー夢お嬢様。シナリオカット&ヒロインで唯一パッケージ未出演の憂き目に合っても、有名になった先輩だっているんだぞ。こんな風に。佐藤さんは、時代を先取りしすぎたんです……

 毎週感想書くっていって、おもくそサボって4話まで来ちゃったんですけどね。墓場鬼太郎に夢中で忘れてました。
 まあ、言い訳ってワケじゃないんですけど。2話~3話は原作まんまなので、あんまツッコむとこもなかったんですよね。OP後半と、クオンジフラッグのお話で。でも原作通りでも揚羽さまと小十郎は見てるだけで楽しいぜ。
 揚羽さまは実は今まで浅川or神代の同一人物南斗星コンビが演じてたんですが、アニメとコンシュマーでは田中理恵さんに変更されてます。これはしゃーないですけどね。メインヒロイン二人を演じるわけにはいきませんし、田中さんの揚羽さまもいつもどおりに揚羽さまなんで。問題なし。

 第四話はオリジナルの海外渡航話。南の島ですよ、南の島。さすがぶるじょわじー、近所の砂浜とか、猿島もとい烏賊島とかじゃない辺りスゲエぜ。
 三千院様も来ている執事の穴での修行シーンはまさにカオス。中の人繋がりで説明するなら。
「なってないと師匠に叱咤されるドモンの後ろで、『俺の勇気が潰える……』とファイガーな勇者王がへこんでいる。二人を見守るのは三千院家のぱーぺきメイドのマリアさん」
 俺も何を言ってんだかわかんねー、ただ恐ろしいものの片鱗をレベルのカオス。誰か、ポルポルを呼んで来てください。代わりに、未有さんに惹かれてやってきたベアード様は帰ってくださいね。

 お姉ちゃんは言っていた。来週は総集編だって。
 鳩の華麗な次回予告でのジョークは置いておいて、次回はベニ公メインのお話らしいですよ。ベニ公が出てくると、福本やシグルイのような血生臭いネタが使われる可能性が大。
 ……すごく、雅が足りないネタ元です。

なんでこんな腫れ物的なネタをわざわざ

Fateのアーサー王の扱いとか見て英国の人はどう思うんだろうか?
 いやーだって伝説的国民ヒーローが、ニートの食いしん坊キャラですよ?
いつタイプムーンで英国人による、スペイン宗教裁判が開かれてもおかしくない状況。

でも正直な話。アメコミに比べればFateなんか優しいモンですよ。

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久々に替え歌ー(大戦編)

三国志大戦で替え歌やるけどいいよね? 答えは聞いてない!

Help Me KJAAAAAAAAA
(元歌はビートマリオ氏の「Help me, ERINNNNNN!」 同人ソングだがカラオケにもあります。知らなきゃコレでどうにか)

あぁ、どうしよう!? 激しく削れた城ゲージ
私の城ゲージ 劣勢の城ゲージ
もう、早く行け! 後一歩で落城この場面
あなたを呼ぶサイン 高順!あなたへのサイン
「高順! 高順! 助けて!」今日も聞こえてくる
一揆貫徹 計略使い落としに行こう
呂布軍の武将達は いつも脳筋
ほらまた誰かに 呼ばれてるよ

(高順!高順!助けて高順!)×2
さぁ行こう!

「高順!高順!助けて!」今日も叫んでみる
武力30 専用計略の力 
呂布・張遼二人は まだ帰ってこない
騎馬が来た 壁についた ヤラれちゃうよ

(高順!高順!助けて高順!)×2
早く来てー!

さぁ、助けましょう! 赤く染まった城ゲージ
あなたはばくち打ち 破滅的陥陣営
ほら、急がなきゃ! 強く押し込んだボタンは
計略出すサイン 高順!私へのサイン

あぁ、どうしよう!? 激しく削れた城ゲージ
私の城ゲージ 劣勢の城ゲージ
もう、早くして! 強く押し込んだボタンは
計略出すサイン 高順!あなたへのサイン

さぁ、助けましょう! 高く振りあがるあの腕
あなたはばくち打ち 暴虐陥陣営
ほら、急がなきゃ! 削れきった城ゲージは
私を呼ぶサイン 高順! 助けて高順!

おまけ
袁紹軍のシラーッケ
(元歌はドロンボーのシラーケッ。知らないなら無料放映のヤッターマンを見よう!)
もうこんなに有名よ袁紹軍よ
全国優勝よ モテモテよ
袁紹 顔良 文醜(ブサメンって言ったの誰だ)
頑張ってるわ(ホイ) 頑張ってるよ(ハイ) 曹操なんかはなんのその
(ど~れ、修正だべ)
あーらまたイヤね SEGA様ね
使用禁止でこれまでね チャーキ(シラ~)

この話はフィクションです。フィクションだってばよ

クラー軒さんのところにSS贈ってみたよ」
「ふーん。珍しいな。で、どんなSSよ」
「ゾフィー兄さんとギャレンと裁鬼さんとキャンサーが仲良く出てくるSS」
「それなんて嫌がらせ!?」
「俺も、正直怒られるか笑われるかだと思ってた」
「『笑える』じゃなくて『笑われる』がミソだな。人に贈るもんでそんなギリギリ路線のモン選んでどーするよ」

「最近のライトノベルを知る為に、本屋に行って来ました」
「なるほど。オリジナルSSを書くならば、流行の研究は必要だな」
「俺の中でのライトノベルはスレイヤーズとオーフェンで止まってるからね。あとあかほり」
「何年前やねん、ユーの頭の中は。そんな人間がラノベ気味のオリジナル書こうとしてたんか」
「ああ。だからいい加減、俺も今の流行を学ぼうかと」
「……」
「流行って言葉だけじゃないな。やはり、多種多様な作家さんの手法を学ぶべきだと思うんだよ」
「……」
「それに、他の作家さんのアイディアは刺激になるしな。盗作とかインスパイアじゃなくてだ。わかっかなー」
「前置きはいいから、何を買ってきたかいいなさい」
「いやー気がついたら廉価版の変態仮面買ってた」
「おまえこれ以上ニッチな方向行ってどーすんだ!」

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近世百鬼夜行~十二~

 わきあいあいと騒ぐ子供達を乗せ、幼稚園バスは一路牧場へと向かっていた。
 みんなで楽しいお歌を歌い、レクリエーションでおおはしゃぎと、遠足らしくいい感じで盛り上がっている。途中、席を立つ子供をいさめたりしながら、何事も無く無事にたどりつけそうだと、新人保母の、岬は一人安堵した。
「そう不安がらなくても大丈夫さ。今日は、かなり良い感じだ。バスに酔う子もいないしね」
「ははは、子供達より先に、私が酔っちゃったらどうしようとか、考えていたんですよ」
 一緒に引率している、ベテランの保父の安田と、笑いあうぐらいの余裕も生まれた。
 バスはいよいよ危険な崖道へと入る。くねくね曲がっている上に、道も細く、車の通りも多いと危険際まり無い道だが、通らなければ目的地へは着かない。
 安田が改めて子供達に席を立つなと、注意しようとした時、ガクンとつんのめるくらいの勢いで、急にバスが加速し始めた。安田がもんどりうって倒れ、子供達の何人かが席に頭でもぶつけたのか泣き始めた。たちまちバスは泣き声に包まれた。
「運転手さん! 運転手さんー!!」
 岬は運転手の名を連呼するが、反応が無い。仕方なしに、捕まりながら、それで迅速に、彼女は運転手の元へと向かった。早くどうにかしなければ、崖から落ちてしまう。
 運転手は、寝ていた。一見それほど穏やかに見えたのだ。しかし、幾ら呼びかけても、返事が無い。あまりの平穏さに騙されていたが、白くなっていく肌を見て、もしやと思い脈を取ってみると、脈は無かった。
「し、死んでる?」
 ならば身体をどかしてアクセルから足を離さなければと、動いた岬の体が注に舞う。身体はそのまま、フロントガラスを突き破り道路の外に投げ出された。
 血まみれで地面に這い蹲る、岬の目に映ったのは、トラックのフロントを半壊させ、崖下に落ちようとしている幼稚園バスの姿だった。バックガラスに、子供達が集まっている。個性豊かな子供達が、全員一丸となって訴えかけるのは、ただ助けての一言。岬は、手を伸ばす。どうにもならないのはわかっているのに、彼女はどうにかしてあげようとするが。
 バスは崖下に転落した。
 バスと衝突したトラックを避けようとした車が、壁面に衝突する。壁面で爆発した車を避けようとしたバイクが、崖下に転落する。負の連鎖が起こり、崖道は瞬く間に阿鼻叫喚の地獄絵図と化した。
 絶望と無力感と痛みに引き摺られ、岬の意識が薄弱とした物になる。
 ふと、目に入ったのは、二人の黒衣の人間の姿。幽鬼のごとき姿で、事故現場を見下ろす姿は死神か。ならば何故こんなことをしたのかと、子供達を何故殺したと、死神を呪いながら岬は意識を失った。

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